今日はお天気がいいし、身体も頭もすっきりしているし、い〜気分。
明日からドイツに遊びに行くし、やたらとテンションが高い。
ドイツのビール、久しぶりだな、楽しみだな。 街の雰囲気、懐かしいだろうな。 古くからの知人達にあうのも楽しみだな。
なんだか今の私、幸せモード。うふふ。うふうふ。
お掃除おばさんが、ビザの関係でウクライナに帰ってしまったので、今日は違うおばさんが来る。
来るように指定した時間が、外出前のちょうどシャワーを浴びたい時間帯。 やっぱ、今のうちに浴びておこうっかな。
今日は、商工会の春の婦人会ランチに出かける。 何を着ていこうか。 久しぶりに、マスカラばっちりメークを施すか。 今からマニュキアを塗る時間はあるかな? 香水どれ付けていこうかな。 この前新しく買ってきた香水、グッチの「ENVY ME」 やっぱ、これは、女だけの集まりには向いていないかもしれないな。 香りじゃなくって、ネーミングがね。
いつもの「BOSS WOMAN」にするか。 さてと、パソの電源落として、シャワーあびよっと。
ここのところ、週末は家にいることが多いんだけど、家族がスポーツとか何とかで、時間に追われた生活をしているので、私のほうもゆっくりできない。
で、火曜日あたりの今日、思い切ってオフにさせてもらった。
朝一に、じいさんにテニスのキャンセルの電話。 家族を送り出してからは、ベッドに横になった。Zzzzzz……。
気づいたのが、12時前。おっとっと。 今日は授業参観とPTA定例会。 かっ飛ばして学校へ。
帰宅して、パソの電源をつけてみたけど、やっぱ今日はパソに向かいたくない。晩は、英語のクラスで中間テスト。これもスキップ。
私、どうしちゃったんだろ? 元気は元気なんだけど、なんか、外的要因で100%の調子ではないような感じ。では、外的な原因って何なのさ。? このまま、ベッドに横になったら、また寝てしまいそう。 今日は、ニュース見てないけど、列車事故、どうなったんだろ。 朝のドイツのARDのニュースでも取り上げられていました。 世界的に大きな事故なのです。
尼崎の列車事故、何であんなことが起きたのだろう。 原因究明と人命救助に徹して欲しい。
楽天9連敗、20敗目だって。 岩隈投手のファンなので楽天には頑張って欲しいのだ。
清原のあのピアスは何じゃ? やたらと目立つではないか。 500号ホームランはまだか?
推敲のため、プリントアウトしようと思ったら、A4用紙が残り一枚しかなかった。すっごいショック。 トイレで用をたしたあと、トイレットペーパーが無いのに気づくのと同じくらいのショック。
A4用紙を買いにいったときに、キッチンペーパーを買ってくるのを忘れた。こちらもショック。 2、3日前からものすごく不便なのだ。 まぁ、キッチンペーパーなら家の前のスーパーにも売ってんだけどね。
ファイル類を多めに買ってきたら、新学期ということで、子供達にことごとくとられてしまった。そんな女っぽい柄のでもいいのかい?
