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やっと熱が下がったので散歩を再開しました。 2日歩かなかっただけでも、体力が大分落ちているのを感じます。 いきなり3時間は無理だったので、今日は2時間で切り上げました。 予定日がどんどん近づいてきて、それでも前駆陣痛すらない状態に焦りを覚えています。 そうへいは「予定日前なんだから、まだ陣痛が来て無くても当たり前なんだよ。あまり思い詰めないの。」と言いますが、気持ちを上手く切り替えることが出来ません。
今日も熱が下がりません。 2日も歩かないでいたら、ますます赤ちゃんと会える日が遠くなってしまうのではないかと恐怖しています。 先生が「陣痛来るわよ!」と言ってくださったにも関わらず、きちんと歩けていない自分があまりにも不甲斐なく、辛いです。 本当に精神面でがたがたです。 あんなに苦しんでいた前駆陣痛すら起きません。 お産は精神的なもの、というのは本当ですね。
歩きに行こうと思ったのですが、またしても熱発してしまい、熱が少し高めだったので「止めておきなさい」と反対されて散歩に行けませんでした。 一日家にいて布団に横になっていると、考えなくて良いことばかり考えてしまい、折角浮上しかけていた気持ちが沈んでいくのが分かります。 薄暗い部屋で、一人悶々としています。
今日もはりきって3時間散歩に行きました。 昨日の診察で少しは気が晴れたのか、いつもよりも足取りが軽いです。 色々と思うところはありますが、今はあまり考えずに行こうと思います。
2002年11月26日(火) |
破水疑惑と涙【39週0日】 |
昨夜遅く、破水したように感じました。 本当だったら次の健診は27日だったので、1日待つことも考えましたが、わたしはGBSという膣炎になっていて、出産時に赤ちゃんに感染してしまうと赤ちゃんの死亡率が高くなります。 もし破水だと思ったのが勘違いでも、赤ちゃんの命に比べたら恥をかくことは大したこと無いんだから、ということで電話して受診することにしました。 色々な人からの「まだ?」コールでナーバスになっていたのもあり、早く先生に会いたくて仕方が無かった、と言うのもあります。
いつものわたしとは違う様子に、助産婦さん達は大変心配したようです。 GBS感染を防ぐため、念のために採血、その後抗生剤の点滴を受けました。 それから診察室へ行ったのですが、先生も「可哀想に・・・。」と言ってくださり、「もし辛いようだったら実家から家に戻っちゃえば?」とまで言われました。 結局破水はしておらず、再度内診を受けたところ子宮口は更に開いて3cmになっていました。 「これだけ開いてれば陣痛来るよ、大丈夫!」と先生に力強く行って頂き、産院へ来て良かった、と思いました。
そしてまた頑張って沢山歩こう!と少しだけ前向きな気持ちになれました。 あまりにも精神バランスを崩していて、帰りの車の中でも泣きました。 そうへいは「気が済むまで泣いた方が良いよ、それだけ辛かったんだよね、我慢しなくて良いよ。」と言ってくれて、更に泣けました。 お母さんがしっかりしていなければ、赤ちゃんも安心して出てこられないですよね。 なるべく前向きに気持ちを持っていきたいと思います。
赤ちゃんに早く会いたいわたしは、今日も3時間の散歩にでかけました。 帰宅後、体調が悪かったので「もしかして・・・」と思ったら、熱発していました。 ここのところ熱発ばかりしているので、出産の時も体調が悪かったらどうしよう、と不安です。
今日は前から「やる」と言っていた洗車をしに行ってきました。 20日に「あと1週間以内には・・・」発言があったので、かなり焦ってます。 出産後は洗車に行く時間はないだろうし、そうなると汚い車に赤ちゃんを乗せることになってしまいます。
