駅のホームに 人と鳩
同じように まどろんで 水をのみ 語らう
私たち 同じ 同じ 同じ・・・
つめたくなった おばあちゃんの ほほにふれて はじめて 生きていることを 知った
ここにいて涙して 想い出を話して 放心して はじめて いろんな人たちは 生きていることを 知った
おばあちゃん 一人だけ 横たわってる
いつかみんな こんなふうに 横たわるんだ 花にかこまれて
そのことを 知っている人は どのくらい いるんだろう みんな わかってるんだ 心のどこかでは― でも 悲しむ。 かえってゆくことを。
今の この ともしびを 私たち かみしめる。
何年生きていても 太陽はおともだち
何歳になっても 月はふるさと
「大人になったら 大人らしく」 っていうけど 大人って何?
私たち皆地球の子供たち 人間という生命体
うまれてからしぬまでの間 心臓がうごいて わらって ないて そして土にかえるの
木々のように 花のように 鳥のように。
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