歌というのは、ひとたび作者と歌い手の手を離れると、あとは聞き手しだいになる。きのう美空ひばりを聞きながらそんな事を思った。反応しなかった曲に昨日になって反応したりするものだから。
いや、 そうしないと生きていけないからだ。
人間
言葉を置いておく 馬鹿
美空ひばりを指して「人間じゃない」という趣旨の発言をして排斥した、サトウハチローという詩人の事を考えてみた。ヒューマニティ溢れた作品の事とか。 だけどみんな似たり寄ったりだ。 みんな王様だ。
もっと静かに自らを観じなければ。
「絶望」って言葉自体が無化しているのかもしれない。 「無化したゼツボー」にグッドバイだ。 あるがままを見ろ。 王国からいちばん遠いところへ すべての王様からいちばんかけ離れた場所へ
美空ひばりをききながらそんな事を思った。
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