まるで双翅類だと、おもった。曰く、神々しい。あきらかなる爪弾が産む。そのうちにきっと、疵が。そのうちにきっと。守ろうとするかのように解いた生絲がまた枷になって縛りつけてゆく。くいこむそれは細いけれど、それ故に抵抗のとれなく。わたしはいつもぎりぎりのヘヴンに在る。幸福のかけらが風に吹きさらされていくのを眺めていた。
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此処一週間は部活の合宿で、その前の数日は強化練だった。幹部になってはじめての合宿だったので、いろいろ得るものもあったしいろいろ失敗もしたわけですが今は取り敢えずねむいな。ついさっき合宿終わったんだけど。六時から合宿明けコンパがあるので行かなければならないのだが(そして多分たのしいとはおもうのだが)もうねむいな。そういえば此処数日は寝慣れないところで寝たりしている所為か、夢をすごく視た。鯉が団体で川を上流に向かっているのとか。いつか龍に成れるといい。
ちょっと実家に帰ってました。春休みだというのに未だ実習があるのですがその合間をぬって。帰ったら、南極の氷がありました。父親が知り合いから貰ってきたらしく。なんか三千年前の氷らしい。南極の氷は雪が降り積もってそれが長いあいだに圧し固められて出来るので、なかに気泡が沢山あって、液体に入れるとこまかくぱちぱちいいます。その気泡の中身を分析して昔の気候やらなんやらを調べる模様。そして取り敢えず食せるようです。南極の氷でオンザロック、という企画がどこかでもやっていた。というわけで、なめたりかじったり熱いお茶に入れたりした(勿体ない)あげく、自宅にも持って帰ってきてみた。なにしようかしらん。
それで、帰っている間になにやらめずらしいことにバトンが廻ってきてました。
帽子屋さんから頂きました、「漢字バトン」です。俺のイメージは「景」だそうで。なんというか、ありがたいです。とても好きな漢字なので。
◆好きな漢字◆
上記にもあるけれど、「景」。ひとつの字でまったく逆の意味を持つところが。逆なんだけれど、対立せずに存在するところが。
◆大切にしたい漢字◆
「異」。ちがうということ。ひとつひとつちがって当たり前でだからこそ魅力的だということ。異なるからといって切り捨ててしまうのはちょっと勿体ない。そして、異なるからこそ憧れる。でもまったく同じにはなり得ないだろうしなりたくないとも思う。
◆漢字の事をどう思う?◆
ひとつひとつにちゃんと意味があって、然もそれがひとつに限定されず多岐にわたっていたりするところに惹かれてた。文字がいきづいていて、その漢字一文字から色々なもの、意味、ニュアンス、光景とか、がひろがって見えたりする。
ちなみに俺の使っているのは『漢字海』です。林とか海とかなんだかすごい漢字がうようよ生息しているイメージが。
◆回ってきた漢字に対して自分の持つイメージは?◆
「求」……そのまんまだけれど、もとめること。そして手をのばす。無いときはさがしまわる。駄々をこねる。「喉から手が出るほど」。
「応」……親しい友人。あたたかい。かえってくることば。結構かえって来ないこともある。結構あたたかくないときもある。みかえり。こたえること。往復しうるもの。やりとり。
「鏡」……反転。現実と虚構の混同。でも気になる。
◆次に回す漢字三つ◆
「安」
「我」
「指」
◆最後に貴方が好きな四字熟語を三つ◆
「日進月歩」。太陽や月みたくな急激な進み方は俺には出来ないけれど、そういうひとには憧れる。ちまちまとでも進んでいきたいと思う。
「大器晩成」。俺に対する祖父の評。大器かどうかは置いといて、少なくとも早成ではなさそうなので、晩成出来たらうれしい。
「唯我独尊」。じぶんも他人もすべて、それぞれが尊いひとつの命だということ。平たくいえばオンリーワン。とはいえ、それに甘える方向に乗っかり過ぎてると「ひとりよがり」になってしまうわけだが。自分も他人も均しく尊重したい。
◆バトンを回す七人とその人をイメージする漢字◆
なんだか色々と恐れ多い(気が小さいともいう)ので、取り敢えずオフの友人でもある人達へ。
白さん。「空」。そら。たかく突き抜けるあおとただようしろと。分厚く押し寄せるくろと落ちてくる滴と。多少変わりやすい。
森まりもさん。「奇」。めずらしい。不思議。すばらしい。「変」なんじゃなくて「奇」なんだよね。どうも。色々と、なにかしらすごい。
或風さん。「和」。わ。輪。話。俺には上手く出来ないこと。
実家帰ったりで此処見てる確立低そうだけど、気付いてくれて更に御閑でやったことなかったらうけとってくれればうれしいよ。残りの四本は置いておくので、やってみたい方、どうぞバトン持っていって下さい→ llll
なんだか自分、三つくらいの漢字でおなじような内容書いてる様な気がするけど、この際気にしないことに。
帽子屋さん、ありがとうございました!