アイイチ。
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きみの優しさを計ろうとする私は悪い女だろうか。
私はきみが思っているほど丈夫じゃないんだよー。 心配してよー。
誰もが経験のある、クラスに1人はいた、 頭の中どうなってんのかと思うほどの忘れんぼ男子。 あーいう子達って大人になったらどーすんだろと思っていたけど、 まさかそれがきみだったとは… アーレー。 忘れんぼのきみを、私は認めないと、なのかしら。ね。 だいすきな、きみ。 私のことだけは忘れないでおくれよー。
今日の海上花火はキレイでした。 蚊に刺されまくったけど。かゆいかゆい!
来月も花火に行きましょうね。
のんびりとDVD観賞。 きみは少し、お疲れ気味。
機嫌がいいのか悪いのか、 ビクビクと顔色を伺ってしまう私の癖。
怒られるのが怖いんだと言うと、 怒ってないでしょう?と笑うから
私はやっぱり頭が変なのかなぁと思いながら、 手を繋いで歌を歌う。
8ヶ月。
きみはとても、いま、つらい。 つらいきみは、だれとも会いたくなくなるんだって。 知らなかったから、私は、悲しくて少し泣いた。 でも、そういう風につらいのを越える性質なんだとわかったから、 もう泣かないと思うよ。
多分ね。
きみは、すぐ、忘れる。 1時間前に「行こう」と決めた場所なのに、 1時間後に「じゃぁ○○行くか?」なんて、 忘れっぽいにも程がある。 決めたじゃん! 決めたじゃないですか、そこって! 明日の記憶だー。 なんて茶化すけど、
私はほんとうはとても哀しくて、こわい。
楽しい話が、これから先の話が、 きみを通り抜けて行く。
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