音楽が伝える - 2002年09月24日(火) 音楽の力は不思議です。 中学高校時代、楽しみながらも悩ましく、 いろんな事を考えて生きていたあの頃の映像。 そのひとつひとつが鮮明によみがえってきました。 渋谷クアトロでPEALOUTのライヴを見ながら。 言葉、文章、写真、etc・・・。 昔の想い出を保存する方法は色々あります。 だけど僕の場合どんな方法よりもはっきりとした形で過去がよみがえってくるもの、それが音楽なのです。 昔に聴いて、痛い程に感動を受けた音楽、 それをもう一度、ライヴというダイレクトに伝わる環境で聴く。 そうすることで、昔感じていた、言葉にできない感覚、目には見えない景色、 それらが鮮明によみがえってくる。 日常の中で起こっていること、 それらすべてを目で見ることは出来ないし、 それらすべてを言葉で表すことはできない。 そしてその目には見えないもの、言葉にはできないものに限って、 すごーく大切なものだったりします。 そういうものを表現できる力が音楽にはあるんだなぁ、と強く感じました。 今日のライヴ、 いつもの三人だけの演奏ではなく、 サポートメンバー含む四人での演奏開始に若干とまどってしまったものの、 後半、そしてアンコールでの三人だけの演奏を見ていると、 思わず涙があふれてきました。 知らず知らずに、気付けば最前列で飛び跳ねている自分がいました。 あまりのはしゃぎ過ぎで、ライヴ後はへいこう感覚ゼロ。 帰り道、レコファンの階段でこけそうになるわ、タワレコのエスカレーターで上下逆の方向に歩き始めるわで、もう僕大変(笑)。 やっとの思いで家に到着。おつかれです。 - 僕の思い - 2002年09月18日(水) ハービー・山口という写真家がいる。 この人は大学卒業後に渡英し、パンクムーブメントを実体験。 デビュー前のボーイ・ジョージと共同生活をしていた偶然も加わり、 ロンドンのミュージシャンと交流を重ねる。 現在はヨーロッパと日本を往復し、数多くのアーティストから無名の市井の人々までをモノクロームの作品に収めている。 この人の作品は、自然体な姿を素朴に美しく表現していてると思う。 そんな作品が僕は好きだ。 そしてこのハービー山口さんが写真家になろうと決めた時の出来事が、 これまた大変興味深いものだったのです。 〜中学生の頃はまだ具体的に自分は何をしたいという事は見えていなかった。 だけど何をするにしても僕は、 「人の豊かな心を表現したい、人っていうのはもっと立派で美しいものなんだ」 ということを表現したいと思っていた。 それから何年かして20歳になった時、 近くでバレーボールをしている少女二人にカメラを向けている時の事。 次の瞬間誤ってバレーボールが自分の所に飛んできて、 僕はぶつかりそうになって思わずそのボールをよけた。 その時彼女たちが見せた僕に対しての表情が、 大変思いやりに満ちていて、 「あー当たらなくてよかった、ごめんなさい」という、 たった2、3秒の間に見せた僕への慈しみや、やさしさ、 そして当たらなかったことへのほっとした感じ、反省の気持ち、謙虚さ、 そうした表情を次々に浮かべ、 その時僕はこれこそが人間の持っている最も美しい表情の姿だと思い、 この表情を一生かけて、 世界をまわり人々の表情の中からこの表情を撮っていこうと心に決めた。〜 こんなお話です。 ここで僕が注目したことは、その2,3秒の間という時間は無意識の時間であったということ。 僕はこのお話を聞いたとき非常にドキドキした。 というのも、普段僕が生きている中で漠然と考えていたことが、 こんなにもきれいな形で表現されていたから。 なにも考えないで適当に生活している人も、いつも不安ばかり抱えて生きている人も、いつもだらだら生活している人も、いつも自分勝手なことをしている人も、 どこかで戦争を始めようとしている人も、etc・・・、 一般的にみてごくごく普通な人も、そしてどんなに軽蔑されるような人にでも、 どこかには必ず豊かな心を持っているのだと思う。 特別な人にだけ豊かな心が与えられているわけではない。 人間というものの中にはどんなに小さいものかもしれないけど、 どこかに本当に豊かな心を持っていて、 人間は皆が考えるているよりも立派で美しい存在なのだと思う。 こういうことを僕の場合は音楽を通してだと思うけど、 表現できたらこんなに素晴らしいことは無いと思う。 最終的には普段僕がよく口にすること、 「こういう世の中だけど少しでも悲しい出来事を減らしていきたい」 ということにつながってくるのだけれど。 すいません、こんなに長い文章読んで下さった方ありがとう(笑)。 - 鳴らすべき音を - 2002年09月13日(金) バンド練習で裏拍メトロノームの練習法を取り入れてから約五ヶ月が過ぎました。 