言葉にならないもの - 2004年09月28日(火) 例えば、人の肌に針が刺さるシーンを思い浮かべる。 その時、「痛い」という言葉があるおかげで、 その時の気持ちを簡単に表すことができます。 でも、実際には、その言葉には収まりきらない、 きっともっと色々な感覚を感じているはず。 例えば、雪の上を裸足で歩くシーンを思い浮かべる。 その時、「冷たい」という言葉があるおかげで、 その時の気持ちを簡単に表すことができます。 でも、実際には、その言葉には収まりきらない、 きっともっと色々な感覚を感じているはず。 そんな、言葉にはならないもの、 あるいは、言葉と言葉の隙間にあるような感覚。 そういった感覚は、間違いなく人それぞれ違ったものであると思うし、 とても大切な部分なのではないかなぁ、 と、そんなことを思うのです。 こんな細かいことなんてどうでもいいよ、と考える人も、 今の慌ただしい社会に生きる人たちには多くいるかもしれません。 でも、そのちょっとした小さなことの積み重ねによって、 今の、退屈な社会がつくりだされているのではないのかなぁ? 僕は、 言葉にならないものを、 音楽を通して表現したいと、 心から強く思っています。 - 思いやり?? - 2004年09月26日(日) 今日はとても涼しい。 秋の香りがだんだんとやってきている。 この感じがとても好きなのです。 こんな涼しい中、僕の部屋には1匹の蚊が飛んでいた。 「かわいそうに、もうこんな季節に蚊は生きられない」 そう思った僕は、腕に止まった蚊に気づいたのだけど、 そのまま吸わせてあげました。 そこまでは、よかった。 蚊にも優しくしてあげなきゃ、みたいな、とぼけたこと考えたり(笑)。 しかし、その後、macに向かって集中して作業をしていた時のこと。 足下がやたらと、痛がゆい。 そう、足の小指を思いっきり蚊にやられてしまったのです。 この部分は最高にかゆーくなる。 この、想像を絶する、かゆさ、ご存知の方もいるかもですが、 本当に恐ろしいくらいに大変なものです。 小指だけさされたのに、足全体がかゆくなる感覚。 ウナコーワとか塗ってもぜんぜんダメ。 結局、それ以降、痛がゆさにやられて、 なんにも手がつけられない状態に(笑)。。。 あ〜、、くやしいぃ。 蚊に対してまで、 思いやりなんてこと考えた(もちろんふざけてだけど・笑)、 自分がバカでした。 - めまい - 2004年09月25日(土) 今日は一日フリーの日でしたので、 ひたすら、がむしゃら(この言葉は好きではない・笑)に、 曲をつくってみようと試みて一日が過ぎました。 いつものことながら、 euphoriaの曲、organic stereoの曲、というのはなにも考えずに、 パソコンいじって、複数シンセいじって、 ギター(アコギ、クラシックギター、エレキギター)弾いて、 ピアノ弾いて、etc・・・、 自分のおもむくままに、ひたすら楽器と戯れる。。 外はしとしと雨の景色。 そんな景色を眺めながら曲をつくるのも結構良いものです。 僕の部屋はあまり広くないのですが、 そこには、だいぶ多くの機材たちがあります。 近頃は、パソコン内ですべてを完結するスタイルに疑問を持ち始めていて、 部屋のあちらこちらにシンセなどを並べて動き回って作業をするのです。 ただ、機材が増えていくにつれ、ケーブル類は絡まるは、 足の踏み場も無くなるは、で、 正座しながらギター弾くのなんて当たり前、 ものすごーく、ありえない体勢で楽器を弾く事になるのです。 その状態を2,3時間続けていて、ちょっと立ち上がろうとしたら、 すごい立ちくらみ、目の前に無数の星がチカチカ見えました(笑)。 なんだか大げさに感じるかもですが、 実際、相当な、めまい。 もう少し、良い部屋配置はないものかと、模索中。 そんなこんなで、 渋谷クアトロでの、downyのライヴをすっかり忘れてしまいました。 新作が良い感じだったので、 ライヴではどうなるのかと、楽しみにしていたのに、、、 ざんねんです。 - 朝焼け - 2004年09月23日(木) あ〜、眠い・・・。 ただいま、明け方の5:20。 スタジオで深夜みっちり、新作アルバムに向けての曲つくり。 