父親も巻き込んで、そうへいと3人で洗車しに行ったのですが、3人なら短時間で終わると思っていた洗車は結局4時間かかりました。 わたしは股関節強化のためにしゃがんでする作業(例えばホイールを洗う、とか)を進んでやりました。 これで少しでも早く出産できれば、と思います。
その後、母親と合流して車用品を買いに行きました。 ところがお店に行く途中からいつもよりも強い痛みを感じ始め、時間を計るとほぼ8分間隔で痛みが来ていることが分かりました。 本当にいつもとは違うわたしの様子に「これは始まるんじゃない?」と母親が言います。 そして、あまりにも痛くてじっとしていられなくなって来たため、早々に帰宅しました。 わたしはやっと赤ちゃんに会えるんだと喜んでいたのですが、お風呂に入ったら痛みは消えてしまいました。 やっぱり前駆陣痛だったようです。 なんだかとっても寂しくなってしまいました。
憂鬱な気分を引きずりながら実家へ戻りましたが、相変わらず不調です。 出産前に巣作りをする動物のごとく部屋へ籠もり、干渉されることに対して過敏に反応しています。 いつもだったら何でもないことなのに、ここのところ全てが気に障るようになってしまいました。 こんな自分は嫌なのですが自分ではコントロールできず、どうしようもありません。 そうへいは「お産の前はそんなもんだよ、仕方ないよ。」と言って慰めてくれます。
今日も日中は前駆陣痛はありません。 夜にばかり前駆陣痛が集中し、寝不足もあって気が立っているのかもしれません。 これは気分転換をした方が良いと判断して、午後になって散歩へ行きました。 途中で雨に降られたりしましたが、やっぱり外は気持ちが良いです。
自宅の方で電気工事の立ち会いをしなければならないため、再び家へ戻ります。 実は20日の健診時も熱発していて、今日も体調が悪かったため、両親は心配して「そうへい一人で行ってきてもらえば?」と言っていたのですが、もし産気づいたときに産院へ行くのは車になるので、それなら車に入院の荷物を積んで一緒に行く、と言って二人で家へ帰りました。
今日も前駆陣痛はありません。 電気工事をしている間は停電しているため、何も出来ずにそうへいと二人で過ごしているうちに、なんだか訳も分からず不安定になってしまいました。 まだまだ出産予定日まで日にちがあるのだから、気持ちに余裕を持てばいいのですが、色々な人たちから連日「まだなの?」と連絡があるのです。 それらがプレッシャーとなり、前駆陣痛やそれに続く本格的な陣痛が止まってしまったようです。
わたしの通っている産院では、以前は産婦が希望する方は誰でも出産に立ち会うことが出来たのですが、今では産婦のパートナーのみに限定されています。 その理由を先生に尋ねたところ、お産はデリケートで本能的なものであり、理性で産むものではないから、パートナー以外の立ち会いがお産を難しくしてしまうということが何度かあったため、許可するのを止めたそうです。(不思議と、そういった方達に部屋から出て行ってもらうとお産が進むらしい。) 人間もやっぱり動物なんだな、と感じさせる事例ですよね。 わたしも色々な人達に自分のテリトリーに入ってこられたため、知らず知らずのうちに気が立って、変にナーバスになったりしてノイローゼ気味です。 絶対、今の状態はわたしのお産にとって良くない、と感じています。
体調も悪いし、精神も不安定で、今日は実家に帰るのを止めてそうへいと二人で過ごすことにしました。 明日は元気になっていたいです。
昨日、内診の際に「内診の後は出血があるかもしれないけど、心配しなくて良いですよ。」と言われていたのですが、その言葉の通り、健診後に出血がありました。 そして一旦出血が止まったのですが、今日になってまた出血しました。 今日の出血はいちごゼリーの様なもの。
おしるし・・・?
