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2008年01月12日(土) |
■ 東京に行って来たよ。
午前中は東京国立博物館。午後からはお友達と合流して(みつめてハニーを見せてもらっちゃった! 思いっきりハチミツフレーバー/笑)のんびり帝国劇場へ。もちろんSHOCK観劇です。 東京国立博物館の「博物館に初もうで」というのが素晴らしく心くすぐられるコピーだなと思ったのですが、帝国劇場にも初詣、です。今年も来たよ!
今年のSHOCKね、配役含めいろいろ変更点があって、当然ながらあれこれ違和感もあって、例年以上にアンバランスさも感じて、でもそれが良い感じにハマってもいて、ちゃんと新しい2008年版のSHOCKとして成立してた。今までで一番愛おしいと思えるSHOCKになったなあ。一緒に見ていたお友達に「今までで一番好きかも!」と言ったら「えー?」って返されちゃったけど(笑)。いつも私の一番を更新してくれる光一さんとSHOCKカンパニー。やっぱスゴイ。すごいなあ。
昨年のSHOCKを見たとき、これはトウマとリカ(あるいは生きている人たち)の物語だなあと思ったのです。死んでしまったコウイチは主人公になれない。でも、今年はちゃんとコウイチとカンパニーの物語になっていて、過去どのライバルよりもSHOCKの世界を理解している屋良くんが、きっちり自分の仕事をしてくれているんだなと思った(斗真くんがどうのこうのというわけではなく)。演じるひとが変わっても、軸に光一さんが居る限り、こうして過去のSHOCKは昇華されて積み重ねられていくのだなと。 夜の海の演出も良かったです。主要キャストにそれぞれピンスポが当たってセリフを言っていくの。現実を受け入れ、コウイチの死を乗り越えていくのに変わりはないんだけど、昨年とはずいぶん印象が変わる。コウイチが最後まで踊りきったのも大きいかな? ちゃんとコウイチとカンパニーの物語でありました。
ヤラをライバルに迎えた殺陣シーン、めちゃくちゃ迫力ありました。刀折れたもんーーー。山賊と貴族みたいな見た目のわかりやすさに加え、あの動き。あのふたりだから出来たシーンだなあ。 リカに真実を告げられても信じられない、信じたくない、でコウイチにすがりついて手の冷たさに気づいて……っていう一連のお芝居にヤラの感情が表れていてグッときました。悲しい……。 M.A.D.をバックに従えてのダンスもそろっていて、息の合ったところを見せてもらえたなー。ここの関係性は現実との相乗効果があったかな? ニューフェイスの大倉くんも想像以上に良かったです。ライバル役でも良いぐらいの存在感だったけど、ほんわかした雰囲気が2世オーナーっぽくてハマリ役でした(笑)。何より一生懸命さが伝わってくるので好印象。コウイチの突っ込みもまだまだ優しい……のでこれから変化があるかもしれませんが。わいどんちゅのバックが寂しいのでオーナーも一緒に踊って欲しいな。せっかくなのでドラムの見せ場も欲しいな。「追憶の雨」歌詞違いバージョン、もっかい聴きたい。
RiRiKAさんは過去最高に歌って踊ってお芝居のできるリカ。戦うお姫様だし夜の海も一緒に踊っちゃう。これ、カンパニーが一丸になってるようで良かったです。歌声が低いなーとか、前半にもうちょっとキャピっとしたとこ見せてくれたら、後半の成長した姿が生きるのになーとか思ったりはしました。未亡人も年老いた感じだったね(未亡人は未だメイサちゃん最強)。
米花さんと町田さんの負担が格段に増えているのは間違いなく、登場シーンもキャラ設定も、米花さんに至ってはロープ回しも! 米花くんが今年も座長のフッキングやってくれてるの、ちゃんとこの目で見てたよー。 CONTINUEの最後、涙で濡れたままの顔でマチダさんが二コって笑ってくれてたのも印象的でした。マチダさんといえば、パンフではコウイチ大好きってキャラを抑えめにすると言っていたのに、抑えきれてなかったよ(笑)。
光一さんは、屋上の歌がもっと上手だったらなあとか、細かいダメだしはいろいろある……ような気がしたけれど、でも光一さんあってのSHOCKなのですよね。この人が居ないと始まらない。「コウイチの走る勢いで……」ってのはお芝居の中だけのことじゃなくて、現実のSHOCKカンパニーも光一さんの求心力でつながってるんじゃないかな。光一さんがスゴイのは毎年のことなんだけど、今年は特にカンパニーの結束を見たというか(いろいろあった先入観がそうさせるのだろうか…)、包み込むようなあったかい雰囲気があって、光一さんの大きさを感じたりもしました。 今回、2階席から見たのですが、改めて普通のオーソドックスなフライングのスピードがめちゃくちゃ早いことに気づいて震え上がったり、ラダーフライングで歯を食いしばってる必死の形相のコウイチに心臓痛くなったり。そのくせ、2階に着地して見栄を切るコウイチには拍手喝采。あの間近で見る美しさったら。固まるわ! そうそう、2階席からだと群舞も見応えありました。コウイチの動きは特にしなやかでなめらかでさすが。20代最後になったけどまだまだ身体は動くって冗談めかして言ってるけど、あれは光一さんの本音なんだろうなー。本当にすごく動けてる。やっぱキラキラしてるのは衣装のせいだけじゃないよー。自分で発光してるよーーー。そういや衣装だけじゃなくてセットもあちこち豪華になってたね。これって、これからもSHOCKを続けていく決意表明? とか思ったよ(笑)。 劇場のスピーカーも進化(?)していて、シェークスピア劇が大迫力サラウンドみたいになってた。あー、細かいツボを思い出したらキリがないけど、劇場のバックステージから走り去るコウイチの走り方が可愛かったなーとか、新聞で絶賛されてる誌面のコウイチ写真が絶品だとか、「頑張って」大きく見えるように踊ってる(と思われる)振りを見てにやにやしたりとか、腕立て伏せしてへばってるオオクラに「脳に酸素入れてからしゃべれ」て言ってるコウイチ(その前に「3回目ぐらいでへばってましたよ」ってアドリブでチクるヨネと「まじでーーー?」と素で反応を返すコウイチもツボった)、そしてなぜかロミオの白い靴下が気になる……などなどエンドレス。ナオキさんのドラムをバックに赤い布のフライングなんかも相変わらず大好き。そしてマスクを待ってる自分に気づいてびっくり(そんなに好きだったか?>私)。ああ、書けば書くほど伝わらなくなってく気がするけれど、とにかく凄かった。わたし、たまに気づくと自分の口が開いているのですよ。ぽかんと。
なんだか、ため息をつくように「すごいなあ」を連発してしまうのですが、すごいんですよ、実際。そしてお約束のように「私も頑張らないとなあ」と思うのです。 今年のSHOCK、とっても好きです。
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