ディリー?闇鍋アラカルト
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2003年01月08日(水) なるみ農園の食事

 正月には弘前市のなるみ農園に滞在していた。
 なるみ農園はおいしい林檎でサイトの皆さんにも既におなじみだ。
 パソコンを持っていないから、僕がその橋渡しをした。
 パソコンを持っていないので、当然掲示板の書き込みも出来ない。けれども、サイトの記事の食生活の部分は読んでいる。プリントアウトしたものを持っているのだ。そして、適温調理の本も僕が紹介したので持っている。
 台所には適温調理用のはかせ鍋があるけれど、その他に段ボール箱が3つあった。中にはソフトプラスチックや布などの断熱材がはいっている。つまり、鍋をこれに入れて適温調理をするわけだ。
 カボチャの煮物は適温調理でしてある。煮物は殆ど適温調理だ。砂糖を入れてないのに十分甘い。同居しているYさんが「適温調理だと子供たちも野菜をおいしいと感じてくれる事が多いんじゃないかな。」と言った。野菜を嫌いにさせる原因の一つが調理のまずさにあるのだと僕も思う。
 御飯は玄米豆御飯。圧力鍋でおいしく炊けている。ひじきもはいっていた。
 豆は自家農園産で当然無農薬。夏に行った時に、僕も付いてた青虫をブチブチブチ。
 蕪と大根の漬物も自家製。野菜も多くは自家栽培だ。
 バレンタイン博士のバランス食の理想をかなりの程度で実現している。尤も、おかずが数品あるので一汁一菜豆御飯というのとは違うけれど一汁一菜でなくてはならないなんて事もない。

 農園主は十数年前胆石の手術をして、胆嚢がない。僕よりも背が低い(167cm)のに、70kg以上の体重があった。今は検査の数値は全て正常になっている。体重も現在では理想的になってきている。

 僕は大学をやめて、津軽を出てくる時、反対され、理解されなかった。「あなたたちに僕の考えを理解するなんて出来ない!」と憎まれ口をきいた。それから十年以上ギクシャクした関係が続いた。というより、関係の糸は細いものになっていた。 
 今は、あの時の自分が理解させようとする意志も力も未熟だったのだと思う。
 なるみ農園の食事がそれを教えてくれる。

 関東に戻って、「あのレベルの食事を普段しているなら、摂食障害者の合宿などにも推薦できるね。僕の食事は安さ優先で手抜きが多いから、僕の食事よりも内容が良いくらいだよ。」と電話した。このサイトとも協力的な関係が出来る事だろう。


いなっち |MAILHomePage

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