散歩主義

2005年10月20日(木) ダメだし

本が出来たとはいうものの、心の中ではこれでいいのかという自問自答がずっと続いています。
拙速ではないのか、なにか見落としていないかと。

すると次から次とこうしたらああしたら、と出てくる出てくる。
文字数、行間、フォントの種類と大きさ、余白、ページ数。
実は市販の裁断機だと普通のコピー用紙で30枚が限度。それ以上だと
印刷屋さんに持っていってお願いするしかない。
A5サイズの本だとA4サイズの両面印刷、谷折りして中央で綴じる。
折って重ねていくと、本の「おなか」が尖って出てくるのがわかると思うけれどあれを、ずばんと切らなくてはいけない。
ちまたにでている「ワードで本づくり」のマニュアル本のほとんどはここが抜けている。
「印刷屋さんに相談すること」がほとんど。

全部、家でするには、紙の数を減らすしかない。紙の数を減らすには上の要素を全部変えなきゃダメ。
最悪、内容を削るしかない。それはしたくない。

だけど、とにかく100ページで一応、出来たんだからいいじゃないの、としたいところなんだけれど、いくら額が小さいとはいえ、販売する商品なんだから、とそれを是正。
文字を0,5ポイント小さくして、行数、余白とも少し広げました。
うん、これでいいでしょう。

そこへやってきました、鬼の「文庫本主義者」。
「本ができたそうやないのん」とのたまうとぱらぱらと読み出す。
「内容は文句つけられへん。ええのんちゃう。詩は手が出せへんしな。
そやけどこの『あと書き』はなんなん。」
「げっ」
「書き直しやな」「嘘やろお」
「あんた、本作りに没頭してアタマがとんどる。もっとゆっくりじっくり書きよし」

これがぼくひとりで印刷屋さんと組んでやっていたら後の祭り。
幸か不幸か、いくらでも修正が効いてしまうのが自家製出版。
とほほほ、といいながら「あと書き」の書き直し。
作ってしまった数部は文庫本主義者が「回収や」といって全部買い占めました。

それから三時間、削りに削って最初の半分以下に。
そこにまた文庫本主義者がダメ出しに。
「うん、これでええのんとちゃう」
あー、明日は印刷できる。


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