英語の辞書をめくりながら DAHLIAが悩んでいる。
「スペル分かんない〜」
「ロビちゃん、さり○○ーって、sari…? sali…?」
天才の俺様だが、そんなもの初耳だにゃ。 いくら訊かれても知らんものは知らん。
しかし困ったものだ。 悩み癖のあるDAHLIAのことだから、このままだと また夜も眠れずに【さり○○ー】のスペルを考えるに違いにゃい。 考えたところで、どうにもなるものではないのに。
夕方遅くなって、Tが帰宅してきた。
DAHLIAは、何気ない風を装って(実は緊張しながら) コタツからパソコンの前に座っているTに声をかけた。
「Tちゃん、さり○○ーってさぁ、sari…かなぁ・・・?」
『いや、違うと思うよ』
「えっ?じゃあ、何?」
『俺が思うには、th……』
「えっ?th……??」
DAHLIAが、必死にまた英語の辞書を調べ始めた。
「あったぁ〜!thだった!」
DAHLIAはすごくうれしそうに、しかしそれをTには悟られぬよう こそこそとメモをとっていた。
俺様もこれで安心。 Tは勉強もしないで、ネットゲームばかりしているオタクかと思っていたが 少しは見直した・・・かもしれにゃい。
一体、DAHLIAが何のためにどの単語を調べていたのか 俺様には判っているのだが、WEBで公開するのはまずいだろう。 しかし、読者諸氏の中の一部の人々が それを知る日は近いはずだにゃ・・・。
某息子『ロビン、腹がまた茶色くなってきたなー』
某母親「母親が、茶髪だからねぇ・・・」
俺様の身体は、見てのとおりの美しい "銀斑" v( ̄ー ̄)v 実はこれは、チチオヤ譲りなんだにゃ。 キオクにはないが、俺様を生んだハハオヤは茶髪だったらしい。 母親の遺伝子が、姿を現してきたということきゃ・・・。
某母親「お前、私をコピーしたような顔してんじゃねーよ!」
某息子『そっちこそ、俺の顔、真似すんな!」
この正月、コタツに向き合い、互いの顔を見合って 仲良く語り合うそっくり母子・・・ ニャンφ( ̄ー ̄ =)
冬休みも、その後の3連休も終わって 週明けから、朝はやっとの6時起き。 DAHLIAに日常が戻ってきた。
夜は、というと・・・
昨日は、台所でぼーっとしていたかと思うと
シクシク(ノへ;)
ふっ・・・またか。俺様は驚かにゃいぞ。 多分、読者諸氏も『またかヽ(~〜~ )ノ』という感想に違いにゃい。
と、そこへいずこよりメールが届いた。
DAHLIAは涙を拭き拭き、パソコンの前に座り ネットで誰かと話し始めた。楽しげににゃ・・・ [影]ω ̄)ジーーー
だが0時前には、パソコンの電源を落とし、横になったので 俺様も、30センチほど離れた場所で眠り始めると DAHLIAが、俺様の左前足を握ってくる。 眠いのに・・・( ´ρ`)。o ○
しばらく好きにさせておいたのだが、いつまでも離さにゃい上に 片目を開けて見てみれば、また泣いている!?ヽ(=^゚ω゚)^/
俺様は、少しDAHLIAが可哀相になったので 愛情を込めて、握っている手を噛んでやった。 DAHLIAの指に傷ができたが、DAHLIAはそれでも俺様の手を握ったままだった。
そして・・・(= ̄  ̄=) Zzzz・・・
チャリラ〜ン♪
ミアカからのメール着信音が鳴ったのは、午前3時近かっただろうか。 それから、ペチャクチャ≫(・。・)@ (泣いていた割には元気に数十分)
途中までは、聞き耳をたてていたのだが いつまでも付き合いきれん・・・Zzz・・o(__*)。。oO
そして・・・・・・1行目に戻る。
俺様の知る限りでは、DAHLIAは年明け、ほとんど2度寝はしていにゃい。 ミアカにしろ、DAHLIAにしろ 一体、いつ眠っているのきゃ?謎だにゃ・・・ヽ(=^゚ω゚)^/
久しぶりにDAHLIAの怒った顔を見た。
原因は、何処からか送られてくるメール。 普段から、感情をストレートに顔に出す方だが 昼間、何通か 夜になって、また何通か 届く毎に DAHLIAの顔がだんだんと険しくなってくるのが 俺様には、はっきり判った。
メールを読みながら、笑ったり泣いたりは 今までも珍しいことではなかったが あのDAHLIAを怒らせるとは一体・・・
その一件と関係があるかどうかは解からないが DAHLIAは今日1日中、極端に口数が減り、何か考え込んでいた。 そしてクレジットカードを出して、ネットで何か購入していた模様。
さっき、小耳にはさんだところによると 家を空けるとか何とか、言っていたような気がするにゃ・・・・・
いつ何処へ行くのかは、黙して語らぬDAHLIA。
しかし俺様は、聴覚だけは鋭いのだ。 誰にも言わずとも、ミアカには話すだろう。 その時を狙って・・・[壁]_☆)キラーッ
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