【シュークリーム作成日誌】

2003年12月11日(木) 書きたい小説

深夜まで残業してから帰宅すると、玄関先から洗面所までの間「ただいまのあとは♪がらがらジンジン♪」と、なぜかイソジンのCMソングを口ずさんでしまう癖があります。なんか調子いいんですよ、あれ・・・。

もう日付が変わってしまいましたね。(0:10)
やはり夜中に帰るのはキツイです(汗)明日はもう少し早く帰れる予定なので、メールのお返事とかBBSのお返事とか、きちんと付けさせて頂こうと思っています。

こんなにも長いこと更新休止しているのに(現在進行形)、新作を待っていてくださって、拙いSSSにもこうして感想を下さる方がいて下さるのが本当に幸せで、そして応えきれない自分が申し訳なく思います。
だってもう、最後にSSを更新してから何ヶ月経った事か、数えるのも恐ろしいほどなのに(苦笑)SSS書いて3日と経たずにこうしてカキコやメールを頂けるなんて…、何だか泣きそうになりました。
自分の楽しみに好きなようにお話を書いて発信しているのに、それをこうして受信して頂ける自分は、幸せものだとしみじみ思います。

子供の頃から大好きだった絵本が何冊かあります。
その中で「ひとまねこざる」と「こねこのぴっち」という本は、今でも私には宝物です。「ひとまねこざる」は「おさるのジョージ」シリーズで有名だから、皆さんご存知ですよね。

ジョージが非常階段から飛び降りて足を折ってしまうシーンは、何度読んでもかわいそうで泣きたくなります。
絵が本当に可愛くて綺麗で大人になって読んでもストーリーも面白くて、何度読んでもいい絵本だと思えます。アパートの壁に絵を書いてジャングルにしてしまうジョージが私は大好きでした。

「こねこのぴっち」は、読んだ事ない人もいるでしょうね・・・。こちらも味のある凄く良い絵でとても可愛いお話なので、機会があったらいちど読んでみてください。
今にして思うと、この「ぴっち」はあっちゃんぽいなあ(微笑)
友達になったみんなが、ぴっちのお見舞いに来てくれて、心から心配してくれているシーンがとても好きなのです。
猫以外のものに憧れるぴっちがリゼットおばさんの家の庭で冒険する、全体的には良くある自分探しの話なのですが、全体的に暖かくて優しいお話の中にもメリハリが利いていて物語としても充分楽しめます。
高名な画家でもあるハンス・フィッシャーの作品なので、やはり絵がとても良く、夜のシーンなど子供の絵本にしては少々毒があるほど迫力があります。
子供の頃の「夜」ってそういえば怖いものだったなあと思い出したり。


こういう、ずっと長いこと経っても、いつまでも「いいなあ」と思えるような話をいつか書けるようになりたいとずっと思っています。
今の私では、生きている間にそんないい話を考え出せるかどうか疑わしいものですが(苦笑)
こうして、同じ作品に対する2次創作をずっとやっていると、自分の中の彼らがどんどん原作から離れていってしまうのですね。
私の中の瀬戸口と速水は、当然公式SSの彼らとは全く別人と言っていいほどかけ離れたものですし、また、ゲームをプレイした上で私が感じた彼らとも違ってしまっていると思います。
サイトを開設してから2年と半年ほど、彼らふたりについて、ピンからキリまで大量の話を書いて来ましたが、書くほどによく判らなくなってきます。

特に、2年を過ぎたあたりからは、速水の人間性も瀬戸口の考え方もさっぱり判らなくなってきて、どんな話なら彼らが「本当」になるのか良く判らなくなって来ました。

結局私は、自分の考えの中で表したい何かがあって、それを瀬戸口や速水に代わってやってもらっているのだから、彼らが本物じゃなくても良くて。
でもGPMというゲームを下地として、そのフィールド上で読んで下さっている方たちと目線を合わせて小説を展開しているのだから、完全に贋物でもダメで。

そういうライン上で、改めて自分が彼らを通じて表したいことは何なのか。
今書いている冬コミあわせのコピ本は、そういうことを考えながら作業しています。
万事に飽きっぽい私がこんなに長いこと同じジャンルで活動出来ているのは、瀬戸口と速水というキャラクターの魅力もさることながら、GPMというゲームジャンル自体が、平和と不安が背中合わせな日常と、戦争中という人生そのものへの命題を扱えるという、2次創作にとって非常に都合の良いジャンルだったからだと思います。
そして勿論、自分ひとりでやっていたら続けられなかったでしょうね。

SSを書くたびに、感想を下さる皆さん。訪れて読んで下さる皆さん。顔を合わせたこともなくても皆さんにたくさん、助けて頂いています。
感想も勿論そうですが、読んで頂けていてカウンターが回っているということそれ自体が、私が発信したことに対するレスポンスがあるということで。
それは凄く、嬉しいことです。言葉に出来ないほど。

そして勿論、オフラインで萌え話に付き合ってくださる皆さんにも。
2年以上も、月に一回ぐらいのペースでお会いしていますから…(笑)
普通の友人同士でも、それだけ会っていれば話すこともなくなって来るでしょうに、いつもお会いするたびに時間が足りないと思えます。幸せなことですね。
こういう風に、定期的に創作意欲を刺激されているからこそ、サイトも続けられるのでしょう。

このサイトもずいぶん長いこと休止したり、色々していて先行き不安ではありますが(笑)、このGPMというジャンルを利用して私が書くものというのは、まだあると思うのです。
変なものは出さない方向で行こうと思っています。
マイペースで、無理はしないで。じっくり運営していこうと思います。

ここまで読んで下さったみなさん。
これからもまだしばらく、このサイトにお付き合い頂けたらと思っています。


この日の日記がお気に召しましたら

「日記ランキング結果」


 < 過去   もくじ  未来 >



My追加

[MAIL]