今日の夕食は、鮭の切り身。 どうだ、嬉しいか、ボーズども。
今晩、気軽に飲むために安いフランスの白ワインを買ってきた。 小花の種付き。各ボトルに種入りの小袋がついてくる。 Miscellaneous flower seedsなのだそうだ。 ドイツ語では、Samen-mischungとでもいうのかな。 ザーメン・ミッシュングと発音する。
ラベルは黄色いバラの写真なんだけど、これがピンクだと、妙なことを想像して赤面してしまいそう。種付きだし? いや、赤面することはないかもしれないけど……。
Rosiereというワイン。シャドネー種とヴィオニェ種。 お味はさっぱりフルーティ、女性向。食後酒かな。 実はこれ、一度週末に飲んでみたの。おいしかったから、もう一本。 パパは絶対に選ばない味だけど、私が飲みたい! と思ったのよ。
2005年04月24日(日) |
5番ウッド、貸して差し上げます。 |
パパが午後から、ゴルフしに行くそうだ。今シーズン初。 午前中、子供の野球に行ってもらったから、終日ご苦労なことである。
で、パソに向かっている私の背後でポツリとパパ。 「おかあさんの5番ウッド(ブリジストン・ツアーステージ)は、よく飛ぶんだったなぁ。ロングホールであれで二打目をうったら、グリーンに届きそうなんだけどなぁ。貸してほしいんだけどなぁ」ともじもじ。
まぁ、貸してやらん! などと意地悪するのもかわいそうなので、快く貸して差し上げることにした。パパに買ってもらったものだし。まぁ、お試しあれ。
ははは、たった今、歓び勇んで家を出て行きました。
* * * * * * * *
私のプリンターのドライバーのほうは、パソデスクの隣の整理箱にありました。
探すのはとっくの昔に諦めてたんだけど、前回の日記を書いたあと、何気に箱をもう一度開けてみたら、箱の片隅に、ぺろりと裸で挟まっておりました。祐子さん、自分の直観力に狂喜乱舞。
で、先日から、ちまちま書き物をしております。 新しい文章を書き始めると、創作以外へのエネルギーもどんどんわいて出てくるようです。
最近の私、エネルギッシュに頑張ってます。
2005年04月21日(木) |
プリンターのドライバー |
最近使い始めたノートパソをプリントアウトするためには、プリンターのドライバーとやらが必要なのだという。
探し出しておくように。 といわれたんだけど、なんじゃ、それ? の世界。 CDかフロッピーらしいんだけど。
過去に目にした記憶は……そういわれてみれば、無きにしも非ず。 でも、どこにあるかなんて、絶対わかんないよう。 パソデスク周辺も引越ししたんだから。 一応、探してみた。あらあらと。
結論。 あらあらと探したぐらいでは見つからないところに、しまってあるようだ。
うーむ。どうしたらいいんだろう。もう探しものは嫌ですよ、私は。
で、あらあらと整理箱を探しているうちに、未整理の古い写真が続々でてきました。3年程前までの写真。2002年とか。
私、若い。この三年で、ドドンと老け込んだようだ。 そして、まだ細い。今よりは。この三年で、ドドンと太ったようだ。
子供達も、3年分の成長が見られた。 今では二人とも随分しっかりしたものだ。喜ばしいことである。
来週の週末に、古巣ドイツに遊びに行くことになった。 ドイツ時代の同僚ファミリーたちに会いに行く。 5年ぶり、若しくは8〜9年ぶりの再会になる。
再会、第一声が想像つく。易々と。
「うわ、祐子ちゃん、そんなに太ってどうしたの?」 「いや、それよりも、あの祐子ちゃんがこんなに老けちゃってー」
などといわれるのだろうな。 うん、実際に、ドイツ時代の私はまだ今よりは細くて若かったんだよ。 「祐子さん」というより、「祐子ちゃん」ってな感じだったし、私。
それなのに、今じゃァ……。 はぁ〜。
少し前(いや、かなり前)から、車のヘッドライトが片方消えていた。
夜は外出することも無いし、ついうっかり修理のことなんか頭になかったんだけど、先週末、パパに指摘されて、これは早めにいっておかないとまずいかなとようやく思い始めた。整備不良で、ポリさんに停められたら厄介だし。
