本が出来たとはいうものの、心の中ではこれでいいのかという自問自答がずっと続いています。 拙速ではないのか、なにか見落としていないかと。
すると次から次とこうしたらああしたら、と出てくる出てくる。 文字数、行間、フォントの種類と大きさ、余白、ページ数。 実は市販の裁断機だと普通のコピー用紙で30枚が限度。それ以上だと 印刷屋さんに持っていってお願いするしかない。 A5サイズの本だとA4サイズの両面印刷、谷折りして中央で綴じる。 折って重ねていくと、本の「おなか」が尖って出てくるのがわかると思うけれどあれを、ずばんと切らなくてはいけない。 ちまたにでている「ワードで本づくり」のマニュアル本のほとんどはここが抜けている。 「印刷屋さんに相談すること」がほとんど。
全部、家でするには、紙の数を減らすしかない。紙の数を減らすには上の要素を全部変えなきゃダメ。 最悪、内容を削るしかない。それはしたくない。
だけど、とにかく100ページで一応、出来たんだからいいじゃないの、としたいところなんだけれど、いくら額が小さいとはいえ、販売する商品なんだから、とそれを是正。 文字を0,5ポイント小さくして、行数、余白とも少し広げました。 うん、これでいいでしょう。
そこへやってきました、鬼の「文庫本主義者」。 「本ができたそうやないのん」とのたまうとぱらぱらと読み出す。 「内容は文句つけられへん。ええのんちゃう。詩は手が出せへんしな。 そやけどこの『あと書き』はなんなん。」 「げっ」 「書き直しやな」「嘘やろお」 「あんた、本作りに没頭してアタマがとんどる。もっとゆっくりじっくり書きよし」
これがぼくひとりで印刷屋さんと組んでやっていたら後の祭り。 幸か不幸か、いくらでも修正が効いてしまうのが自家製出版。 とほほほ、といいながら「あと書き」の書き直し。 作ってしまった数部は文庫本主義者が「回収や」といって全部買い占めました。
それから三時間、削りに削って最初の半分以下に。 そこにまた文庫本主義者がダメ出しに。 「うん、これでええのんとちゃう」 あー、明日は印刷できる。
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