「間違ってます。」
2002年07月17日(水)
そこにロマンはあるか?
■エルコンドルパサーのご冥福を、心よりお祈りします。
私は競馬ファンというわけではないのですが、旦那様が好きなんですよ、お馬さん。 新婚旅行も、私はハワイに行きたかったんですが、旦那様が頑として譲らず、フランスに行ってきました。 凱旋門賞です。エルコンドルパサーが走り、二位になったあのレースです。 あちらの競馬場って、馬道が地上にあるんですね。ほら、日本の競馬場だと地下にあるじゃないですか。 で、その日、私は馬道のすぐ傍に陣取っておりまして、間近で馬を見ることができました。 秋の日差し。 枯葉色の景色の中、芝が対照的な眩しさを放っていました。 そこへ向かう世界最高峰のサラブレッドたち。 『なんという美しい生き物だろう』 それはまさに圧巻でした。 ここへ来てよかったと、心から思ったものでした。 そんな経緯がありまして、かの馬の訃報は、私を悲しくさせました。 三世代とはいえ、その血を残せて良かった、と思いました。 で、話は少しそれますが、旦那様はシルクホースクラブの会員だったりします。一口馬主ってやつですね。 旦那:「これで今年買う馬が決まったよ。エルコンドルパサーの仔を買う」 私:「子供に夢を託しますか」 旦那:「・・・・・・」 私:「?」 旦那:「いや、死んだ馬の仔は走るって言うから」 ・・・そこにロマンはありますか?
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