で、家の近所のバッテリー屋さんで見てもらった。 (最近は、アルファロメオのディーラーまで行くのは面倒くさくなったのさ)
すぐにちょこちょこっと見てもらった。 かはは。何のことはない、ただの接触不良じゃった。電球の。
ワルシャワの道は、でこぼこだから、ちょっとねじが緩んだのだろうな。 ま、でこぼこ道のせいにしないで、普段からちゃんと徐行するべきだね、祐子さんは。
* * * * * * * * *
今日は快晴。でも今までより気温が低い。最高気温で9℃ぐらいか。
お昼頃にまたうちっぱなしに行ってきました。
最近の過去日記を読み返してみると、祐子さん、のんきにテニスいったり、うちっぱなしにいったり、遊び呆けているみたい。みたい……じゃなく、実際にそうなんだけど。
でも実は、健康管理のため、テニスも打ちっぱなしも、必要に迫られて身体を動かしに行っているのです。
最近、順調に創作に時間を割いています。 だらだらとネットする時間を極力減らしたので、午前中に2〜3時間程度、集中力が切れるまで文章を書いております。
最近、身体の代謝がおかしいのか、何かの栄養素が足りないのかわからないけど、書き物の後は必ず足がパンパンにむくんでしまうのです。 じーっと座りっぱなしで、血行不良なんだと思うけど。
だから、パソに長く向かった日はちゃんと身体を動かしたいのです。
でもなー、この大根足、何とかならぬものだろうか? 足なら昔から太かったけど、最近の太さは、ちょっと問題あり。 もしかしたら内臓に原因があるのだろうか。
さぁ、どうする。医者にいっても言葉は解らないっていうのに。
それとも今まで運動不足だったというのに、更に高カロリーの食品を食べ続けたた結果の大根足なのだろうか。 トルコで受けた痩身マッサージは、痩脚効果絶大だったけど、ワルシャワででも、痩身マッサージ、探してみようかな。 むくみぐらいなら取れるでしょうから。
2005年04月19日(火) |
主婦のテニス、プロのテニス |
今朝は、じいさんとのテニスの日でした。 1時間マンツーマンで楽しくまったりとトレーニングしてもらいました。
終わり頃、隣のコートにやたらと派手なテニスウェアーの可愛いおねぇちゃんと相手の人がやってきました。
まったりムードだったじいさん、いきなり黙り込んで、真剣にプレーを始めました。??? あれ、じいさんどうしたの? って思ったら。
なんとなんと、その可愛くてほっそいおねぇちゃん、丸太・ドモホフスカという、プロのテニス選手なのだそうです。丸太じゃなくて、「マルタ」ね。ポーランドでは、NO1、世界ランキングでは69位だそうです。
かつて彼女は、じいさんの教え子だったそうです。 私のトレーニングが終ったあと、彼女と挨拶を交わしておりました。
ワルシャワ郊外に住んでいて、たまにうちの近所のコートに練習にくるみたいです。 確かに外のコートで何度か見たことがあったかも。 可愛くて、愛想がいいから覚えてるの。
せっかくだから、しばらくプロのトレーニングの様子を見てきました。 他にも、ギャラリー数人。 トレーナー相手に機械のように打ち返していました。 球が速い速い。 細いのに足腰が強い。 すごい集中力。
私のテニスなんか、主婦のピンポンテニスみたいなもんだ。 そ〜れ! てなかんじ。まぁ1時間で汗びっしょりにはなるけどさ。
プロには遠く及ばないけど、もうちょっとぐらい身体を鍛えて、今シーズンの素人テニスとゴルフに備えないと……。などと、こっそり目論みながら、帰ってきたところです。
今日、子供達が学校帰りに友達の家に遊びにいったので、帰りが遅い。
うるさいのが帰る前に、早めに夕食を用意した。
でも、今日のお料理はことごとく失敗。 ハンバーグ、ひき肉、危なそうな匂いだったんだけど、大丈夫かなと思って焼いてみた。
うーむ。焼いても酸っぱい臭いが……。 ははは。初めっから使うなってか?
