黒潮打線と言うのがある。 黒潮がきているところは打撃がいいというのである。 本当だろうか? 今は関係ないとして昔で考えてみよう。 私は日本人は二千年間畑を耕してきた遺伝子があるといったがその遺伝子を持たない人間がいる。 そう、海で生きてきた漁師である。 彼等は海から魚を取って生きてきた。 それは打撃には有利な遺伝子なのか? 「侍ジャイアンツ」では漁師をしていたから平衡感覚が優れているとか言っていたが、私はむしろ考え方にあると思う。 つまり勝つ方法としての考え方だが、敵に一点もやらなければ勝てると思う考え方と、とにかく危険を冒しても何とかして点を取らないと勝てないと思う考え方だ。 これが農民と漁師の考え方の違いではないだろうか? 農民は守りに転じるのではないか? とにかく日々努力して畑を耕している農民はとにかく危険を冒さなくても一生懸命働けば何とか食っていけると思う。 しかし漁師はそうは考えない。 魚は蓄えられない。 シケると言う言葉がある。 人に言う時はケチと言う意味である。 あれは本当はシケると言って海が荒れることを言う。 海が荒れれば魚をとるために船を漕ぎ出すことが出来ない。 本来ならシケが治まってから出るのが本当である。 しかしそんなことは言っていられない時がある。 シケがいつおさまるのか分からない。 このままでは食っていくことが出来ない。 危険を冒してでも出なければいけない時がある。 そういう環境が攻撃に出ると言う気質をはぐくんだのではないか? しかしもう今はみな同じ環境にいるので関係ないが・・。
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