f_の日記
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■ 彼方

ものいわず
流れゆく空
白雲の

時に時雨れて
誘う春雷

2005年03月28日(月)

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■ 君

飲みほして

消ゆることなき
春の夜の

桜うかべた
月の杯

2005年03月22日(火)

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■ 或る夜

眼を閉じて

敬虔な心で
祈りを捧げる

救いを求めるでもなく
ただ祈りを捧げる存在であるために

ひきかえに
徳人であろうとは思わない

聖人でも君子でもない

祈りを捧げる存在であるために

敬虔に
つまびらかな自身に向き合う

どれほどそれが

偽物に見えても

2005年03月14日(月)

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■ Eloi,Eloi,lama,sabachthani

ペテロよ
あなたに言っておく
今日鶏が鳴くまでに

あなたは三度
わたしを知らないと言うだろう


彼は
孤独だっただろうか

人々への愛と
主への信仰と

いつかわかりあえるとでも
思っていたんだろうか

いや
知ってたんだろう

ただほんの
ほんのひとかけらくらいは

希望をもっていたのかな


Eloi,Eloi,lama,sabachthani?

主よ、主よ、

どうしてわたしを
お見捨てになったのですか?


そんな最期の言葉に
なんとなくそう思った

2005年03月12日(土)

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■ 四月の風

戦う準備を
調える

ナイフで
鉛筆を削るように

少しずつ
地味に

時折ふっと
息を吹きかけて

目を細めて
尖端を窺う

誰かに勝つためではなく
ただ運命に報いるために

静かに

黙々と

誰もいないところで

2005年03月11日(金)

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■ 

二ヶ月間禁煙をして
その煙草代を

どこぞへ寄附してきた

プラスかマイナスか判らない出費

何処かで何かをチャラにしないと
やってられないのかもしれない

記念品を傍らに
そんなことを思う

2005年03月10日(木)

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■ 

特別だから
孤独で

普通だから
傷つく

平然と忘れゆく
そんな時を

憾むよ

2005年03月09日(水)

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■ けれど

街灯を滑り抜けるように
さらさらと雪が舞う

熱いお茶を啜りながら
窓からそれを眺める

傍観者のような自分

何もかもから断絶されて
こんな風にお茶を啜るような

そんなところで終わりを迎えたい

絶望の淵で
悲しみの深淵で

なにもかも
あきらめてしまうような

そんなところではなくて

きっとそれが本当に望むことで
きっとそこが地図に印された場所で

2005年03月04日(金)

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■ 

コートにくるまって
俯きながら

信仰を失った神父のように
灰色の街を横切る

真実など
誰の救いになろう

奇蹟など
誰に訪れるというのか

軋みながら
胸から滴る悲鳴に

足を取られながらも
何とか生き延びてきた

愛にも見捨てられた
そんな絶望の淵で

2005年03月01日(火)
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