う〜ん.
10月て!!...
もう秋. 夏ってどこいっちゃったのかしら. 夏は完全に俺をシカト. なんてこったい. そうねぇ,まぁいいけど.
なんてこったいで思い出しましたが,自分は朝の通勤ラッシュをなめていました,なめきっていました. 仕事初めて研修中の時は,出社時間が早かったこともあり,足の踏み場もない電車によく乗っていましたが, 本格的に仕事が始まってからは出社時間が遅くなったので,ガラガラとまでは行きませんが, 自分の場所を確保できるぐらいの電車で毎朝通っていたのです. ところが,今日は年に2度ほどある朝礼があったもので,朝早くに出社しなければなりませんでした. そこで,連日の疲れも押し切って早起きをし,会社に向かったわけです.
駅に着き,ホームを見れば気持ち悪いほどおやぢおやぢおやぢ,そして俺. なんとも言えぬ,あの空気. 電車の外から見える,「お前それ,コントか!」と言いたくなるぐらいガラスにへばり付いたおにーさん. そして思い起こされる研修期間の日々. 誰かのでっかいボストンバックが俺の脚の踏み場を無くす. ラッシュの乗り方をすっかり忘れている身体は,もう電車の揺れになされるがまま. あっちの人に寄りかかりこっちの人に寄りかかり. あらららら....あらららら.... 目の前には青ひげのおにひさん. ひぃぃぃぃぃー
しかし,降りる駅では人は降りる. そして神は舞い降りた. 近くの席が,,,空いた!
慌てた素振りを一切見せない,スマシタ顔をしながら大慌てでイスをゲット. うひー快適このうえない. まだ降りる駅は当分先. 適当に寝ていよう.
あぁそろそろ降りる駅かな,次かぁ. ま,もうちょっと座ってよう. あぁそろそろ着くなぁ,さて席立つか. いやもうちょっと. この駅は結構人降りるからその人の後に続けばいいや.
そしてドアが開く. なんの動きを見せない車内. ピクリとも動かない男たち.
ま,まさか....いやいやいや,ないないそれはない.誰かしら降りるって.
やばい,まじで誰も降りやしない. こうなったら人を掻き分けて降りるしかない. 対面のドアに出るくらい,がんばれば行ける! そしてこうも民に言い放った. 「すいません,降りまーす.」 と同時にドアの外から大波が押し寄せ,見る見るうちに奥の方へ奥のほ〜へ・・・・・
満員電車の中心で叫んだ愛は,誰にも届かなかったようです.
|