浪奴社員の呟く
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無性に寂しさが込上げてくる。
他愛無い話に無性に胸が錐々する。もう少しあと少しの響きの中にも、帰る所と還る処の差異が露骨で痛々しいから、兼ねて触れない視線が生々しい。
駄目になったものは駄目になって、目新しいものは真新しくて、何一つ変ることなく流されて、もういいよ、月が替ればあの光景を拾いに出かけるつもりだから、今度はまた独りで触れてくるから、そして置去りにしてくるから、誰の声も届かず誰にも声は届かず、あぁやっぱりそれか。
ウソつきやな、ずっと判ってたのにな。そう云ってたら、また少しでも違ったんかな。
行為のその深層に潜む無意識の認識に苛立ちを忘れることが出来ずにいるのに、そうやって幾度となく無神経に振舞うのは、やはりそれでもワシのせいなんか?
可愛がった子供と折れ合えないことも、振られた女と円滑にないことも、過保護な母親と言葉無いも、それもこれも全部ワシのせいなんか?
なら、誰がワシを支えてくれるんや?誰がワシに耳を傾けてくれるんや?
ワシが一歩退いたら三歩前に押し出してくる、そんなんばっかしやな。押したモンがエライんか?押したモンか賢いんか?どんなけやねん。。
外見の生活を変えたからといって、ワシが求める深層の動機には道筋を与えられることなんぞないんやさかい、結局何も変らない。そんな程度で人が変ると思うなら、どんなけ薄いねん。。。
何も変らんよ、変らん辛さを知らんだけやろ。
子供には可愛い、女には惚れている、母親には感謝している、それを変らんだけの動機のために、表層の生活を変えたからといって、ワシの奥底には何一つ亀裂を生じない。
時にだけ誰かに縋るのもどうかと思う。都合のエェ時は独りがエェのに、こういう場面だけ誰かに甘えるのもどうかと思う。
本当は嫌なことがあった。それでも、誰にも云いたくないし、云えない。多分、このままになっていくんやろうけど、それも仕方の無いことかもしれない。
「恋愛すれば変るから」それ以外では本質を変えることが出来んのか?ならまた離れていくだけやねんけどな。
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