ぐら、靴を履くときに「みぎあしさーん、ひだりあしさーん」と歌いながら履いている。「右足はどっち?」と聞くと「こっち」とほぼ正確に答えている。左足も然り。 といってもこれが左右の概念がちゃんとわかっているわけではないんだろうなと思う。日々観察していると、このぐらいの子供の記憶力は恐ろしいものがある。忘れるってことは年をとればとるだけ獲得する能力なのかと思うほど。だって、そりゃ、脳みその中はまだ空のところが一杯あるんだもんなあ・・・・かつて一時期流行った「ウオ−リーを探せ」という絵本。ご存知ですか?これがうちにはあるんだけど(もちろん子供用に買ったものではありません。もともとあったもの)あのごちゃごちゃのページの中から瞬時にどのページでもウォーリーを指し示す。もちろん一番初めに開いたときはぜんぜんなんだけど、どこにいるか覚えてしまうと忘れない。車の名前もよくぞまあと親が思うほど覚えている。きっと「うちの子、賢いかも」なんて思っちゃうぐらい。
でも、実際は覚えることってのはこのぐらいの子供にはとても簡単なことなんだろうなあとも思う。よく円周率を下100桁いえる子供とか、JRの駅名を東京から大阪まで言える子供がテレビに出ていた。自分の小さいときだって驚くほどの車を覚えていたらしい(実母談)でも目に見えたりするものに対しての「名前」は覚えられても、「左」と「右」が靴だけではなくて、手にもあるし、手袋にもあるし、方向にもあるし・・という汎用性のある概念なんだということが理解できるのはまだ先なんだろう。
というところで本日のオチ。靴を脱いでほうりっぱなしだったのでぐらに「靴ちゃんと並べてね」と言っておいて家事をしていた。あとで、ちゃんとそろえたかなと思って見に行くと・・・・なんと、どう思います。左右反対?いやいや、なんと縦に右の靴を先に、左の靴をうしろにくっつけて並べていた。思わず笑っちゃったのと、その発想の自由さに感心した次第でした。子供の発想に戻れ・・とかなんとか聞く言葉だけれども、すでに「これはこうするもの」という考えが頭に染み付いてしまっている大人にはなかなかできない芸当でした。確かに並んでいるよ。ぐら(笑)
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