気づけば夏ももう終わりで。 朝夕はめっきり涼しい季節になった。 7月8月はほんまにあっという間で。 あたしの中に何か残ったのかとさえ思える。
大学時代。ずっとサークル一色やったあたしにとって。 夏と言えば。グランドを走って汗を流して日焼けして。 疲れまくった後で仲間とごはんを食べてしゃべりまくる。 そんな夏が定番で。体にも馴染んでた。
それが今年の夏はどうやろう。 朝から晩まで冷房の聞いた室内で働き。 運動なんてするヒマはほとんどなかった。 動かない体は。すべてを燃やすことを忘れてしまって。 ただ仕事一色で退屈な日々にうんざりしてた。
人は堕落していける。そう思った。 別に今の生活を完全に堕落だと思うわけじゃない。 あたしはがんばってる。しんどいけど負けてない。 今の状態ががんばってないなら。何ががんばってるんだとさえ思ってる。
でも。あたしはそんな日常の中で時々悲しくなる。 もうあの頃みたいに。何もかもを忘れて。 たったひとつのことに。熱く熱くなれることはないやろう。 大好きな仲間がいて。夢中になれることがあって。 心の底から笑って泣いて怒って。感情を燃やせる。 そんな日々がこの先あたしに訪れることはないやろう。
あたしは幸せすぎた。そう思うと泣けてくる。 嬉しくて悲しくて。満たされて切なくて。泣けてくる。
ねぇそうる。「今」という時が永遠じゃないのは。 あの頃のあたしにしたって。十分すぎるほどに分かってたはずやのに。 そのほんまの輝きとか重みとかを知るのは。どうして過ぎてからなんやろう。
あたしにとっての「夏」は。色褪せない「夏」は。 きっと大学で過ごしたあの「夏」やろうと思う。 オレンジ色の太陽。土のにおい。むせるような熱。 そのすべては。もう二度と味わうことのできん宝物たち。
ねぇそうる。あんたはどう思うやろうね。 あたしみたいに過去に浸って。泣けてきたりはせんやろうけど。 それでもあんたも。あの夏を恋しく思うことはあるはず。
戻りたいね。戻って2人でまた過ごしてみたいね。
↑それだけで幸せになれる自分が。ちょっと誇らしい。
*ひとりごと* かーなり久しぶりに3日分ほど更新しました。 変わらず読みに来てくださる方がもしいたら・・・ ぜひお話しましょう☆BBSでお待ちしてます☆ |