花を静かにみれるなら 満開でなくてもかまわない
満開の桜をひとりじめできた あの頃が あの場所が とてもなつかしくて
夜桜は妖艶で感傷的すぎる ひきずられのみこまれ 狂ってしまいそう
いまだけでもいい せめて
ときどき連絡をするのは ボクが寂しがりだから 大切なひとたちのことが心配だから いろいろあるけど
結局 お互いのために 良いことだとおもってる
大事なひとを数えたら 結構たくさんいて そんな自分が照れる程 幸せだなんておもった
気持ちはそこに居続けるのに その場所から押し出されて
でもそのアンバランスさを 何事もないように 安定しているように振舞うことが そんなふうにできればいいのに
行き場のない想いや 宙に浮いてしまった気持ち 何処に置いておくのでしょうか 消えてなくなりはしないのに なかったかのように振舞えるひとたち
重くて潰れてしまいそう
ニュースをみていると 感覚がおかしくなってくる
ボクという軸 足を踏み締める
こんなにやわらかく 誰かを包み込めるだろうか
こんなにやさしく 誰かを照らし出せるだろうか
彼岸って なにか起こりそうで
向こう岸に近づく感覚
もう二度と会えない 大切なひとたちのことを憶う
見えるものだけがすべてじゃない いつでもそばにいる いつでもあえる
同時に 見えるものさえも おろそかにしていることに気づく
手がとどくから そばにいるから 触れることができるから
気がつけば 遠く離れてしまう
やさしくて あたたかい そんな春雨が降っていたこと
だから春はすき
2003年03月14日(金) |
いまボクはなにをみてる |
共感を覚えるものごとが うれしい 本や映画 音楽や曲 趣味・趣向 誰かと分かち合える感覚 このために絆は強く 深くなる
けど気がつくと 共感を探している ボクをおしつけている そう感じるときがある
ボクの枠をはめてしまうことは そのひとが なくなる そのひとで ボクをみてる
ときどき見隠れするような かすかに聴こえるような やさしく香るような ふっと思い出すような
気づいたら其処にあるといった やすらぎをあたえてくれる そんな共感
それが共感
足元をみて まわりを見渡して ボク自身の手を見つめる
ボクが 戻ってきた
気がついたら睡魔に負けてて それから空白の時間があるだとか
突然目隠しされて何処かにつれてかれて 前いた場所に戻れないだとか
他国にひとり ことばがまるきり通じない状態だとか
見えないガラスの天井があって 手を伸ばしてもとどかないだとか
そういう感じ
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