f_の日記
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■ 銀杏

そろそろ
あの大銀杏が

いい頃だろうか

もの言わず
遠い山の中で

静かに時を数えて

何を主張するでもなく
誰かに見せるためでもなく

2007年10月31日(水)

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■ 振り返って我が身を

最初に何を書いたのかは
よく覚えていないけど

ここに書き始めて
もう5年ほど経つらしい

早い…

とはいえ
その間2回くらいは引っ越しをしたり…

それなりだったのかとも
思えなくもないけど

最近古い知り合いと
少し連絡をとることになったり

時が確実に
また流れていくことが

本当なんだなあと

そんなことを
ふと凡庸に思う

2007年10月29日(月)

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■ 

老いること
病や死だけでなく

生きることさえも
苦しみと気付いた遠い賢人の

それでも世界は美しい
そう感じる人の心の不思議さに

生きることを選んだ
遠い賢人の

知り得ないほど深い
そんな洞察を浮かべながら

果てしなく広いこの世界の

塵のように狭い人の世の
滅びゆく様に

ただ杯をかたむけている

憂うでもなく
為す術もなく

杯をただ

かたむけている

2007年10月17日(水)

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■ 

旅を終えた部屋の片隅で

ぼんやり成功とか
敗北とか

そんなことを考えていた

世の中をあるがままに眺め
人の心をつぶさに観察しても

幸せとか
失敗だとか

そんなところに人なんかいなくて

胡乱な仔羊が道に迷うように
混沌とした夜に僕は

そんなことを考えていた

2007年10月15日(月)

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■ 明日は誰にも新しいから

そのベンチから
僕の転校した小学校が見える

川の向こうには海が広がっていて
見飽きた商店街はもうそこにはなくて

思い出を拒絶しながら
ただそれを見ていた

心の片隅で
さよならを告げる

明日は誰にも新しいから
時は誰にも取り戻せないから

2007年10月14日(日)

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■ はじまり

コーヒーを飲みながら
少しずつ目を覚ましていく

空が透き通ったような朝

冒険のはじまりに
とても相応しいような

そんな朝

2007年10月11日(木)
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