金曜の夜、神矢は某天国のM氏と密会していました(笑) いや、実際は一緒にコスパでウィッグを買いついでに、お泊りでメイクその他もろもろの研究をしようという腹積もりだったのですが。 結果、徹夜でお互いのウィッグのカットをすることになりました。 めちゃくちゃしんどかったけど楽しかったです。
6/26に川崎で行われるヘヴンオンリーコスプレイベントに遊びに行く準備です。M氏は和希の、私は中嶋とそれから篠宮さんに扮するためのウィッグです。5月のイベントの時の写真を見て猛省したのですよ。これ、絶対中嶋じゃないよ、ただの変態神矢だよ、と(笑) せめて髪と顔をもうちょっとなんとかしたい。美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに、というCMがありましたが、そうでない人の神矢もそれなりになるように頑張ろうと思ったのです。
で、参考にしようとコスプレさんのHPをばらばらと見て回って思ったのですが、それ専門にやっていらっしゃる方と自分との一番の違いは、気合なんじゃないかと。もとが綺麗かどうかとかはさておき(神矢のもとの顔はどうしようもないし/笑) レイヤーさんたちにとってのコスはやっぱり表現の一部なんですね。イベントの余興ぐらいの気持ちで面白ければいいと思っている私などとは全然心構えが違う。それがやっぱり写真に現れている、と思いました。私が小説を書いたり、絵描きさんが漫画を描くような気合でコスプレをしている。 私は小説を書くのが本職でレイヤーさんでは無いですが、見る人にとってそれは関係ないですよね。居る以上どうしても視界には入るし。 同じ空間で写真を撮っている人を見てると、ああ、ああいう人と一緒に居ると私みたいななのではやっぱり見苦しいな、と思ってしまったのでした。 コカンにくまちゃんを貼ってるかどうかは関係なく(笑)それは私が考える中嶋のアイデンティティーの一部なので(←かなり本気/笑)問題無いのですが。 つーわけでやるからには真面目にやってみようと一念発起。M氏と徹夜のデートとあいなったわけです。
最初はカットをお店でお願いできるかと思っていたのですが、顔とのバランスや本人のイメージがあるので、自分たちでカットした方がいいとの事で、ロングのウィッグを買って帰って、ホテルで自分たちで悪戦苦闘することになりました。今まで意識していなかったんですが、髪を切るときって座っている人の周りをぐるぐる回って色々な角度からバランスを見ながら切らなければいけないから、かなりのスペースをとるんですね。ホテルの洗面所が冗談のように広くて鏡が大きかったので、とっても助かりました。ありがとう、渋谷のエクセルホテルよ!!
M氏は金髪に近い明るいブラウンのウィッグをご購入。啓太との差別化を図るため、あえて明るい色に。金髪に近いけれど色はとってもMさんに似合っていて綺麗でした。そのセミロングの髪を和希の髪型に切っていくわけですが…人のって物凄く緊張しますね。カリスマ美容師のまねっこをしつつ(笑)漉く、漉く、漉く!人の髪を切るのは初めてで、どこを切るとどうなるという想像が付かないので凄く怖かった。後ろ頭より前髪が問題。後ろ頭は頭の形だけ気にしていればいいですが、前髪は顔とのバランスとキャラクターのイメージがありますから。
それから、交代して中嶋の髪をカットしてもらうことに。 中嶋の髪、店員さんには青と黒の混じったのか紺色のウィッグ(中嶋コスの人の大半がどちらかを使っている)を勧められたのですが、私としての中嶋のイメージに合っていた素っ頓狂なブルーのウィッグを購入しました。本当はパッケージの水色とグレーの中間色みたいなのが良かったのですけれどね。そういう色のは無いし。他にこんな、頭おかしいんじゃないかと思うようなヴィヴィットな蛍光じみた目の痛いブルーの髪の中嶋はそうそう見たことが無いので、神矢のことは一発で判ると思います。 しかしこのツヤツヤストレートロングのウィッグからショートカットの中嶋ヘアを切り出すのは並みの苦労じゃなかったと思います。その労苦を文句ひとつ言わず費やしてくれたMさんには何と感謝して良いやら。神矢もおとなしく切られていればいいのにごちゃごちゃ言ってたから(汗)勝手なことばかり言う神矢にも怒らず、一生懸命がんばってくれたM氏はまるで天使のような人です。 それひとつに1時間半以上かかりました。考えてみれば当たり前で、美容院でプロに切ってもらっても1時間ぐらいかかるのに、私たちはド素人。時間がかかるわけです。 神矢が最初に和希の髪型を切り、次いでM氏に中嶋の髪型を切って頂き終わったときには夜が明けていました。
まだまだ戦いは終わりません。篠宮さんの髪が残っています。しかし、中嶋ヘアと格闘して経験を積み、すっかりカリスマ美容師になっていたM氏は素晴らしい手際で篠宮の髪を切り出してくれました。 ありがとう、ありがとう…!
結局夜中の1時近くにカットを始めて、洗面所を掃除し(黒や茶色の髪だけでなくアホみたいな青い髪も落ちていたので必要以上に必死)、交代でお風呂に入ってやっと眠れたのは午前7時を回っていました。長い戦いだった…。 チェックアウト11時だったので、3時間ほど寝て起床。ばたばたしながら、化粧品や崩れないメイクについて話つつ、お出かけの仕度。 予定では夜中ゆっくりそういうことをしながらメイクの研究をするつもりだったのになあ。おかしいなあ。
チェックアウト後はホテルのティールームで昼食兼の朝食をゆっくり取りながら、普通にヘヴンの小説の構想の話などしました。 それからまた出かけてちょこちょこと遊びまわり、15時過ぎぐらいに早めに帰宅しました。 金曜日はふたりとも仕事終わってからの戦いでしたもの。流石に疲れました。でもこんなに真剣に何か作業をすることってめったにないので、凄く楽しい&貴重な体験でした。
26日にイベント行くのが楽しみです。それまでにメイクの練習しておかなければ!
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