自立日記
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2002年10月16日(水) 執着なんか、していない!

N子から携帯メールの返事が来て。
もう来ないと思っていたところに来たから、
ちょっと嬉しくなりつつも、
その内容に腹立だしく感じ。

「いつまでも執着するのはよくない」
って書かれたから。
ようするに、迷惑だと言ってる。

そうかもしれないけど、
でもやっぱり違う。
俺は、復縁を迫ってるんじゃない。
悲しいだけだから。

N子は、自分のことを正当化してる。
好きになった人は、特別だと。
運命だと思った。
それは当たり前のことだと書いてた。
将来の約束を反古にしたのは、悪くないってことだ。
N子は、結婚の約束なんて、恋人だったら誰だってするって言ってた。
それは売り言葉に買い言葉だと思っていたけど、
本気でそう思ってる。
自分の言葉に責任を持ってないし、正当化してる。
一貫性がなく、フラついてる。
こんな女、多い。
では、なぜ抱かせる?

人間の気持ちは、変わらない。
少なくとも俺は変わらない。
好きならずっと好きで、
だからこそ女の子は、男に身体を預けられるし、
抱いた俺も将来を誓って、守ると約束した。
でもそれは、違っていた。
嘘ではなかった。
2人は、合っていなかったのに、付き合ってしまった。
合わないことに、三年かかって、やっと気付いただけだ。
だから悪気もなかったし、
運命だと勘違いしていたことは仕方ない。

俺は、残念で、残念で。
確かに、俺は、N子がまた戻ってくるんじゃないかって
淡い期待があって。
N子が別れてから寂しがってたから。
でもそれは寂しいだけで、俺に戻りたいわけじゃなかった。

でも、もしN子が俺に戻ってくれた時に、
俺が迎えてやらないといけないなんて思ってた。
拉致事件にあった親みたいな気持ち。
俺にとって三年間は、親子ほどの絆だった。
遠く離れていても、
もう心が通わなくても、
愛おしいと思うし、大事だと思う。
それが叶わなくても、
迷惑になってはいけないとは思いつつも、
気持ちをなしにすることは、できない。
新しい恋人ができて、俺がその子に夢中になっても、
夢中になっている間、そのことを忘れるだけで、
きっとこの想いは、少なくなっても消えないよ。

俺は、N子と一緒に居られることを、
一緒に暮らせることを、毎日願っていた。
ずっと遠距離恋愛だったから、余計に想いが強かったのかもしれない。
寝る時には毎日N子を想って、想像で抱いた。
一緒に暮らせた日は、すごく嬉しくて、
毎日こんな時が過ごせたら、どんなに幸せだろうかって思った!
一緒に暮らせることを願って、がんばってきたのに、
こんな結末が待っていたなんて、
今までしてきたことは、何だったんだろうって、思うやんか。
だから今、苦しんでいるんじゃないか。

毎日会えないことが、どれだけ苦しかったか、あなたは知っていたはずだ!
毎日泣いて、お互い慰めていたのを、覚えているはずだ!
この距離を乗り越えて頑張るって、励ましていた気持ちはどこへ行った?
なぜ一緒に暮らしてくれない!?
なぜ俺が東京に来た途端に別れる!?
この気持ちを、どこにやればいい!?

やり直したいなんて思ってない。
理不尽な苦しみから抜け出せないで、もがいてるだけだ。
執着なんかしてない!

…なぜ俺だけが苦しんでいる?

---

コンビニで、Hチャンの好きなアーティストの曲が流れる。
「生まれ変わっても、あなたを愛し続ける」
…とかいう歌詞。
耳につく。
相思相愛ならいいんだけど。
一方的なストーカーじゃんか。
人間の気持ちは、変わらない。
自分の気持ちに気がつくのに、時間がかかりすぎただけだ。
別れて、一人ぼっちになるのが怖かっただけだ。


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