8月31日。 なぜか物悲しい気分に陥るなと思っていたら今日は夏休み最終日。 既に暦の上では秋である。 それなのに今日で『夏』が終わるという感じがする。 宿題に追われた年もあったなー。 自由研究にみんな悩むようだが私は一度もやったことがない。 一度もそのような宿題が出たことがないのはうらやましがられる。 学生時代の夏休みの記憶といえば、 高校生のころまで続いていた家族旅行だろう。 南は九州、北は北海道まで出かけた。 お盆シーズンに必ず出かけるという暗黙の了解があり、 それを楽しみにしていたように思える。 そして、楽しかった。いい記憶である。 現在はほとんど家から出かけないが、元来は旅行好き。 旅行というよりも出かけることが好きらしい。 そのせいか否か放蕩が癖となり兄も数回あって無事帰宅したものの、 祖父は未だに行方不明だ。 生存か死亡かも判らない状態である。 やや呆れてしまうが、どうも放蕩癖は脈々と血筋に流れているようである。 祖父より以前の血筋の者もそのようなことをしていたと聞いた。
マジかよ。
曽祖父は放蕩せず、祖父は放蕩し、父は放蕩せず、兄は放蕩。 隔世遺伝か?
そんな遺伝はいらないぞ。
って遺伝するんだろうか、こんなもの。
自傷癖があるらしい。 それは今でも続いている。 リストカット、アームカットなどではない。 右側のうなじというか、右の襟足のあたりを不必要にバリバリ掻きむしる。 何があってもバリバリ掻いていた。 一時期は血が出てかさぶたになる→また掻く→またかさぶたになる、、、 などというエンドレスな流れになっていた。 これは自傷ではないと思っていた。 違うだろう。ただ掻きむしっているだけだ。 しかし医者に言ったら自傷ですねぇと言われた。 そうなのか。 まさかな、と思った。 傷を見せたら痛いでしょうと言われたが全く痛くはない。 痒いだけだ。傷というのはかさぶたあたりになると痒くなるし。 とりあえずは触らないようにと言われている。 現在はポロポロとかさぶたの欠片があるようで、 傷はきれいになってきたとのこと。 それでもあの場所が疼くような気がして手を伸ばす。
リスカをあれだけしてやろうと思って、 でもアレだけはしまいと思っていたのに別の自傷を起こしてる。
もう、もう。
独りよがりになってきたのでこの辺で。
今すぐ終わらせたい。
もうすぐ終わらせたい。
おしまいの緞帳を閉めたい。
フラッシュバックは治まらない。
笑顔など忘れたよ。
|