味噌汁に、乾燥しいたけを入れたんだけど、臭いがきつすぎ。くさい。
なんだかなー。今日は質素なお料理じゃ。 付け合せの温野菜とお漬物で。我慢しろ。ボーズども。
ママは、また打ちっぱなしにいってきて、疲れておるのじゃ。かはは。
昨晩、JSTVでごくせんのおねぇちゃんが出演している映画「トリック」を家族で観ていた。
ママとパパは、夕方からだらしなく飲み始め、テレビそっちのけでいい気分。 子供達が真剣にテレビにかじりついて一心不乱に見入っているころには、二人とも相当へべれけになってしまい、ボーズ達をリビングに残して、ぶっ倒れるように先に寝てしまった。
で、深夜。 喉が渇いて、目が覚めた。
世の中が煌々としている。 世の中ではなかった、家の中。しーんとした我が家。
ボーズたちは、テレビが終わって、リモコンでオフにして、そのまま寝たのであろう。
リビングの照明240Wオン、台所100wオン、廊下120wオン、洗面所120wオン、理人の部屋120w+60w、ずぇ〜んぶオン。清二の部屋だけは暗かったけど。
朝起きたら、厳重に注意しようと思っていたのに、慌てて朝ごはんを用意していたら、タイミングを逃してしまった。今はもう、男衆は野球教室に出かけてしまいました。 パパが言うには、私も家中電気をつけっぱなしにする傾向があるらしい。 パパが帰宅して、一番最初にすることは、家中の電気を消すことなのだそうだ。
げ、これはやっぱりママのしつけが悪かったのか……。
昨日、ガレリアモコトフに入っていたスーパーが、「albert」という名のチェーン店でリニューアルした。
で、早速、いそいそと家族総出でお買い物。
でも特別、目新しいものは無く、野菜も昨日オープンしたわりには、特別新鮮でもなく、全体的に価格が高め。ディスプレイがごちゃ混ぜでわかりにくい。お酒類のコーナーが、ど真ん中に移動してて、妙なスペースのとり方。 レジも、まだシステムが切り替わっていないようで、やたらと時間がかかった。
やっぱり近所の買い慣れたスーパーのほうが買いやすい。 あそこは、たまーにウィンドーショッピングのついでに、帰り際、食料品を買うためのスーパーということにしよう。
ぼっちゃんたち、食料品の買い物につき合わせるのは、無理がありました。初めての店だから、ものを探すのに時間がかかる。 今日は、何にも買わないという約束で連れ出したので、いい子にしていられない。二人で動き回るわ、けんかはするわで、ママの眉毛、目尻、上がりっぱなし。
もー、うるさいボーズと一緒の買い物はやだ。……でした。 いつものことだけど。
でね、ガレリアモコトフの通路で、ブレザーを着た、男前のポーランド人3人が、白いチューリップを配っていました。
ちょっと詳しく観察していると、自分好みの、若くて可愛いおねえさんにだけ、配っているようでした。露骨に不公平っぽい。
私もほし〜い! って思ったけど、おにいさんたちはこちらに近寄ってきてもくれませんでした。追いかけようかと思ったけど、そこまでおばさんチックなこともできなかった。もらえなかったらショックだし。 残念だから、自分で何か一輪、買おうかなって思ったんだけど、ぎゃーぎゃーうるさいボーズたちをしかっているうちに、花屋に行くことなんかすっかり忘れてしまってました。
あー、お花……。
本日、我が家には、目を引くようなお花は一本もありません。 なんだかとっても殺風景。華やぎの無い一日だった。 とは言っても、まだ今日は終ってないんだけどね。
今から、テニス。今回からは、外のクレーコート。 では、張り切っていってきます!