その効果は絶大で半年前のライヴの演奏と比べたら、 まるで違うバンドが演奏していると感じる位良くなってきています。 裏拍メトロノームでなにが変わるのかというと、 音を出すタイミングに対して非常にシビアになれるのです。 3人で同時に出す音が一つの塊になるという感じかな。 JAMでのライヴ音源を聴くと、 まだまだではありますがタイミングに関しては、 だんだんと良くなってきているのを感じました。 だけどその演奏には今一つ威力がない感じがしました。 その原因は音の出すタイミングは合っていても、 その時出す音が弱いからだと思いました。 こうしてこれからの練習のテーマがはっきりと見えてきました。 音楽を奏でる上では、 音を出すタイミングとその時の出す音にどれだけ魂を込められるか、 ということが大切だと思います。 タイミングに対してももっともっと突き詰めなければいけないと思いますが、 それと同時にその時鳴らすべき音を鳴らすということも意識して演奏していきたいと思っています。 - 9.11 - 2002年09月11日(水) 9.11のこと、 僕たちにとっては知らん顔してればそれで済んでしまうことかもしれない。 だけど僕たちがテロからは直接関係ないからといって、 9.11について無知でいてもいいとは思わない。 テロを無くす為に最も大切なのは、 アメリカなどの持つ軍事力などではなくて、 僕たちひとりひとりが9.11の出来事について、 しっかりとした自分の意見を持つことだと思う。 - ありがとう、ありがとう、ありがとう。 - 2002年09月08日(日) まだライヴの興奮が残っていて落ち着かないし、 全身筋肉痛で体はガタガタ(笑)で、 もうおやすみなさいと言いたい所なんですが、 今日感じたことをどうしても今のうちに言葉にしておきたかったので・・・。 ライヴに足を運ぶことって、相当な労力を必要としますよね。 電車に乗って、見知らぬ地図を見て迷いながらやっとの思いで到着。 そしてバカにならない、チケット代、おまけにドリンク代。 こんなつらいことを乗り越えて見に来て下さる方が約60名。 とくに今回なんてわざわざ関西の方から見に来て下さった方までいました。 こういう状況の中で演奏できることがほんとに幸せでした。 演奏を終えたあと、来てくれた方一人一人におじぎをしてお礼をしたい気持ちでした。 ありがとう、ありがとう、ありがとう。 これからもeuphoriaはあわてずゆっくりとしっかりと、 成長していきますので、どうか皆さん、気長に見守っていて下さいね。 そうそう、これからも僕たちのHPに時々遊びに来て下さいね。 (この機会に是非お気に入りに追加を!・笑・) - 涼しい一日 - 2002年09月06日(金) この前のロフトプラスワンでのライヴの時の演奏中、 自分がどんな動きをしていたかは覚えていませんが、 僕の左足の膝からすねにかけて、 大きなあおあざのようなものが出来ていました。 出血はしなかったのですがその分、内出血みたいになってしまい、 その跡が今日になっても消えてくれません。 こういうことは毎回のようにあることです。 いつも知らない間に、 床やドラムなどに体のあちこちがぶつかっているみたいです(笑)。 傷跡が消えないまま、8日のライヴをむかえます。 - 特別なもの - 2002年09月04日(水) ライヴが近い。もうすぐです。 ライヴの一週間位前になると、いつもなんだか落ち着かなくなるんです。 こういう感覚は初めてのライヴの時からずっと変わりません。 普段の生活の中では、なにかをする時、 「あーでもない、こーでもない」っていろいろ考えてしまう癖があります。そして元気のない時なんかは悪いことばかり考えてしまうことがよくあります。 だけど、こんな僕でも常に前を向いていられる時があります。 それは自分のライヴの始まる直前の時。 そういえばこの前のロフトプラスワンでのライヴの時もそうでした。 客席を見ると見に来てくれている人たちはごーくわずか。 そんな状況だったけれど、 僕は「ミニライヴなのにわざわざ見に来てくれた人がいるんだなぁ」と思ってうれしくなり、その一人一人に届くように、 こういう大切なお客さんの為にもいつも以上の演奏をしなくちゃな、と思ったのです。 意識的にこういうことを考えているわけではありません。 ごく自然な形で前向きな姿勢になれるというのかな、そんな感じ。 それだけ僕にとってのライヴという空間は特別なものなのです。 これから色々な環境でライヴをすることになるでしょう。 その一つ一つを大切にして、 意味のあるものにしていきたいと思っています。 そしてeuphoriaとして自分自身として、成長していきたいと思ってます。 9/8の新宿JAM、がんばります。 -
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