2002年05月25日(土)
皆さん観ました?『サトラレ』。 邦画です、観ました、泣きました。そしてすごく考えさせられました。
サトラレ、それは特異体質か何かで半径10メートル以内に考えていることが筒抜けになってしまう人。 要するに他の人に心の中を『サトラレ』てしまう人。 『好き』も『嫌い』も『嬉しい』も『悲しい』も『悔しい』もぜーんぶ周りに感情が漏れているのです。 周りの人はサトラレの考えていることが聞こえてきても決して取り乱してはいけません。 『気付かないフリ』をしなければなりません。 『キミはサトラレなんだよ』なーんて本人に教えるなんてもってのほか。警察に捕まります(汗) 何故か?それは、サトラレがサトラレであることを知ってしまったらとんでもなく精神的にショックを受け、とても生きていられない気持ちになり、自殺してしまったりするだろうから。 サトラレはとんでもなくIQが高く、人間文化財として大切に扱われるべき人間なのです…。
この映画を観た人が誰もが考えるであろうこと。 『もし、自分がサトラレだったら…?』 プライバシーのプの字もありゃしません。
実は、わたしもすごーく考えてしまったのです。 ひょっとして、今わたしが考えてる事が周りに漏れてたらどうしよう? みんな、聞こえても聞こえないフリをしてるとしたら? おーい、ソコのわたしの前を歩いてる人、わたしの心の声が聞こえたらりふり返ってみて? …んー、振り向かないなー。やっぱ聞こえてないか…。いや、待てよ、聞こえてるのに知らんぷりしてるのかも…!
…何考えてるんでしょうねー。手に負えません。 でも、考えれば考えるほど『実は…本当は…』とか思ってしまい、どうも落ち着きません。 しかし、とある事を思い出し、妙に安心してしまったり。 『サトラレはすごくIQが高い。』 な〜んだ、大丈夫じゃん、わたし(笑) そもそも、思ってることがすぐ顔に出てしまうらしいわたし。心まで読まれてたまるかー!
まぁ、いろんなことを、時に誤解しながら、時に理解しながら、生きていくのが人間らしいのかもしれませんね。
映画『サトラレ』。作品的に面白いと思います。わたしは結構好きです。
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