みかんの日記
みかん



 校則の思い出

校則が厳しいと書いたが
本当に事細かに決められていた。

髪は眉に届けばピンで止める。
肩に届けばゴムで二つに結ぶ。

パーマ、カール、髪染めは禁止。

スカートの丈は膝まづいてスカートが床に届くくらい。
鞄の幅をつめない、などなど。


週に一度は風紀検査があった。

今ならば「プライバシー侵害」だと
生徒や保護者から訴えが起こりそうなほどの検査だった。

鞄の中はこまなく検査される。
勉強のもの以外のもの、
雑誌や漫画、ファンシーグッズ、レコードなどは没収。


幅を細くしようと水に漬けたりして細工された鞄には
容赦なく分厚い木片が底にはめ込まれる。

スカート丈を長くしている子には
即風紀の怖い先生に長時間説教され、
カールやパーマの恐れのある子は
保健室に連れて行かれ、髪を水につけて更に検査。

こんな面倒なことを掻い潜ってまでして
おしゃれにしたりする気力は全くなかったし
「いい子」でいなければならない自分にとって
それに違反しないキャラクターになっていた。
一番面倒な髪は伸ばして無難な三つ編みに。

学校の帰りにお店に立ち寄ることも禁止されていて
I袋のパルコの地下などには先生が時々見張っていたらしい(^_^;)
まれに見つかって先生に捕まり、注意を受けた友達がいた。

自分はそんな危ないところは寄らず、
地元の沿線の地味なあんこやさんにお友達と寄ったことがある。

当時の自分としては精一杯の
そしてささやかな抵抗だったのだろう。






2010年09月05日(日)
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