神奈川県議会議員「長友よしひろ」活動記
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2006年05月24日(水) どうなる南清掃工場の建設!?

 だいぶ前から騒がれていました、大阪府阪南市での「し尿処理施設」建設工事の入札をめぐる談合事件、公正取引委員会により関係各社が昨日刑事告発されました。概ね予想通りなのでしょう。

 所謂、環境施設は特殊な工事となりますので入札制度が通常の工事案件とは様相をが変わっています。その部分につけ込んだ談合事件です。(独占禁止法違反容疑)これは、氷山の一角であると言われており、全国で繰り広げられていたようです。

 それはそれで大変なことでありますが、相模原市は別の意味でも大問題が浮上することになります。同様に環境施設であります「南清掃工場の建て替え」です。(相模原で談合が行われたとの意味ではありません)

 本年5月8日に入札が行われたのですが、落札したのが上記で告発された荏原製作所なのです。既に仮契約を済ましており、後は市議会6月定例会で承認を待って本契約となるハズでした。

 ところが、上記により相模原市の要項で定める「指定停止」なるのです。(本日、停止決定)よって、契約ができなくなります。

 更に、これだけでは済まないのです。この入札は、性能発註方式でしたので5社が仕様書により入札可能業者でした。その内の2社は入札前にやはり談合絡みで参加辞退。入札を行った3社の内、荏原以外の日立造船も上記に関わっている状態。残りは1社しかありません。

 荏原が落札した金額以下で、他に参加した業者が承諾すれば契約となりますが、落札金額と他社の入札金額とは20億円(ビックリなのですが事実です)もの差があるので、とても無理と思われます。

 さて、困りました。

 施設は必要ですし、ここまで協議して積み上げて決定した性能は維持したい。でも、落札者とは契約できない。残りは1社で随意契約にするには最高裁判例はあるにせよ、踏み込むみきれない。指名停止は6ヶ月から1年になる可能性。

 既に、上記はだいぶ前の段階で予想はできていました。が、対応は協議検討中とのこと・・・。
  


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My追加 ここまで市長や行政が答えてきた内容から判断すると、自ずと答えは同じになるのでしょう。でなければ、「今までは何だったのか?」となりかねません。


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