最近、しょっちゅう聴いているのがウォン・ウィンツァンさんと山本公成さんのデュオ「Earth Breeze�供廚任后� ピアノとソプラノサックスのインプロヴィゼイション。とても静かです。静かでしかも力強く脈動しています。
管楽器の特性。つまり「息」がここまで昇華されるか、という思いがあります。 そしてピアノという楽器の素晴らしさ。 きちんと調律され、適度な湿度のなかに置かれたピアノは、奇蹟のような音を出します。ピアノというのはほんとに微妙で、10センチずらしただけで違う音になる、とある演奏家の方からいわれたことがあります。
そんな楽器のプロフェッショナルにして、音楽による輝きと至福を目指した二人のコラボレーションです。 素晴らしいです。
「癒しの音楽」という言葉を、ウォンさんは慎重にしりぞけてこられました。 たしかにそういう要素もあるだろうけれど、さらにその先をいく音楽です。 「癒された」という人を拒否するのではなく、「そこから、未来へ」というベクトルを感じるのです。
そんなふたりのアルバムのなかで「Aquatic」という曲がいちばん好きなんです。 ウォンさんはほかのアルバムでもぼくを泣かせるけれど、この優しさはたまりません。そこにアーバーラップしてくる山本さんのサックスがまた素晴らしい。
詩や文章を書く時、この曲をリピートにして延々と流しています。通してだとなにも書けなくなるから、この曲だけ。
こういう音楽に出会えるというのは、ほんとに幸せなことです。聞かないでいるのと聞いているのとでは、たぶんまったく違う自分になるだろうことが、わかるから。
ウォンさんを聞くきっかけになった、ジャズトリオ、WIMの3枚目も近々リリースの予定だとか。そちらも楽しみです。 ではでは。
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