とも思いましたが、内診の影響が続いているのかもしれないし、判断に迷います。 もし「おしるし」だとしたら、先生の言うとおり1週間以内に出産するかもしれません。 でも、それに反してここのところ続いていた前駆陣痛がぱったり止まってしまったので、なんだか不安になってしまい、夕方になってから散歩に出かけました。 いつ本格的な陣痛が来るのでしょう。 早く赤ちゃんに会いたいと、気ばかりが焦ります。
2002年11月20日(水) |
NSTと内診(健診13回目) |
今日は38週1日での健診です。 今日も明け方4時から2時間、10分間隔の痛みが続いて睡眠不足です。 2時間も続いたので、前駆陣痛ではなく本当の陣痛になるかも知れない!と期待しましたが、残念ながらお弁当を作っている間に消えてしまいました。
今回は健診の前にNST(ノンストレステスト)がありました。 これは分娩監視装置、別名モニターと呼ばれる機械をお腹につけて、お腹の張りや赤ちゃんの元気さを確認するものです。 NSTを受けるのは初めてだったので、そうへいと二人で興味津々、機械をのぞき込んでしまいました。 ずっと見ていると、赤ちゃんの心拍は110〜140くらいを行ったり来たりし、その間に胎動も記録されています。 また、わたしの子宮収縮も記録されていて、一番強い張りで70程度でした。 本格的陣痛の場合、60を超えるときつくなってくるそうですが、わたしは70くらいでも余裕で、むしろ明け方の方が痛かったんだから、その時の数値はどのくらいだったんだろう?なんて考えてしまいました。
子宮底長31→33 腹囲82→84 血圧104/74→112/62 浮腫・尿蛋白・尿糖ともに陰性 血圧が高くなっていますが、これはモニターを着けているときに測定されたので興奮していたのだと思います。
先生に「最近前駆陣痛らしきものが続いて寝不足なんです。」という話をしたら、内診をすることになりました。 すると「りなさん、1cm・・・ううん、2cm開いてるわよ。子宮口も良い感じで柔らかくなっているし、赤ちゃんも十分下りてきてる。」と言われました。 昨日、21日出産予定の妊婦さんを診察したけど、その人よりも良い状態だそうです。 「38週の妊婦さんで、これは優秀よ!」と誉められて、嬉しくなりました。 頑張ってお散歩をした成果が出ているようです。 あんなに疲れて「もう歩きたくないなー。」なんて思っていたのに、「また頑張って歩こう!」という気持ちになりました。 助産婦さんも「無駄な痛みじゃなくて良かったですね!」と言ってくださいました。 「これだけ状態が良ければ1週間後の健診を待たずに産んじゃうかもね。いつ、とは言えないけど1週間以内にはお産があるでしょう。」とのことで、「上手くいくと今週中に生まれちゃうかもね。」とも言われました。 2cm開いている、と言われて「出産」という言葉が現実味を帯びてきました。 超音波で子宮内を確認しながら「赤ちゃんは元気だし、羊水も十分、良かったわね。」と言われてそうへいと二人で嬉しくなりました。
BPD(児頭大横経)は89.7→92.1、推定体重は2,454g→2,609gでした。(今回、写真はもらっていません。)
赤ちゃん、いつ生まれてくるのでしょう。 本当に楽しみです。
2002年11月19日(火) |
前駆陣痛【38週0日】 |
ここのところ、前駆陣痛らしい痛みが続いています。 痛み、といっても生理痛程度の痛みで、凄く痛いわけではありません。 それでも夜中に「うーん。」と目が覚めてしまうので、ここのところ寝不足です。 ずっと前駆陣痛らしきものが続いていたので「おしるし、今日はあるかも!」とトイレに入るたびにドキドキしていますが、残念ながらおしるしはありません。 出産本によると、おしるしのない人もいるらしいので、こればかりはどうなるか分かりませんよね。 明日は健診なので、その時に先生に質問したいと思います。
出産後は長時間起きていられないだろう、という推測から「年賀状を仕上げておいて。」と両親に頼まれ、今日は一日年賀状作りをしました。 実は自分たちの年賀状代を出してもらっているため、これはアルバイトなのです。 ちなみに、自分たちの分には「赤ちゃん誕生報告」を入れたいので後回しです。