午前中、またまた打ちっぱなしにいってきた。 今年、ゴルフはホドホドにするって、宣言したばっかりだというのにねぇ。 いいの。ホドホドでも、することには変わらないんだから。 練習ぐらいしておかないと、一緒に回る人に迷惑かけちゃうからね。
で、帰り道。WAWELSKA通りにて。 いつものごとく、日中のこの道は大渋滞だった。
私の前には、ポーランド軍のトラック。荷台には兵役中の青年達が、後ろ向きになって座っていた。つまりこちらの後続車にむかって座ってたわけ。
時々、この通りでそういう軍隊のトラックの後に並んでしまうことがある。 たまにお茶目なわっかいあんちゃんたちだと、後続車にやたらと愛想を振り撒いて、ちょっかいをかけてくる。こっちもリアクションに困って、ついつい戸惑い笑いなどしてしまう。
でも、今日の兵隊さんたち。やや、年上のインテリ系の人ばかりで、すっごいまじめ風の青年達が五人並んでこちらを向いて座っていた。
こんな春の陽気のいい日に、俺たちゃ兵役かよ〜ってなかんじで、表情が疲れきっている。暗い表情ではない。ただ眠たげな表情。
こういう時って、目のやり所に困りますね。 じろじろ凝視するのも失礼だし。
前を向いたら、兵隊さん、右を向いたら、市営バスの乗客。だから、ずっと反対車線の左側を向いていた。
そしたら、いつのまにか信号が変わって、トラックが百メートルぐらい先に進んでて。慌ててアクセルを踏んで、すかさず車線変更しました。
子供達は今日からお弁当。 ようやくママも十分なフリータイム獲得。
お昼前に、打ちっぱなしにいってきました。 今シーズンは創作に専念したいので、ゴルフはホドホドにするつもり。
でも、ついうっかり打ちっぱなしの回数券を買ってしまった。 やっぱり通ってしまいそう。打ちっぱなしぐらいはいいか。気分転換に。
2カゴ、100発打ってきました。 だめだね。体が忘れてしまってる。 やっぱり、しばらく通わないと。
祐子さん、すぐに何でも熱中しちゃうから、計画的にエネルギーのペース配分を考えないといけない。年間を通して。
今年は、1にも2にも創作の年。テニスは2の次、ゴルフは3の次。 わかったかな? 祐子さんよ。
4月8日、ヨハネパウロ2世が、天に召されて。 4月8日、私の41回目の誕生日で。 そして週が明けると、新学期。 私のスプリングバケーションも今日で終る。 この春休みは私にとって、本当にバケーション気分だった。
春休み突入と同時に何とか原稿をかきあげて、ウィーンへ気晴らし旅行。帰ってきてから、子供中心の毎日。パソで原稿に向かうこともしなかった。
そして、春休みの最後の締めくくりに、8日の晩に我が家で大きなパーティを開いた。
これを境に、私は転生する。 まわりの環境がいろいろ変化する。 自分の内面も変化している。 そして、一番大きな環境変化は、書き物はこれからノートパソコンを使うことにした。今までは、デスクトップだけだったので、絶対に家のパソにかじりついていなければならなかった。
これからは、カフェでも待ち時間でも、お散歩の出先でも、子供らやテレビがうるさいときは台所でも、いつでもどこでも書けるもんね。
パパがいうには、私の性格からして、こんなに重たいものは外に運ぶのはもう嫌! とかって言って、結局デスクトップを使うようになるそうだ。
ふーん。それはやってみないとわからないじゃないねぇ。 でも図星っぽい。
今は、まだ使い勝手に慣れるまで時間がかかりそう。 パソデスクにノートパソコンを置いていろいろ打ち込んではいるんだけど、ついうっかり、いつものくせでデスクトップのマウスを使ってしまって、 「あれ、スクロールしない。うーむ」とかって唸ってたりするの。 祐子おばさん、もう歳だからね、慣れるまでに時間がかかるのよ。
でも、牡羊座の人は、本当に今週から運勢が変わるらしい。
牡羊座
目下、実感中。精神構造がシンプルだからね、ワタクシ。
2005年04月07日(木) |
男の子三人のお母さん(追記) |
理人の同級生で、お母さんがポーランド人でお父さんが日本人の侑太くんという男の子がいる。
一年おきに、日本とポーランドを行ったり来たりしている。理人とは2年生と4年生のときの同級生で、6年生になってまた戻ってきてくれた。
ワルシャワに戻ってすぐに、侑太君から電話があった。 翌日から遊びの約束を取り付け、連日うちで一緒に遊んでいる。昨晩はお泊り、今晩は帰るけど、明日の晩はまたお泊りしにくる。
