また散らかして 今日も派手にやったんだな
いろんな事を教えてもらってる ハチャメチャになっていると思うのは つまらない大人の視線
真剣に本気で遊んでいる姿 いろんな事を教えてもらっている エネルギッシュに生きている姿。 でもお片づけはちゃんとしろよ。 だけれど そんな暇もなくバタンキュウの それにしてもかわいい寝顔だ。 そんな顔でお母さんのお腹の中にもいたんだな。
もう4年が経っている。「あっ」という間だ。 でも「あっ」という間には「あっ」だけではすまされない オマエの笑った顔、泣いた顔、怒っている顔、喜びに満ち満ちている顔 悲しくて淋しくてたまらない顔、海よりも大きいひと粒の涙 お陽様よりも光っている目ん玉、いつでもオレの体に響いてくる純粋で ストレートな声、神聖さを放つその寝顔、楽しそうに走って遊んで かけずり回っている姿がいっぱいつまっている。 いくら書いても書ききれない程、高純度につまっている。
オマエは物凄くたくましいエネルギーで「時間」とういうものを パンチしながら「今」を大いに生きている。 ヨシタロウ。だいぶ少年らしくなって来た。 これぞ男の中の男だと思うときもある。 かと思えば、猫なで声をあげて甘えん坊になる時もある。 油断もすきもありゃしない。 感情の天国と地獄を面白いスピードで行ったり来たりしていて、 とても忙しいオマエ。 そんなオマエのずっとそばにいる。
大切に育てている。 いつかは忘れてしまうかもしれない。 そんな事、思う間もなく目に焼き付けている。 高く高く抱き上げながら、甘い時が流れている。
手をつないでいる。 オマエをいろんな所に連れて行ってあげたい。 「喜ばせたい」というより「驚かせたい」。 これからもっともっとオマエと遊びたい。 だって楽しい事が山ほど待っているんだ。 可愛いオマエが一緒ならオレはどこへでも行ける。
オマエと遊んだ日の夕焼けはいつもとても奇麗だ。 道には胸を張って手を繋ぎあっている大きな影と小さな影が映る。 嬉しそうに、そして少しホッとしたようにお母さんが待っている お家に帰る。
オマエの冒険は続く。 オレ達はずっと見守っている。
オレはいつかオマエよりも先に死ぬ
その時は今日の部屋のように 今度はオレが散らかったままかもしれないが また散らかして 今日も派手にやったんだなって ニヤニヤ笑いながらオレを見届けて欲しいなんて思ったり なんかしちゃった日
ヨシタロウは幼稚園でオレの似顔絵を描いていて 今日それを見せてもらった。
ヒゲジョリジョリが絶妙に表現されていて笑った。
そんな今日という日の夜は おおじみさんとチャボのライブを観に行った。 南青山MANDALAで観た。 言葉にはならない。 至福の一時を過ごした。 そのあとおおじみさんと阿佐ヶ谷で呑んだ。 次につながるひと時。 愛すべき時間だった。 全部ひっくるめて音楽な話だった。 音楽が大好きだからこそ 解りあえる人生の、楽しくて、つらくて、かっこいい 憂鬱で陽気なリズムが根底に流れている上での 会話というのは本当に楽しい。
先週はらいさんとメタメタに呑んだ。 金曜の夜。7時に渋谷で待ち合わせして 音楽の話をつまみにメタメタ気持ちよく呑んだ。 終電間近にらいさんと高円寺に行って 愛すべき人達に会ってまた呑んで、 段々立ち直って来た。
たいしたことねぇって。 たいしたことねぇって!
翌日は テッペイと呑んで 悩みも話して、愚痴も言って オレの事をオレ以上に解ってくれているテッペイに 今度の新曲を聴いて欲しいと思ったり
Dさんのワンマンライブを観て かっこいいリフと共に 音楽で言葉を真っすぐに放つそのかっこよさに 惚れた夜
なんだか 全然これからのような気がして
今日のチャボのライブ 全てがあったよ。
たのしくて、つらくて、かっこいい。 生きている生活者が 自分の作品を つくって、ひっさげて、届けている ありのままのLIVEがあったよ。
もう気付いたよ。 朽ち果てた心は思い込みさ。 自分次第さ。
ギター弾いて 唄って ライヴするのは ステージあがる直前まで 苦しい事ばかりだと思っていたけど そうじゃない。 とても贅沢な事をしているんだ。 ほとんどの事が苦しくても 表現ができる そして いくつになっても 新しい出会いがあって それは自分自身との新しい出会いも含めて 自分さえ感覚が錆び付かなければ 何度でも生まれ変われる。 生き返れるわけで とても贅沢な事をしているんだ。 だから少々苦くたって どうってことねぇんだ。 感覚が死ななければ。 どうってことねぇんだ。 狂おしく錆び付いたらおしまいさ。 日々腐ってくさって腐り果てても 生き返れるんだ。このオイルで。 本来は誰しもそうなんだ、誰しもが表現者なんだ。 だれしもが自分のステージがあるんだ。
はやりすたりなんかどうだっていい。 むしろ、はやっている事があったとして 息子がいつの日かその時のはやり物に 夢中になっていたとしたら オレは息子に言うだろう 「今、はやっている物は全て無視しろ」 「今、はやっている物は全て無視しろ」 と
間違いなく言うだろう。
オマエのそのオレの似顔絵。 そのクレパスを握った右手の感触。 クレパスと紙との空間を集中力で塗りつぶした その遊び心を忘れないで欲しい。
忘れないで欲しい。
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