順調に印刷できていると思ったら、年賀状作成ソフトが何度も強制終了して苛つきました。 あまりにもおかしいのでソフト会社のHPへ行ってみると、やはりアップデートのデータがダウンロード出来るようになっていました。 ため息を付きながらインストールすると、なんとかうまく印刷できるようになったので一安心です。 本当にここのソフトはいつも不安定で困ります。
仕事から帰ってきた両親に完成した年賀状を見せたら満足してもらえたので良かったです。 あとは洗車をしなければ・・・。
2002年11月17日(日) |
お歳暮と押し入れの整理 |
両親は自営業のため、休みは日曜日のみです。 一緒にお歳暮を買いに行こうと誘われたので、その休みに合わせた今日、新宿へ行って来ました。 本当だったら「いつ出産が始まるか分からない妊婦」なのですから、混んでいない平日に行けばいいのですが、こればかりは仕方ありませんよね。 それでも開店と同時に行ったので、そんなに苦労せずに買うことが出来ました。
その後、以前通販で注文した収納家具が届いたので、家に戻りました。 これでやっと押し入れをきれいにすることが出来ます。 また、脱衣所にも収納を設けたのでタオルで占領されていた家具が解放され、赤ちゃんの荷物を入れることが出来るようになりました。 とにかく押し入れがきれいになり、そうへいが「こんな風になるんだ!」と感動していました。
本当に部屋がすっきりして気持ちいいです。
毎日はりきって3時間歩いているのですが、筋肉痛が酷いです。 普段どれだけ自分が運動していないのかを痛感します。 でも、これで股関節が強化されていれば安産にも繋がるんだからと自分を励ましつつ頑張っています。 それにしても疲れました。 実をいえば、もう歩きたくありません。 赤ちゃんのためだと分かっていても、挫けそうになっています。
たまには弱音を吐きたくなるときもあるのです。
昨日は熱発で虚ろだったため確認できなかったのですが、お義母さんからバスタオルが届いていました。 このバスタオルは「入院準備品」の一つです。 産まれてきた赤ちゃんを受け止めるときに使うものなので、汚れが落ちなかったときは捨てても構わないもの、という指定でした。
以前の日記で「わたしの通っている医院はアクティブバース」と書いたと思いますが、巷で言われているアクティブバースとは少し趣が違うところもありますので、今回少し注釈を付け加えます。 わたしの通っているところは、日本に昔ながらにある「自然なお産」をしましょう、というところです。
病院勤務経験があるために、わたしには「病院」でのお産に抵抗がありました。 大体、病院って「病」が付く時点で違いませんか? お産は「病気」ではありません。 だから病院の産科は、「医療行為を受けながらでなければ出産することが難しい方が通う場所」という定義が自分の中にありました。 また、病院によるとは思いますが、わたしの勤務していた病院だと「胎児と妊婦に異常があるのか」というところばかりに視点が集中しており、「(胎児や妊婦にとって)より良い妊娠生活を送るには?」というところにはあまり重点が置かれていないような印象を受けました。 それで、初めのうちは「助産院で出産しよう」と思っていたのですが、それだと妊婦特有の病気(妊娠中毒症など)になった場合、助産院と病院を行ったり来たりしなければなりません。 頻繁に熱発したり体力に自信のない自分には向いていない?と思っていたところ、現在通っている産院と出会いました。
バスタオルの説明に戻りますが、わたしの通っている医院には分娩台はなく、自分が楽だと思う体勢で赤ちゃんを産み落とすことができ、その際には自分で持参したタオルで受け止めてもらうことになります。 だから血液が付着することもあり、洗ってきれいになる場合もあれば駄目な場合もあるらしいのです。 以前お義祖母ちゃんからいただいたタオルは良い物ばかりだったので、もし捨てることになったら勿体ない・・・ということで、「古くて捨てても良いタオルをください。」とお願いしたのでした。