息子達も、長すぎる春休みは退屈だったせいか、侑太君がきてくれるようになってからおおよろこび。
私も、明日、大きなパーティーを控えているけど、少しずつ準備をしながら勢いで男の子三人を面倒を見ている。
侑太君のお母さんは敬虔なカトリック信者で、私たちよりもいくらか年輩でもあるし、今回のヨハネパウロ2世の喪に服し、静かに家で過ごされている。
そんなときに、元気いっぱいの小学6年生のハーフのニッポン人の男の子がいたら、喪に服しようとしても、それどころではないだろう。
明日は、ポーランド全国民服喪の日。 私は異教徒でもあるから特別に何にもしない。だから、少なくとも、敬虔なカトリック信者の侑太君のお母さんのために陰ながらお役に立ちたいとも思ったのだった。
きっと今ごろ、教会に行ったり、お友達と再会して、法王を偲んで語り合っておられることだろう。
追悼ミサには無数の人々が自発的に広場に集まったそうだ。バチカンに弔問に行きたくても行けなかった人々である。日本でもニュースになっていたと思う。
今回の服喪で、人々の敬虔さとか、ヨハネパウロ2世への敬愛心とか、カトリックの敬神の念とか、ポーランド人の新たな精神世界に触れることができて、異教徒の私としては、密かな感動すら覚えた。
2005年4月8日は、目下ポーランドで暮らしている私にとって、生涯のうちの歴史的な日として決して忘れることはないと思われる。
(追記) 晩九時半過ぎ、ポーランド第一放送を見ていた。勿論、追悼番組をやっていた。
じつは、私、ポーランド語のチャンネルはほとんど見ていなかった。(テレビのリモコンが別で面倒くさいから……というどうでもいい理由で)
追悼番組が終わり、ヨハネパウロ2世の祈りの静止画像が映っていた。右手前にゆらめくろうそくの灯火。左手に時報。
21:36.55 ……。 21:36.56 ……。 21:36.57 ……。 21:36.58 ……。 21:36.59 ……。 21:37.00 同時に右手前のろうそくの灯火が瞬時に消える。 21:37.00 全くの静止画像。 21:37.00 ……。 21:37.00 ……。 4月2日のこの時刻にヨハネパウロ2世の命の灯火が消えたのだった。 5日前の晩、静止画像に示された時刻だった。
最初、現在の時刻を示しているただのデジタル表示かと思っていた。 誰もにとって、時間はそのまま流れている。今も同じように。 が、ヨハネパウロ2世の生命の時間はそこで止まったのだった。
何かを思い出したかのように私の胸にも深い悲しみが襲いかかってきた。 命のともしび、ろうそくの炎をいつまでも眺めていたいとおもった。
死者を偲ぶ時に、ろうそくを灯す意味が、今、ようやくわかったような気がする。
2005年04月06日(水) |
4月8日服喪の日〜ポーランド〜 |
ヨハネパウロ2世の葬儀のため、ポーランド国民は喪に服す。 政府官庁が休むということは聞いていたけれど、ほとんどの民間も休業して服喪するようだ。パパは出張だけど。
ポーランド人のお友達が先週末からずっと嘆き悲しんでいる。 バチカンに行きたいのだという。 ヨハネパウロ2世に別れの祈りを捧げたいのだという。 心の中で本当に大きな存在だったのだという。
方や、祐子さん。じつは4月8日は私の誕生日。 スーパーやレストランなどお休みのところが多いけれども、服喪ということを念頭におきながらも、ちょっとしたお誕生会をする。
4月生まれの人、祐子宅に大集合!
当日はお店が閉まっているだろうから、買い忘れの無いように、計画的に買い物をしないといけない。
* * * * * * * *
本日、ヨーロッパではJSTVで織田裕二・矢田亜希子主演「ラストクリスマス」が最終回だった。
理人が、ビデオですでに観てしまっているクラスメートの女の子に、結末を聞いたそうだ。
「ママ、絶対内緒なんだけどね、ラストクリスマスはね、結局、織田裕二が交通事故で死んじゃうんだって」 「へぇ、そうなんだ。そういう結末もかわいそうだね……」
とかっていいながら、それ以上、他の知人達には口外せず、親子二人の秘密みたいにして、今回の最終回の日を迎えた。 で、理人とママ、いつ交通事故のシーンがあるか、はらはらドキドキしながら見ていた。最後のエンディングソングが流れても、ここからの最後5分でどんでん返しがあるかもしれない……と、テレビにかじりついて見ていた。
と、こ、ろ、が。なんとなんと、ハッピーエンドではないか! だれじゃぁ、織田裕二が交通事故で死ぬなんていったのは!!!
