激しする破壊衝動に 吐き気がする
目の前にある物を叩き壊したくて 目の前にある手を切り刻みたくて 目の前にある者を殴り倒したくて
全てを認識する脳を
撃ち抜きたくて
それを実現する事は叶わないから
吐き気をこらえて 爪をたてた。
家から見える踏切で 自殺があったみたいだ
「みたいだ」 なんて言ってみても
自分の目で見てしまったものを 消す事はできないのだけど。
渦中のソレになってたかもしれない そんな自分だから 目が離せなくて 足も動かなかった
ソレは物でしかなく ただの汚物に過ぎず 野次馬の餌でしかなかった
あの光景が頭から 離れてくれない。
|