眠れない夜。空には三日月が浮かんでる。 あたしの心には。そうるが浮かんでる。 優しくて淡い月の光。夜を透明にする光。 あたしの心も。浄化してくれたらいいのに。
もういろいろ考えすぎて。ほんまに考えすぎて。 いいことも悪いことも。考えるのに疲れた。
突き詰めたところあたしは結局。 やっぱりどうしてもそうるが好きらしい。 どうしてもそうるを諦められないらしい。
それならそうと伝えればいいのに。 あたしの中には変な意地が残ってる。 素直じゃないあたしの。わずかなプライド。
あたしは悪くない。どこかでそう思ってるせい。
だって揉め事の始まりは。いつだってそうるの浮気性に関係する。 あたし1人じゃ満足してくれんくて。他の男に走る性癖。 そりゃそうさせる魅力不足なあたしにも問題はあるんかもしれんけど。 それにしたって。こじれるのはいつもそうるがよそを向くからや。
それやのに。なんであたしがいつも悩んで。解決方法を考えて。 我慢して。折れて。許して。1人でがんばらなあかんのよ。 そのあげく。大事に積み上げたものを崩されるとか。 ほんまにちょっとどうにかしてくれって言いたくなる。 あんたいったい何様なんよって言いたくなる。
これは全部。王様気質なそうるに惚れたあたしの責任やろうか。
たぶんもっと簡単に考えればいいんやと思う。 好きなものは好きで。もう開き直ればラクなんやと思う。 自分が心の奥で感じるものを1番大事にして。 愛しい気持ちを伝えればいいんやと思う。
でもやっぱり。それが認められん自分がいる。
ええやんか。もう。 考えすぎるのはあたしの悪いクセ。 頭より心を大事にしたらいい。 抱き締めたいやろ。くっつきたいやろ。 それならそうしたらええやん。
なんでやねん。あかんって。 いつもそうやって流されてばっかりやん。 好きやからこそちゃんとせなあかん。 なぁなぁにしてもたらあかん。 しんどくてもがんばろうや。
まるで天使と悪魔の囁き。 あたしの中に渦巻く2つの感情。 正反対やけど。どっちも自分。 右へ左へ。簡単に揺れる振り子。
あぁもう。どうしたいねんあたし。
↑久しぶりに本気でむかついて。大声で文句を言ってしまいました・・・。 |