うわぁうわぁうわぁ。 とりあえず一日目が無事に終わりました。 今回は客演なのですが、 ここの劇団はともかく、毎回ぎりぎりまで 色んなアクシデントが起こるので ちょっとした事で動揺するようでは舞台に立てません。
それが例えば、音響設備の崩壊だったり、 ピンスポットのレンズの破損だったり マイクの原因不明のハウリングだったり 客電のスイッチ入れてもいないのに点灯したり オープニングVTRの出力ミスで映像が流せないだったり 小道具の紛失はなんのその かなりきわどい物が目白押し。
これが1週間前くらいから次から次へと起こる。 その合間にも芝居をどんどん変更させ 使用BGMや効果音は増え 小道具もどんどん増やしていくんだから ほんとあなた達って凄すぎます。
昨日言われたダメは 必要以上にかわいすぎる クライマックスの緊迫感を 崩しているってな物でした
今回は必要悪な役なので 「かわいい」は決して褒め言葉でなく かなり、屈辱的なお言葉なのです して、本人かわいく演じてるつもりは毛頭なく。 思わず、具合の悪い日向にメル打ってしまって 昨日は正直に書けないくらいちょこっとショックでした
でもとりあえず、今日見に来たお客さんからは 「かわいい」のお言葉は全く頂かなかったので なんとか、クリアーはできたのか? と思います
影にはかなり日向の支えがあります 出来なくて半八つ当たりしながらなのに 沢山練習に付き合ってくれて 具合悪かったのに・・・。
ごめんねとありがとう
公演中に日向は声がかすれてきて (でもお客さんからは日向の声があんなに大きいとは 思わなかったと言われている) 公演終了後は一切言葉を発さずに過ごしています 明日は二公演あるので。
絶対、私との練習が負担かけてる。 ごめん。 言ってくれたいろんな言葉が すごくすごくありがたかったです 本番直前の情緒不安な私に それでもどんどん言ってくれて ありがとう
今日は舞台仲間と親と甥が来てくれたのだけど ともかく甥っ子が楽しんで見てくれたので それが一番の収穫。 殺陣が面白かったみたいで 「あれって本物の刀?」って聞いてたようです。 終演後早速私から刀を奪い つぶさに検分しておりました。 そして「本物?」と聞くので 「本物」(断言)と応えると 真剣に偽者のしるしを探しておりました。
刃が無い時点で刀じゃないだろ! と突っ込みを入れたくなるのですが 彼は柄の接着の甘い部分を見つけて 「偽者」と嬉しそうに納得しておりました。 練習でいい感じにぼろぼろになった刀は 本物のようにみえるらしいです。
太刀もそして「ちゃんばら」という言葉さえも 知らない彼を目の前に 失われつつあるものを感じざるを得ません。
|