「僕はさァ、見ている途中で、あ、みんなにだまされたかなぁ……って薄々気づいてたんだよねぇ〜」
などと理人がのたまう。
ママは、理人があまりにもママに秘密めいた言い方をしてきたから、100%頭っから信じていたぞ〜?!
なんだい、鵜呑みにしてだまされたのは、このワタクシかいな。
がはは、ばっかみた〜い。 理人も単純バカだから、回りもだましてからかったら、面白おかしいんだろう。
そういや、二年前の3月にも、PTA送別会に担任の先生の弟さんが一緒についてくる、というのを理人に聞いて、会場で担任の先生と妙にあらたまった挨拶を交わして、「で、弟さんはいまどちらに?」とすっとぼけたことを言ったことがあった。
「あ、あれは、冗談だったんです〜」 って先生苦笑。横にいた奥様も笑っておられたけど。
ったくー。学校で聞いてきたこと、家に帰ってなにげなく報告するからさ、こういうことが起きるんだよね。 ばぁか〜な母親だ。子供の言うこと、ぜ〜んぶ鵜呑みにしてるの。
2005年04月05日(火) |
ポーランド国旗に黒の喪章 |
ローマ法王の葬儀、4月8日に=法王庁幹部
4月4日、法王庁幹部によると、ローマ法王の葬儀は、4月8日に行われる。写真は4日、サンピエトロ広場に掲げられたポーランド国旗 (2005年 ロイター/Yves Herman)(ロイター)20時24分更新
以上、ヤフーのニュースから引っぱってきました。
* * * * * * * *
ワルシャワは急にぽかぽか暖かくなりました。
外出する人も重いコートを脱いで、軽やかな足取りで行き交っています。
こんな能天気な陽気だけを堪能していると、頭ン中からすっぽりと何かを忘れそうになってしまうんだけど、各家屋に掲げてあるポーランド国旗の黒の紋章がハッと我に帰らせてくれる。「喪に服さなければ」と。
上の画像は、バチカンのサンピエトロ広場のものだけど、ワルシャワではいたるところにこのような旗が掲げてある。
ここは、ヨハネパウロ2世の祖国なのだから、当然であろう。
公共機関のバスも、車体に、この旗と黄色い旗(カトリックの旗?)が掲げられている。テレビ番組は、チャンネルのロゴがいつもは白地のところが黒くなっている。
夕方、エンピックにいったら、新聞がほとんど売り切れ、入り口に立てかけてあった「ヨハネパウロ二世」という本を、入ってきた客が必ず立ち止まって、手に取っていた。
ここに赴任してきた当時のポーランド人の印象。 おとなしい。黙って耐える国民。 そして、瞳が澄んだ人が多いということ。
なぜにあんなに澄んだ瞳をしているのだろうと思ったことがある。 最近になって解った。
カトリックの敬虔な瞳なのである。 キリストの神を信じる瞳、ローマ法王を崇敬する瞳なのであろう。
土曜の夕方。 ヨハネパウロ2世の死去の3時間前、私は近所の教会に足を運んでみた。
敬虔な瞳を持つ信者達がたくさん集っていた。 勿論、その時間帯は横の公園で遊んでいる人もいるし、夕飯を作っている人もいるだろうし、カフェでのんびりしている人もいるだろう。
私は教会の礼拝堂の一番後ろから、人々の祈りの姿を見た。 真摯に祈る姿を見た。
私も、祭壇を前に頭を垂れ、胸元で十字を切った。 十字を切るなんて、生まれて初めての経験であった。 だって、私は神社の娘として育ったのだから。 でも、キリストの神の前では十字を切らずにはいられない何かがあった。
あの時の私も、神を信じる澄んだ目をしていたのだろうか……と思う。 少なくとも、今、卓上の鏡には、奥深くきれいに澄んでいる私の瞳が映っている。
ローマ法王・ヨハネパウロ2世が、2日21時37分バチカンで死去した。84歳だった。
このニュースを日本在住の日本人は「あっ、そ」で済ませてしまうのだろう。カトリック信者も少ないだろうし、遠い国のお話だろうから。
