兄ちゃんはベンチに座って
みうらじゅんの「アイデン&ティティ32」を読みはじめた。
それにしても、椅子が熱くなって来たな。
俺の椅子セクシー。
・・・・・・・・・・・
兄ちゃんが「アイデン&ティティ32」を読み終わった。
「な〜チョロリ、俺これからだよな。チョロリ、ボブ・ディラン知ってるか。」
知らんけど教せ〜て!
自分を信じるんだ
自分がいちばんよく判っていると思っている事をするなら
自分をあてにするしかない
自信を持つんだ
自分を信じて正しいと思う事をやり
あとは思案したりするんじゃない
ぼくに美しさを教えてもらおうとしたってだめさ
美しさは色あせて行くだけなのかも知れないのだから
自分を信じて
「もしも」や「いつかそのうち」を
あてにしない道を見つけだすんだ
ぼくに真実を教えてもらおうとしたってだめさ
真実だってどこでどうなってしまうか
まるで判らないのだから
君は一体
何の為に唄をつくるんだい?
君は一体
誰の為に唄を唄うんだい?
君は一体
何がしたいんだい?
そして君は一体どこに行こうとしてるんだい?
(ボブ・ディラン)
兄ちゃん!俺に乗りなよ!
「チョロリ、俺をどっかに連れてってくれるのか。」
兄ちゃん、良いもの見せてあげる。
いいとこ連れってあげる。
行くよ!
「な〜ここは何処、俺は誰・・・・・」
きれいだよ
「な〜チョロリ、俺、明日のLIVEやれそうだよ!」