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■ ダイ・アナザー・デイ サントラ発売 その2
本国でのロードショウが来週なので、輸入版でサントラを入手できるというわけです。 音楽担当のデビット・アーノルド、代表作は「インディペンデンズ・デイ」だからまあ、そういう評価の作曲家ですね(^^; ボンド映画担当のなり染めは、ボンド映画の主題歌集のトリビュート・アルバムの製作がきっかけで、というもので、キャラ事典作ったら目に留められて、小説版ボンドの公式作家になっちゃったレイモンド・ベンソンとそっくりです。
だから出来上がった作品はどちらもパロディ世代の必殺技「オマージュ」です。
いままでジョン・バリーの模倣で切り抜けてきた、アーノルドも「なんやこいつ自分の音もってないやん」って評する人たちも増えてきて、今回のサントラが、正念場となるだろうと思われてました
・・・・が、 逃げられた! まんまんと(^^; のっけかせビル・コンティ風ではじまり、過去に10周年記念総集編映画があったように、40周年総集編サントラで逃げ切ったんですね。
しかも、後半クライマックスは 「老いても創作意欲は枯れるどころか益々お盛んなジョン・ウィリアム」といわれた、「ファントムメナス」のダース・モールVSクワイ=ガン、オビ=ワン師弟コンビの最終決戦の曲をまんまぶっこいてきた。
根本的にアーノルドってメロディが作れない、作らない作家なのかな、一通り流すとそこそこいいけれど、一曲だけピッアップして聴くと、ぜんぜん聞けたもんじゃない。 多分理由は、今まで体験したカッコイイ・フレーズは引き出しにいっぱいあるけれど、いざ作るとなると、ただそれを羅列するだけという、いかにもパロディ世代の作法だからなのかな。
今回主題歌を作曲できなかったからという声もあるけど、作曲した主題歌をゼンゼン生かせなかった前回もあるしね。
絵にかぶさると、いいものに成るのかもしれないけど、メロディが心をつかむ「耳で見る」映画の側面がボンド・サントラから消えるのはさみしいなあ。
2002年11月17日(日)
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