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■ ベン゛ベンのおぢ・・・お兄ちゃん
と、言うわけで「劇場版・新八犬伝」と「新八犬伝辻村ジュサブローの世界」を見たのですよ。
べんべんの主題曲が耳から離れません。 べんべんのおじ・・・お兄ちゃんの坂本九ちゃんの語りの名調子が(;´<`)ノ
日本で初の、日本人形によるテレビ人形劇で、人形浄瑠璃の手法を人形劇に日本人形とりいれたもので・・・・つまり人形に歌舞伎の見栄を切らすということで。
この錦絵風の人形。能面もそうだけど、光の当たりぐあい、顔の些細な傾け方で、喜怒哀楽のすべての表情にみえるのはすごいというか、すごいなあ。
子供にとって、なんか解らなくてもすごい世界、大人になったとき、ああとわかる日本人の怪しげな世界、今はこっから先は行ってはいけないと、体で解らせる世界という意図があって・・・というか、TV版の方が妖しさが満ち々ていますね。
ったく三本だけ残して、フィルム焼却なんかしやがってNHK
劇場版の方が純粋に子供向けにリメイクした人形劇って感じ。 業深い女の怨みを排除して、活劇にしたからかな。 八つの玉が飛び散るところもTVじゃオプチカル合成まで使ってるのに、映画の同じシーンはビー球を割り箸に貼り付けてるだけ・゚・つд`)ノ@
「新」八犬伝においては、一人の女・玉梓の、因果が巡る三代に渡る復讐譚が主題だからなんかすっきりしないものが残る。最終回なんかも、見方によっては、八つの玉がそろって玉梓が昇天させられたのではなく、そろった八犬士を、もとの犬の姿にもどして、里見ゆかりの者から奪い去ることができたから成仏したとも、とれなくはないかも・・・・。
辻村氏とオーケンの対談は・・・・ すべての諸悪の根源は、不用意な里見城主の一言が問題なんじゃねーか。 伏姫がようは犬と交って子供をうんだんですよね。 ああ、おまいら、ほんとに誰もがツッこむところを・・・ ジュサブロー氏は70は超えてるのに元気ですね。 今、新八犬伝が復活しないかの問いに 脚本の石山さんも、語りの九ちゃんも、亡くなってしまったしとは・・・
フィルムがないことは、つっこむ前に釘さされたみたいですな、NHKに。
ほんと哀れなのが金丸大介・・・上司の失言の責任取らせて詰め腹切らされるまでの物語か、新八犬伝!
しかし舟虫姐さん、いいなあ。 全三巻のノベライズくらい復刊してくれないかNHK どうせ焼却して、手元にはないことは解ってるけどな、NHK!
2003年03月30日(日)
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