このところ、3人のそれぞれの大学の時間割りが見事にバラバラで、 深夜パックなんてものを活用しなくてはならなくなってきてしまいました。 朝から夜近くまで大学で授業、 その後、深夜スタジオリハ、かなりしんどいものでした。 普通に練習とかならOKですが、 新曲つくりという大変クリエイティブな作業をするには、 深夜〜明け方にかけての時間帯はさすがに厳しいです。 スタジオでは作業がなかなか思うように進まなくて、 結構落ち込んでいたけれど、 帰り道、空を見上げたら、朝焼けがとてもきれいで、 もっと、頑張らなきゃだなぁ、という気持ちになりました。。 以外と、単純です(笑)。 まぁまぁ、とりあえず、おやすみなさい☆ - 5年後 - 2004年09月21日(火) 5年後、10年後の自分は、どんな人間になっているのだろう? そんなことを最近、よく考えるようになりました。 今年の6月で、ぼくは22歳になったのだけど、 今の年齢においての、5年後、10年後というものは、 人生の中でも、とてもとても大きなものだと思うのです。 そして、この事と同時に、 最近は、時間の使い方についてもよく考えています。 ここ最近の自分は、なんだかんだ色々と、するべきことが沢山で、 冷静になれない時なんて、 ほんとやりきれなくて、逃げ出したくなることもしばしば。 でも、結局は今自分の目の前にあることを、 ひとつひとつこなしていくしかないんだよなぁ、 と、そんなことを思うのです。 「忙しくて時間が足りない」そんなことを考える前に、 目の前にあることをしっかりとこなしていく、 「時間は与えられるものではなく、自分でつくりだすもの」 という言葉をどこかで耳にしたことがありますが、 まさに、今の自分には、この言葉がしっくりとくる感じです。 こうしたことを意識しながら、 より多くの時間をつくり出していく努力、 その積み重ねによって、 まずは、5年後の自分が、しっかりとした大きな人間でいられるようにと、 そんなことを考えてみました。 - ご飯いらない - 2004年09月16日(木) このアルバム聴いていたら、 もうほんと、ご飯なんて食べなくてもぜんぜんOK(笑)。 生きていける、間違いなく。 "ROLLS NEVER END" / PEALOUT 先行シングルだった"ROLLS"を聴いた時点で、 とんでもないことになっている予感がして、 十分身構えて、このアルバムに立ち向かったのですが、 それでも、ぶっとばされました(笑)。 感じることが沢山ありすぎて、まとまらない。。 だんだんと感想を書いていけたらと思います。 とにもかくにも、 近藤さん、岡崎さん、高橋さん、ありがとー!!!! P.S.今は、4曲目の"NEW CHORD"が頭から離れない。。 イントロでアルペジオをバックに恐ろしい程に壮大な歌メロ、 そのあと一気に畳み掛けるように強烈なPEALOUTグルーヴ。 そうなんです、この高橋さんのちょいハネぎみの8ビート、 僕が最もロックを感じる瞬間。 こんな曲をライヴでやられた日には、 間違いなく腰がくだけるでしょう。 - 現代音楽コラボ - 2004年09月14日(火) 今日は一日中かけて、 現代音楽作曲家の方とのコラボレーション作品の制作。 最近になって知ったのですが、 この方、現音作曲新人賞や、国立劇場作曲コンク−ル優秀作品賞などなど、 さまざまな賞を受賞されている方でして、 これはこれは、頑張らないといけないなぁ、 と、相当なプレッシャーがありました。 そんな中で、今日、仮ミックスが完成しまして、 ほっ、と一安心。 このようにして、自分が作曲した曲ではない作品の、 音つくり、アレンジ、などなどの作業はとても新鮮で興味深いものでした。 今週末の発表会(こういう音楽では初演という表現をするようです)、 がワクワク楽しみになってきました。 - ほうげんについて - 2004年09月12日(日) 「方言」ってなんだか素敵だなぁ、と。 先週、しょうたもきのしたもいなかった時に、 こっそりと北海道へ旅行に行ってきました。 僕は北海道が大好きなのです。 祖母が北海道に住んでいるので、 小さなころは、毎年遊びに行っていたのですが、 最近は行く機会がなくなり、 今回は7、8年ぶりの北海道旅行となりました。 