花のような人になる
フリージアのように純真で かすみ草のように可憐で デイジーのように笑う
花ひらくとき、蝶きたる あたたかな季節 心のひらいてゆくとき
花のような人になる
ちかごろよく、 男の子の夢をみる それも、5歳くらいの わんぱくざかりの男の子、 まるい目でこっちをみて どこか少し淋しそうで 私たちは一緒に遊んで 私たちはとても仲良しで きよらかで楽しい時間 昨日は二人ですべり台 おいかけっこして楽しかった
でも、
その子はいつも少し淋しそうで 何かを私に言いたそうにしてる 何かを伝えたがってる
何を?
私は知りたくて それで一生懸命その子と遊ぶ なにか、心の中で とても大切なことを その子は伝えたそうにしてる 私がなかなかわからないのを はがゆそうにしてる どうして? 私は知りたいのに あなたは誰? あなたは誰? あなたは、彼の中に 住んでる小さな子供なの?
ふかふかごろん まるくなる おふとんのなか きみとなら つきにいけるよ ゆめのなか まあるいめをした つきのねこ
キンモクセイの香りにさそわれて 新しい恋をみつけにいく
はれた空に 木々の香り 街行く人は 春のよそおい
芽吹くとき、 そよぐ風、
大好きなあなたに さよならしたら 大好きな私に あいにゆく
星をおいかける少年の あなたに会いたかった 恋を知らない少女の 私に戻って会いたかった
とおい昔のまっしろな 二人に戻って いつか 白い波の前で 会いたい 流れ星を 数えたい
さよなら、 さよなら
ほめられたいとか 一番になりたいのではなく ただ、本当に道をひたすらに 求めてみたい― ただ、純粋に道を熱心に 進んでみたい―
その時に心の底から 喜びが生まれること 長い間 忘れていた気がする
道というものが、容易ではないことも 知っている それをのりこえた後に、 ある、高い山の頂上から見る 素晴らしい景色が待っていることも 知っている それが、待っている ただ、ひたすらに、道を求めるなら―。
こんなサヨナラは久しぶり こんな涙は久しぶり ―恋をしていたの― 私にかえっていく時
本当にかなしくて流す涙 本当にいとしくて流す涙 つらいけれど 私を思い出させてくれる 涙が好き
ずっと生き別れになっていた 私をみつけた それだけでもう ありがとうって 言える
山々の白い雪の景色をすぎて みじかくぐっすり眠ったあと ビルの光をみた あの中にあなたがいるのね
今、何を考えてるの
こんな箱のような家々がならんで 人もとおりすぎるのに
私は今、たったひとりのあなたと出会ってる こんなふうに人のこと考えられたのは 久しぶり。 こんなふうに自分のこと 考えられたのは 久しぶり。 こんな気持ちを思い出させてくれたの
結果なんてどうなってもいい 本当に、愛せたのなら
くしゃくしゃと髪をなでる 手のひら 鳥のあつまる池を 歩く肩
そんなことを思い出すから 涙が出る
恋するとき とっても大切な時間だった 銀河のひとつぶが 燃えたとき
お別れは出会いのはじまり あたらしい私に出会うとき べつべつの時間で、 私たち、生きてく
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