それで、今日になって送って頂いたタオルを確認したのですが、可愛くてフカフカな良いタオルなんです・・・。 え?ちゃんと意図が伝わってなかったかも???と思ったのですが、どうやら「例え捨てることになったとしても、赤ちゃんがこの世の中に産まれてきて一番最初に触れるものなのだから、ボロボロのものじゃ可哀想。」ということで、良いものを下さったようです。 有り難く使わせていただきたいと思います。
注:自然分娩に関しては、あくまでもわたしの価値観の中で「最良」とされているだけであり、この日記はその他の出産方法を選ばれた方を否定する意図はありません。 有名な「ばぶばぶ王国」でも、こういった話題が何度か取り上げられていますので、いろいろな方の意見を参考にされたい方は行ってみると良いかもしれません。
今日も頑張って散歩をし、散歩先の公園で銀杏拾いまでしてきたのですが、そのせいで体が冷えてしまったのか熱発してしまいました。 またそうへいに「困ったねー。」と言われてしまい、自分でも落ち込みます。 どうしてこう簡単に熱発してしまうのでしょう。 お腹は不規則に張って痛いし、熱で具合は悪いし、最悪です。 夕食はそうへいに作ってもらい、わたしは休ませてもらうことにします。 そうへい、いつもすみません。
2002年11月13日(水) |
いい夫婦の日?(健診12回目) |
今日は37週1日での健診になります。 心配していた体重ですが、前回の健診から−700gだったので注意を受けずにホッとしました。
子宮底長32→31 腹囲83.4→82 血圧102/60→104/74 浮腫・尿蛋白・尿糖ともに陰性
体重が減ったせいなのか、子宮底長・腹囲ともに減っています。 頑張って歩いている成果が出て、赤ちゃんも下がってきているようですから、もしかしたらそのせいかもしれませんね。 超音波写真もいただきましたが、例によって分かりにくい写真だったため、今回は載せません。やっぱりそうへい似だったことだけは、お知らせしておきます。
BPD(児頭大横経)は85.3→89.7、推定体重は2,164g→2,454gでした。(前回の測定は10/29です。) 「もう少し体重あると思うんだけど・・・。」と先生が言っていたので、もしかしたら推定体重よりも重たいかも知れません。 それもあってか先生は「もう産んでもいいですよー。今日でもいいくらい。でも、そうねー、22日あたりがいいんじゃないかしら。」と言いました。 ここの産院は計画分娩は行わないため、「22日で。」「はい。」と産めるわけではないのですが、そう言われると本当に21日あたりから産気づきそうで怖いです。 最近、もの凄くお腹が張り、前駆陣痛かも?と思っていたところなのでますます信憑性が高いです。 ということで、来週末か再来週には出産しているかもしれません。
2002年11月12日(火) |
出産前、一番最後に会う友人は?【37週0日】 |
昨日、わたしが一人だと知った友人のSちゃんから「大丈夫?」と電話がありました。 「タクシーで病院まで行くのも大変だし、もし今日・明日で何かあれば家にいるから連絡ちょうだい。」との申し出でした。なんて有り難いことでしょう。 お礼を言い、そうへいは12日の午後には戻ってくるからその後お茶をしよう、という話になりました。 それで、今日はSちゃんとお茶です。 先月出席した友人の結婚式の写真を見せてもらったり、色んな話が出来て楽しかったです。 もしかしたら、出産前に会う友人の一番最後はSちゃんかもね。なんて話をして分かれました。
そういえば、15日の健診予約が急遽明日に変更になりました。 体重が増えていないか心配ですが、沢山歩いたので大丈夫だと信じたいです。
そうへいは所用のため、今日から松本に住んでいる両親の元へ帰ります。 そしてわたしは実家にいるとはいえ、日中は一人で過ごすことになりました。 明日から37週で、正期産(いつ産まれても大丈夫な時期)に入ります。 「そうへいが家を出た途端、おしるしが来たりしてー。」とからかうと、お腹に向かって「あかぽこー。お願いだから、お父さんが帰ってきてから産まれるんだよー。」と話しかけていました。 本当に不安なようで、明日には戻ってくるから!と7時ごろ出かけていきました。 両親も「何もないと思うけど、何かあったらすぐに携帯に電話するんだよ。」と仕事にいきました。 産院の緊急連絡先もタクシー会社の番号もしっかり準備してあるので、大丈夫なんですけどね。