色々なところを回って、色々な人と出会ったのですが、 みんながとてもおだやかで、なんだかのんびりしていて、 その雰囲気が素敵です。 そして、もちろんみなさま相当な、「なまり」っぷり(笑)。 これは、間違っても偏見とかそういったものではなくて、 僕自身、心から「いいなぁ」、と感じるのです。 それから、先日は、ライヴで大阪にいってきました。 正直、大阪の方の「方言」はどうかな?なんて思っていたのですが(笑)、 これまたやっぱり素敵でした。。 あー、いい感じ(笑)。好きだなぁ。 そういうわけでして、 「方言」についてちょっと色々調べてみようかと、考えております。 なんだかとりとめのない文章になってしまいましたが(笑)、 無理やりまとめてみますと、 色々な場所で、ライヴがしたいなぁ、とそんなことを思うのです。 って、全然まとまってない・・・(笑)。 - 一年ぶりの大阪 - 2004年09月10日(金) 9/9、大阪2nd lineでのライヴは、 とても実りの多いライヴでした。 一年ぶりの大阪でのライヴ、 東京以上?かと感じるくらいに大勢のお客様、 そして、ほとんどのかたは、僕たちのライヴを観るのが初めて。 こうした状況で、意気込んでしまうのは当然のことなのですが、 そんな中でも、常に、心の片隅に、 冷静なもうひとりの自分の存在を感じながら、 演奏できたことが、良いライヴにつながったと思います。 今日になってライヴのビデオを観たのですが(もちろんMCはすっとばし・笑)、 まだまだの所は多くあるものの、 確実によいライヴになってきていると感じています。 特に演奏するのが2回目だった新曲2曲が以前よりも、 だいぶ説得力のある感じになってきていたのがうれしかったなぁ。 この流れで、他の新曲もどんどんライヴで演奏していって、 最高のアルバムをつくりあげたいと考えています。 そしてアンケートを書いて下さったたくさんのみなさま、 本当にどうもありがとうございます。 本当にとてもあたたかい、大阪の方々のリアクションがうれしくて、 そういった部分においても、たいへん感動しました。 必ず、また大阪でもぜひ演奏をしたいと思っています。 そして、今回、「work up!」に僕たちをよんで下さったスタッフのみなさまをはじめ、 今回のイベントに関わって下さったすべての方々に、 感謝の気持ちで一杯です。 本当にどうもありがとうございました。 これを糧に、さらにeuphoria、がんばっていきます。 - 言葉 重み - 2004年09月02日(木) 言葉の持つ重みというものについて、 最近よく考えています。 今回のオリンピック、非常に興味深く観ていたのですが、 競技内容はもちろん、 競技後の選手ひとりひとりのインタビューにも大変関心がありました。 あの大きな舞台で活躍した選手たちのコメント、 それは、ごくごくシンプルなものがほとんどです。 ほんのひとこと、なんていうこともよくあります。 ですが、その限られた言葉の中にはとてつもない重みが存在します。 その言葉だけを取り除いてみたら、なんていうことのない、 普段よく使われる言葉だったりします。 でも、計り知れないほどの努力を積み重ねて来た選手たちの話す、 その言葉の裏にはものすごく大きな景色が存在しているように感じます。 スポーツ選手であるということ以前に、 ひとりの人間としての生きる姿がはっきりと見える。 それ故、僕はものすごく感動して、大きな刺激を受けるのです。 そして、やや強引に、この「言葉」を、 「自らが鳴らす音楽」に置き換えて考えてみました。 どんなにシンプルな和音を鳴らしたとしても、 どんなにシンプルな3コードの曲を奏でたとしても、 そこに強い意志があるのならば、 とてつもない重みをもたすことができるのではないかなぁ、 と、そのように思うのです。 ミュージシャンである以前に、 ひとりの人間としてどれだけ、しっかりと生きることができるか、 今までよりさらに、そのことについて意識的になってきています。 -
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