ヨーロッパでは言葉にできないほど大きな喪失にちがいない。 ここポーランドでも、悲しみと祈りで満ち溢れている。 ヨハネパウロ2世は、カトリックの国・ポーランドの出身であった。 バチカンでも400数十年ぶりの外国から迎えた法王だった。 今朝、老若男女、教会に足を運ぶポーランド人がたくさんいた。教会の入り口には、礼拝堂に入りきれなかった人々が、外のスピーカーでミサを聞いていた。
ローマ法王ニュースは、海の向こうの心無いお国では、Xデーを今か今かと待って、後継者問題だけが重要問題として取りざたされているようだ。 父親の死を待たずして、すぐに相続について話し合っているみたいでいやらしい。即物的でうんざりする。
けれども、ヨーロッパ、特にバチカンやポーランドでは、まずは我らの聖父・ヨハネ・パウロ二世の追悼をしている。心から、別れの祈りを捧げる。
日頃、ポーランド人とヨハネパウロ二世について、話題にしたことはない。けれど、ここに住んでいたら、国民の法王への篤い敬愛心が自然と伝わってくる。
ワルシャワでは、お財布にヨハネパウロ二世の写真を入れている娘さんがとても多い。スーパーのレジに並んでいるときに、見ようと思わなくても、目に入ってくるのだ。
ここの人にしてみれば、法王は心の父……なのだろうな。 その父が、昨晩、死去されたというわけなのである。 信者が流す涙の熱さが、ここにいたら異教徒の私にも本当によくわかるのである。
朝8時に美容院へ。
私の担当の美容師さんは、決してイケイケお姐さんじゃないんだけど、腕は確か。ポーランド語でこまかい指示ができなくても、任せておけば、カットもカラーもちゃんと見栄えよく仕上げてくれる。
白髪染めをして、部分的に色を抜いて、顔の輪郭がきれいに出るようにカットしてもらいました。
春っぽい装いが似合いそうなヘアスタイルになりました。 祐子さん、大満足。
ちょいとここらで、師にじっくり手紙を書かないといけないんだけど、陽気がいいので、書きたい内容が日々変わってしまって困っている。
まとまった時間も無いので、断片的に書いたものをあらためて翌日に読み返してみたら、うーむ。 何を書いておるのじゃ、40にもなって……という内容。
軽い文面だったら、心が伝わらないしな。 せっかくエアメールで出すのに。
日記はこの辺で切り上げて、ちゃんと手紙をかこうかな。 便箋を広げながら、師がどんな表情で読んでくださるか、想像するのが一番楽しい。
2005年04月01日(金) |
さよなら、ひろみちおにいさん |
おかあさんといっしょのひろみちおにいさんは、3月いっぱいだと勝手に勘違いしていたけど、4月1日(金)の番組で最後なのだそうですね。
本日、可愛い花束を持った最後のひろみちおにいさんが映ってました。
じっくり腰を据えて見たかったんだけど、卓上のお片づけ中。 推敲済みの原稿を片っ端からシュレッダーへ。
もう、うるさいうるさい。 テレビに背を向けていたし、内容なんか全然聞こえない。
でも、それを済ませてすぐに出かける予定があったので、頑張ってシュレッダーダダダダダーしました。
三月も終りました。原稿よ、さよなら〜。時間をかけて取り組んできた作品だけに、終ってしまうと寂しいものです。
どうか下読みさんの目に止まりますように。。。
お昼に子供達をピックアップして、あちこちでそれぞれの所用を済ます。
明日は、朝一番に美容院に行く。ヘアカットとヘアカラー。 そろそろおしゃれに気を使わなきゃ。春なんだから。
子供達が24時間ぶりに帰ってきて、我が家もやっと活気付いた。 いたらうるさいけど、いないとまた寂しいものだ。
ははは、母だね、私。
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