5時半 起床。両親のお弁当を作る。 6時頃 朝食。 7時頃 両親を送り出したあと朝食の片づけ。 その後3時間散歩 12時頃 昼食。 その後食材の買い出しと洗濯物を取込む。 合間をみてスクワットなどのトレーニング。 17時頃 夕食の準備。 18時頃 夕食 19時頃 夕食の片づけと明日のお弁当の下ごしらえ
これがわたしの一日です。 産休中は暇でしょ?と言われますが、仕事をしていた方が楽だった?と思うくらい過密スケジュールです。 「出産すれば(これらから)解放されて、当分はおっぱいさえあげていればいいから楽勝?」と不謹慎なことを考えてしまいます。 育児は育児でとても大変だと分かっていますが、なにぶん始めてのことで想像がつきません。 だから、今目の前にある現実から逃げようとするのでしょう。 というわけで、わたしの時間が空いているときにそうへいがパソコンを占領していると、思うように日記が書けないのですが、今日はいつでも使い放題なので嬉しいです。
あんなに食べたにもかかわらず、恐れていた体重は全然増えていませんでした。 でもそんなことは些細なことです。
・・・風邪をひいてしまいました。
朝起きたら異様に体調が悪く、「昨日の焼肉のせい?」と思いつつ熱を計ったら微熱でした。 頭痛とめまいと吐き気と喉の痛み。 これはもう、紛れもない「風邪」です。 先日の健診で「くれぐれも風邪はひかないように。」と言われたばかりなのに、早速ひいてしまい、自己嫌悪です。 「お父さんがいけないんだ!」と責任転嫁をしつつも、今日は散歩を中止して、大人しく家にいることにしました。(散歩に行こうとしたら「ひき始めが肝心だってお父さんに言ってたでしょ!」とそうへいに怒られたので・・・。)
とにかく早く治さなくては・・・と布団で横になっていると、リビングの方から母親の興奮した声が聞こえてきました。 どうやら母方の叔母(以前の日記で書いた「切迫流産で安静中の従姉妹」の母親です。)と電話をしているようです。 そして、電話が終わったあと母親が来て「もう遅いってよ!!!」と猛烈に怒られました。 話の前後が見えずに、とりあえず母親の話を聞いていると、わたしの出産準備が遅いと怒っているようでした。
たしかに・・・。 まだ、入院準備すら終わっていません。 しかも、布オムツや肌着の水通しも済んでいません。
叔母の話によると、9ヶ月頃には終わっていなければならないのに、臨月に入っても何も済んでいないのは遅い、いつ産まれてもおかしくないんだから、何かあったときに困る、というのです。 わたしも「ちょっと準備が遅いかな?」とは思いましたが、おしるしがあった後すぐにお産になるわけではないのだから、「おしるしが来たら用意しよう」とのんびり構えていました。 でも、破水から始まるお産もあるわけですから、悠長すぎたかもしれません。 「りなは具合が悪いんだから寝ていなさい、お母さんがオムツを洗ってあげるから。」 という言葉に甘えて、母親にオムツと肌着の洗濯をしてもらいました。 さすがに乾いた物をたたんで仕舞うのは自分でやりましたが、赤ちゃん用品はすぐに使えるように準備が完了し、入院準備も8割方終わりました。
実は、出産準備以外にも「哺乳瓶を購入していない。」ことに対しても怒っていましたが、「母乳哺育をしたい」というわたしの希望と産院の指導により「必要なし。」と判断され、購入していないのです。 粉ミルクオンリーの子育てをした母親的にはとても不安なようで「母乳だけだと赤ちゃんは小さいらしいから、せめて混合にすれば?」と言っていましたが、わたしは自分のやり方で育児をしたいと思っており、母親も「りなにはりなのやり方があるから。」としぶしぶ納得してくれました。 「西友(徒歩1分の近さにある)は23時まで営業しているんだから、いざとなったら(買いに)走ればいいよ。」と言ったらそれなりに安心したようです。 きっと母親的には、粉ミルクを飲ませないまでも白湯を飲ますときに哺乳瓶があれば、自分も赤ちゃんに飲ますことが出来る、と期待していたのでしょう。 「おばあちゃん」の夢を壊してごめんなさい。
