たとえば 自分のことばかり考えて生きていけたら ある意味では楽かもしれない
なんて考えることが無駄なのかもしれない
ということさえも本当はどこかで必要なのかもしれない
そう考えることだって無駄なのかもしれない
と ぐるぐると考えた末に行き着くのは ぐるぐると考えている時間が無駄だったのではないか やはり必要だったのではないか…
なにかにいきるのかもしれない いつかいきるのかもしれない
大丈夫
まだ もう なんとか 「だいじょうぶ」だよ
頑張る
もうすこし とにかく もっと 「がんばる」よ
隠れてることばに色をつけられたなら
無力感に浸らず 何かしらできることを
それでも時間は 均等に平等に流れていく
一秒先のイメージに追いつきたいとおもうことは無謀なのだろうか
ひとが集まるけれど 静かな ゆっくりとした時間の流れる場所
ひとりになりたいけど ひとりでいたくないときは そんな空間がいい
その場所へ誰かと訪れたいとおもう頃には すっきりと さっぱりと
誰もが何かを抱えていて それでも生きていて
すこしまえのボクをそこにみるとき すこしは歩いているのだと 進んでいるのだと おもう一方で
やはりボクのなかには根づいていて 望んでは見たくないものも ふたをしておきたいものも その誰かをみることで思い起こす 滲み出てくる
いつかは笑って向き合えることを どこかでわかっているから
ゆっくりのんびり あせらずに
6月になり 7月がくる
あたりまえのことなのに
巡りくるこの季節が 落ち着かない
理屈ではどうしようもならない この感情
ことばをかさねてしまいたい ことばにわたしたくない
どちらにしても
雨の匂いを いっぱいに吸い込んで
夕暮れの空に こころをうばわれて
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