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誰も助けてくれない
誰も
誰も
声が聞こえない 姿はどこにもない 手掛かりも何もない 苛立ちを握り締めて 憤りを噛み砕いた 涙を拭うための手で 助けを呼ぶための口で
世界は白く 闇に隠れ暗い影 枷となる鎖に戒めを刻む
翼という幻想に溺れ 自らの足に涙の池を作る とめどなく 枯れることなく
紅い閃光が見えたら また立ち上がれ
君に会うために 必要なものはこの心と君を見つけるためだけの瞳
風になって駆け抜けるよ 道なんてなくても
鳥になって駆け抜けるよ 翼なんか必要ないなんてうそぶいてみても
雲になって駆け抜けるよ 空は繋がっているから 飛行機なんて必要ない
波になって駆け抜けるよ 海は繋がっているから コンパスなんて必要ない
船なんて必要ないよ 車なんて必要ないよ
電気なんて必要ないよ 言葉なんて必要ないよ
駄作だね
手が届きそうで届かない そしてきっと掴んだら 崩れてしまうんだろう
一緒に行こう どこへでも 君と手を繋いでさ
その掌を 僕に差し出してよ 離さないでいて
この空は続いている この海は続いている
この愛で繋がっているから
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