もう泣かないんだ。 もう決めたんだ。 もう振り返らないんだ。 もう顔を上げて前を向くんだ。
負けたくないんだ。逃げたくないんだ。諦めたくないんだ。 時間はかかったけど。やっと心からそう思えるようになったんだ。
久しぶりに過去の日記をパラパラ読み返した。 懐かしい大学時代にトリップしながら。 そのすべてが自分の書いた文章であるにも関わらず。 あたしはちょっと。いやだいぶ笑ってしまった。
あぁ。なんてまっすぐに。あたしはそうるを愛してきたんやろう。 そう思ったら。あほみたいやけどあの頃の自分を愛しく感じた。
学生時代。あたしはほんまにそうる一色やった。 寝ても覚めても。仲良くしてもケンカしても。 ひとつひとつの出来事を噛み締めて。ほんまに大事にしてきた。 今思えば小さなことでも。全身で喜んだり悲しんだり。 ほんまにちっとも手を抜かずに。この愛と向き合ってきた。 だからこそ。あっちこっちぶつかって傷だらけになったりもしたけど。 そんな傷を癒すあったかいものだっていつも簡単に見つけられた。
昨日より今日。今日より明日。毎日どんどん君を好きになる。 この想いに果てがないように思える。それが幸せで。それが怖い。
そんなことを書いてたあたしが。今のあたしを知ったら。 こんなにも足踏みして。背を向けてるあたしを知ったら。 きっと悲しむと思う。そしてきっと怒ると思う。
だってこんな未来のために。あたしは歩いてたわけじゃない。
ねぇそうる。あんたがあたしを裏切ったことも。 それを知って。あたしがあんたを裏切ったことも。 あたしはね。目を閉じて。耳を塞いで。忘れてしまいたかった。 なかったことにしたい。今でもそう思ってる。
でも。そうやって逃げるのはやっぱり卑怯やと思う。 背を向けるのは簡単やけど。そんなふうに終わりたくない。 どんなにしんどいことでも。やっぱりあたしは向き合いたい。 だってあんたとは。ずっとそうやってきたんやから。
許すことはきっと難しい。乗り越えることもきっと難しいと思う。 でも。一緒に抱えていくことはできるんじゃないかな。 1人で抱えるのは難しくても。2人ならどうにかなるんじゃないかな。
ねぇそうる。お互いの弱いとことかずるいとことか。 ほんまのほんまに嫌やけど。向き合ってみようよ。 むかつくとか腹立つとか。とりあえず忘れてみよう。 もう1回がんばって。本音でぶつかろうよ。
あたしはもう逃げないから。 ↑ほんまはめっちゃ怖いけど。もう決めたから。 |