ねぇそうる。あんたと会えない週末。
あたしは今日は。昼過ぎまでぐうたらしてた。
最近は忙しくて。家のことが全然できてなくて。
洗濯物はたまってたし。部屋も汚かったし。
やらなあかんなぁと思いつつ。ごろごろしてた。

そしてそんな時間の中で。気づいたことがひとつ。
あたしって。ええかっこしぃなんかもしれんけど。
自分１人で住む部屋や生活に関しては。
そこまでちゃんとしようと思わんのかもなぁってこと。

いやもちろん部屋だってキレイな方がええとは思うし。
家のこともちゃんとやらなあかんなぁと思うけど。
どうしてもめんどくさい気持ちが先に立ってまう。

だって。寝転んでる方がラクやもん。
洗濯物がたまってても。部屋が汚くても。
多少不便ではあるけど。別に死んだりせーへんし（苦笑）。
でも寝不足はいかん。心身の危険につながる（苦笑）。
そんな屁理屈を並べて。ぐうたらしまくり。

でもね。そうる。あたしが思い出したのは。
あんたと一緒に生活してたときのこと。
あの時のあたしにしても。たいがい忙しかった。
卒論書き上げて。国試の勉強もして。やることいっぱいやった。
でも。そう言えば家のことは全部ちゃんとやってた気がする。

なんでかって言われたら。それはもちろんそうる。あんたがいたから。

あたしってたぶん。もともと尽くすタイプなんやと自覚してるけど。
そうる。あんたが帰ってくると思ったら。ほんまにいろんなことをがんばれた。
疲れてるあんたに。ちょっとでもリラックスしてほしかったから。
自分が疲れてても。ごはんを作ったし。部屋の掃除もしたし。洗濯だってした。

でもそれは今みたいに。よっこらしょって思わなやれへんことじゃなかった。
ちっとも苦痛じゃなくて。むしろ喜びやった気がする。
ごく自然に生まれてくる「やりたい」っていう気持ちがあったから。
あんたのために。何かをしたい気持ちがあったから。

ねぇそうる。めっちゃ単純なことなんやけど。
あたしはあんたが笑うと嬉しいし。あんたが心地いいと幸せに感じるから。
たぶんあたしの近くにあんたがおったら。あんたをそうさせるために。
普段１人やと苦痛な「ちゃんとする」ってことを。自然とがんばれるんやと思う。

こんな小さなことでも。あんたがおる方があたしはやっぱりいい状態になれる。
そして。こんな小さなことがいっぱいいっぱい積み重なって。
ねぇそうる。あたしはあんたと過ごせば過ごすだけ。
知らん間に。どんどんよくなるんやと思う。

あぁ。「好き」の威力って。ほんまにほんまに果てしないんやね。