胃の調子が悪いのに。 もう体重を増やしてはいけないのに。 「出産したら(良い母乳を出すために)もう肉は食べられない!」という思いに突き動かされ、誰にも内緒で「高級焼肉食べ放題」へ行ってきてしまいました・・・。
久しぶりに行った高級焼肉は、やっぱり高級でした。 「本当に食べ放題の肉なの?!」というくらい霜が入っていて、ジューシーで、とろけました。 ヒレ肉とロースとハラミと骨付きカルビとタン塩がとにかく美味しくて、もう思い残すことはありません。 そうへいと二人で「次にこれを食べられるのは1年以上先になるんだね・・・。」と話しながら、お腹一杯になるまで食べました。
体調が悪いのに、覚悟の上での「食べ放題」です。 もうどうなってもいいです。 今日も沢山歩きましたが、明日も沢山歩いて体重が増えないように頑張ります。
2002年11月08日(金) |
あと4日で(健診11回目) |
今日は助産婦外来での健診です。 いつも週数ぴったり(たとえば35週0日、とか)での健診だったのですが、今回は36週3日での健診になります。また、助産婦外来という関係上、お楽しみの超音波はありません。
子宮底長31→32 腹囲83→83.4 血圧96/54→102/60 浮腫・尿蛋白・尿糖ともに陰性 体重は前回から+500gも増えてしまい、もうこの先は増やさないでください、と言われてしまいました。
「臨月に入ったら一段とお腹が大きくなる。」と聞いていましたが、わたしのお腹は一向に大きくなる気配がありません。(妊娠線もまだ出ていません。) 母親の母子手帳(わたしを妊娠中の時のもの)を見せてもらいましたが、妊娠6ヶ月ですでに腹囲は85を超えており、「お腹が大きいね。」とよく言われるのは体に対する相対的なもので、標準から言えばあまり大きくないのかも?と思い始めました。 それでもわたしの体に対してお腹が大きいという事実は変わらないため、食べたものを消化できない状態が続いています。胃が圧迫されて、ここのところ吐いてばっかりです。
お腹の上から赤ちゃんの形がはっきりと分かるようになったので、子宮壁が薄くなっているんだな、と実感すると共に、一日に何度もお腹が張るので「出産は近いのかな?」と思っています。 それを裏付けるように「あと4日もすれば(37週にはいるから)いつ産まれてもいいね。」と助産婦さんが言うので、そうへいは「心の準備が!」と焦っていました。 更に「頻繁にお腹が張るのは安産のしるしよ。」と言ってくださったので、なんだかとても心強いです。 とにかく、もう体重を増やさないことと、よく歩く(運動する)ように言われました。
やっぱりよく歩いている妊婦さんはみなさん安産だそうです。 お産の進み具合により「こんな体勢になって。」と随時指示が出るのですが(わたしの通っている産院は、アクティブバースです。)、そういう妊婦さんは陣痛が酷くても「ひょい。」と体勢を変えてくれるそう。逆に運動が足りない妊婦さんは動きが鈍いらしいです。 それを聞いたら(2時間半で疲労困憊しているわたしは、かなりまずいかも・・・。)と心配になりました。 もっと努力しなくてはいけませんね。
あと、「くれぐれも、もう風邪はひかないでください。」と注意を受けました。 助産婦さん曰く「首の後ろに風邪をひくツボがある」そうで、家にいるときでも首にタオルを巻いて冷やさないように、と言われました。 実はここのところ父親が風邪をひいていて、「止めてよー!わたしに移さないでよ!!引き始めなんだから葛根湯飲んで早く治して!」というやりとりを家でやっていたのです。 家に帰ったら、さっそく首を暖めたいと思います。
昨日・一昨日と体調が良かったのですが、今日は散歩の途中で具合が悪くなってしまい、2時間で切り上げました。とても不本意です。
明日は健診があるというのに、体重が微妙に増えているのも気になります。 おかずは粗食で主食はお粥、なにより沢山歩いているのに体重が増えるのはどうしてでしょう。泣きたいです。
体調が悪くて、今日は夕食を母親に用意してもらいました。 そして折角作ってもらった夕食を吐き、ぐったりです。
