読書日記
別名、生存日記。
(久美沙織、集英社コバルト文庫) 夏から新装版で2巻ずつ出てました。実は、高校の図書館にあったのです、旧版が。卒業生が寄付したのかな。そのときには苦手だったんです、未来の鈍感さとか朱海さんの優柔不断さとか。だけど、今読むとかわいいんですね。若いから許せなかったのかも。 と言いつつ、若いうちに読むべき本。7巻以降は別の話だなあ、と思うのだけど。 マリア様がみてる レイニーブルー (今野緒雪、集英社コバルト文庫) 二年生が3人とも憂えている原因は、それぞれの姉妹のこと。姉妹制度のあるカトリック系の女子校のお話。いつも、雨降って地固まる、なのだけど、今回の雨は涙のようです。恋愛ではないのに、心がすれ違ってしまうのが悲しくて。 姉妹って軽い気持ちでなる人もいる、とあるけど、心変わりしたらどうするんだろうね。
(稚野鳥子、集英社) フツー、連載してればすぐコミックス出るんだね。待たされるのに慣れすぎて、かえって驚く。で、少女マンガのゴールはやはり結婚なのか。恋愛ものなんだから、そうなんだろうけどさ〜。ま、プロポーズされた相手が彼氏ではない、って展開はおもしろいです。
(ダニエル・カール、集英社文庫) 父の本。うちでは自分が読んで面白かった本を、台所の出窓のところに置いておくのです。 山形弁を話す変な外人。日本でのオモシロ体験記もいいけど、アメリカではこうだ、とかに目が行ってしまうのだ。読み方間違ってます。ちなみに、ダニエルの初恋は日本人なんだそうです。
(野呂希一・荒井和生、青菁社) 2年くらい前に出た、写真+言葉の本です。四季にまつわる、微妙な季節感や雰囲気を伝えるさまざまな言葉と、写真によるイメージの散策。という、最近、このタイプの本が多いね。 日本語にいろいろと不自由してるので、ちょっとお勉強。 春の日に眠気に誘われて寝ることを、「微睡む」。毎日、これ。
(小野不由美、新潮文庫) ホラーは苦手なのだけど。最初は時が緩やかに流れていて読み進むのに時間がかかった。死の包囲網が狭まってくると、気になって眠れなくなる。ある少年が死んだとき、泣いてしまった。あまりにも人が死ぬとマヒしてしまうけど、やはり死は残酷なのだよ。 ちょうど読み終わったと同時に(真夜中の3時半ごろ)友人からメールがあった。それもホラー?
(ほったゆみ・小畑 健、集英社) どうやら日記に書くのを忘れていたようです。夜の雨の中、買いに行った覚えはあるのだけど。ほんとは昨日が発売日だったような? 伊角中国編ということで、表紙も伊角さん。チビ和谷との話もかわいい。たくましくなっても、伊角さんのかわいさは健在なようです。
(金蓮花、集英社コバルト文庫) ひさびさの「りゅうねむ」新刊。金蓮花さんの本は、この「りゅうねむ」と「水の都」シリーズしか読んでないという、かなり邪道な読者。魔導の使い手が主人公なので、かなり強引に話が収束してしまう感じはあるけど、文体は綺麗。透明なのに鮮やかな色なのです。 will|INDEX|past |