Turn, Turn, Turn
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| 2002年11月18日(月) |
生/Sigur Ros"()" |
僕は世界の真ん中に立っている。
ここには「人工」は何も無い。ただ、ただ、僕自身の塵のごとき小ささをこれでもかとばかり知らしめようとするばかりの、だが優しい自然(自ら然る)が鳴っている。意味は無い。意味をつける必要が無い。ただ、贖えないばかり。
赤子は、母の体内からこの世に産まれ落ちる時、大きな泣き声をあげるね。それは、哀しくて? それとも、嬉しくて?
母体の中で、遠い前世の記憶が次第に薄れていく。誰か、誰かの涙が、記憶の先に見えるが、それが白色に塗りつぶされるように薄れていく。すべてを知っていたのに、産まれる瞬間、それを忘れる。忘れることができる?
そして、再度、始まる。
君をこれから待っているのは、素晴らしい世界だ。最高の世界だ。きっと。怖いかな? 怖くなんか無いよ。君は君で、死ぬまでそこは世界の真ん中。君の居る場所が、君にとって世界の真ん中だ。
そんな音楽。
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