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■ つぐない
タイトルの映画を見た。 原作は「贖罪」という小説。
姉と想い合う青年に仄かな恋心を抱く妹が 偽りの証言をして青年が犯人とされてしまい捕まる。 その後戦線に出て あと一日で本国に帰れるというのに敗血症で亡くなってしまう。 帰ったら必ずまた彼女と再会すると楽しみにしていたのに。 亡骸の手には彼女からの手紙の束が。
戦争が始まり姉が看護婦となり、 絶縁されても姉の姿を追いつつ 妹も学問の道を離れて看護婦になる。
少女の気紛れな気持ちの過ちで 大切な人達の人生を変えてしまった事の重大さに 大人になって気付き、 その想いと事実を著していく。
彼女の瞳の深さにその悲しみと自責の念が込められている。 美しい姉に憧れる気持ち、 そして青年への想い。
彼の自分への想いを確かめる為に川に飛び込み 助けて貰った場面がある。
嬉しくてありがとうと言う彼女に対し、 ふざけるな、二人とも死ぬところだった、 と本気で叱る青年の様子を見て 自分への愛は姉へのそれとは違うことを知る。
田園風景を背景とした、ガラス細工のような少女の姿が美しい。
2009年09月03日(木)
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