薄れていく意識の中で
うっすらと開いた目から見えるのは
大切なアナタ。
傷つけたくなくて
苦しんで
重い罰を
一人きりで背負い込んででも助けたかった
大切なアナタ。
ねぇ もう死んじゃうのかな?
ねぇ 私 笑えてる?
アナタの好きな笑顔で笑えてる?
涙ばかりが流れてるけど
ちゃんと笑えてるのかな?
大好きだよ。
ホントウよ。
ずっとずっと愛してる。
腐っちゃった感情も
腐っちゃったこの身体も
持て余してしまってる私は。
精一杯 手を伸ばそうとしてるけど
鉛のようなこの身体は
腐った血を流しながら
今にも崩れてしまいそう。
何を支えにしたらいいの?
何を探していけばいいの?
私はどうやって生きてきたんだっけ?
私は人間だったのかな?
私はいつ生まれたんだっけ?
すっかり靄のかかってしまった思考回路に
寝ぼけながらも
聞いてみた。
腐ってドロドロになった頭脳も
ただ 私に吐気を催すだけ。
この痛みはなんだろう?
体感温度は36℃。
あああ
私はまた 人を困らせてしまった
自分ですら理解できない感情を 周りに撒き散らして
気付いてよ 正解を答えてよ
私を見てよ
そんなこと叫んでる
やっとできた 新しい 暖かい 離れたくない この場所も
私はまた 自分の手で失ってしまうのかな
学習能力の全くないこの身体を
誰か ハヤク
壊して頂戴。
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