ディリー?闇鍋アラカルト
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2003年01月31日(金) 東大卒の彼との会話

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 朝早く?電話が来た。東大で水の研究をしていたMからだ。
 Mは只今家庭教師をして収入を得ている。東大卒なら一流企業にはいれるんじゃないかと思う人がいるかも知れないが、彼はそういう道を選ばなかった。大体、一流企業と世間で評価されている企業というのは、図体が大きく金儲けの才に長けているという事を意味しているようで、それが社会や人類という視点からはどのような意味を持つのかについて考えられる事は少ない。
 自分自身の理想が、大企業の中で実践できる例など多くはない事だろう。
 彼Mも、大企業を選ばなかった。彼は東大にいても異色の人であったと思われる。
 さて、僕は大卒などという肩書きは重要じゃないと考えているので、東大卒という事にも価値を置かない。Mは東大卒業という事を証明書と考えているようだった。その人の実力というのは、実際に実験でもやらせてみれば分かる事だから(二人とも理科系なのでこういう見方をしたりする)証明書は必要ないというのは僕の言い方だったけれど、それを認めつつ彼はその実験している所を見ても判定出来ない人に手っ取り早く納得させるに証明書は役立つよ・・とも言う。
 「東大卒ってどんな事を意味しているかなあ?」
 「受験で良い成績をとる為に、難しい問題は後回しにして簡単な問題を先にやる事というのが染み付いているから、東大卒の官僚はその行動パターンがどんな局面でも出てくるんだよね。だから、政治の先送り体質とかね・・・」
 「僕は、自分から問題点に気付こうとする事より、与えられた問題を出題者の意向に沿うような答え方をする体質も感じるな。」
 「そうだね。」


いなっち |MAILHomePage

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