| 雑...白狐 |
- 2004年06月06日(日)
飛び交う言葉を 疑いというハンマーを振り下ろし
叩き落し 砕いていく 真実さえも 砕いて
苦しみという 矢を放ち 人の心を壊していく
残るのは 砕かれた破片と壊れた心
重ねるごとに 痛みは薄れ 血が減っていく
右手にハンマーを持ち 左手に矢を持った鬼が作られた
欲しかったものを 探し彷徨い続けている内に
心は鬼になり 欲しかったものさえ忘れていく
持っている者を 羨む事は要らなくて
持っていない事を 嘆く事も要らなくて
産み落とされた時に 無かった。
ただ、それだけの事
探すのに ハンマーと矢は必要だった。
ただ、それだけの事
そして 自分の欲の為に
たくさんの被害者を出して来たという事。
目を閉じれば 心を閉じれば
関わらなければ
これ以上 何も起こる事は無いのだろう
凍らせ 笑え
風のように 形無く過ぎてゆけ
何処にも残らず 何処にも見つからず
過ぎてゆけ
笑い 過ぎてゆけ
...
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