おやすみなさい。
散歩は朝・夜の二回(各1時間半程度)に分けていましたが、そろそろ寒くなってきたのと産休に入ってまとまった時間が出来たこともあり、昨日から一回(3時間)にすることにしました。
昨日もそうでしたが、いつもの時間(1時間半)を過ぎると右足の関節が痛くなってきます。 歩き方に癖があるせいで利き足に負担がかかってしまうのだと思いますが、とてもきついです。 それでも毎朝自分で行っている胎位確認で赤ちゃんの位置が上すぎるので、「頼むからもっと下にさがって。」と祈るような気持ちで歩くほかありません。
2時間くらいなら余裕で歩けるようになりましたが、2時間半を過ぎると疲労が違います。 散歩から帰ると足腰はガクガクで眠気が襲ってくるのですが、こんな体力では本番(お産)の時に困りますね。 「3時間なんて、余裕!」と言えるほど、頑張って歩き込みたいと思います。
2002年11月05日(火) |
今日から臨月!【36週0日】 |
ついに臨月に入ったため、重たい腰を上げて入院準備を始めることにしました。 産院からもらった「入院準備品リスト」には「前開きが出来るパジャマ」と書いてありますが、わたしはいつもトレーナーもしくはTシャツの下にジャージ等のズボン、という格好で寝ているのでパジャマを持っていません。 これは「授乳がしやすいように」ということなので、それで入院しても構わないそうですが、寒い時期にトレーナーを胸の上まであげて授乳するところを想像すると、お腹が寒そうでいけません。 それで、授乳口がついたパジャマを購入していたのですが、こういったものはMサイズからしかなく、当然わたしには大きすぎます。 「早く裾上げしなくちゃ。」と放っておいたのを、今日裾上げすることにしました。
着用した状態でちょうど良い長さに調整し、まち針を打ちます。 チャコで印を付けたあと余分な部分をハサミで切ってから二つ折りにし、しつけ縫いをしたのち、ミシンでまつり縫いをしました。 ミシンを使うのは久しぶりでしたが、赤ちゃんが保育園へ通うようになると、通園グッズをミシンで縫わなければならないそうなので、「これも良い練習」と思って作業しました。
今日は裾上げだけで力尽きてしまったので、続きの「入院準備」はまた気が向いたときにでもやろうと思います。(と言っている間に陣痛が来たら困りますね。)
「痛い痛い」と聞いてはいましたが、本当に9ヶ月に入ってからの胎動は痛いです。 明日から臨月ですが、これより更に激しくなると思うと少し怖いです。
胎動、どれだけ激しいかというと、わたしの体全体が横に揺れるくらい動きます。(本当に揺れる。) 肋骨下部分に向かってお尻と足でのキックが、交互もしくは同時に入り、それは「こりっ」と音が聞こえてきそうな程の強さです。 先日は胎動の痛みで真夜中に目が覚めました。(といっても、大きくなった子宮に膀胱が圧迫されて、2・3時間ごとにトイレに起きているのですが。) 凄いときは頭・手・お尻・足が同時に伸びるので、お腹が四方に膨らみます。 そして足が右脇腹から飛び出たままという状態がよくあり、そういった時はわたしが手で中に押し込んでいます。
少し困るのは、胃の方に向かってせり上がってくること。 安産のためには、赤ちゃんをなるべく下へさげて、子宮口を薄くしなければならないのですが、これではいつまで経っても薄くなりそうにありません。 ますます散歩に手が抜けません。(歩く振動で下へさがるそうです。)
本当に元気で、色んな人に「暴れん坊」と言われてしまっているあかぽこですが、元気が一番なので、嬉しいです。
我が家には脱衣所がありません。 「廊下の扉を開けるといきなり浴室」という作りなので、わたし達だけの時はいいのですが、そうへい家の両親が泊まりに来たときに、お互いかなり困ってしまうのです。 それで先日、天井に取り付けるタイプのカーテンレールを購入し、父親が取り付けてくれるというので「わたしの両親+わたし達」の4人で久しぶりに家に戻りました。(注:今年中は実家に滞在しています。) カーテンレールの取り付けの他、もう今年中は何度も家の様子を見ることが出来ないため、今日はベランダとお風呂場の大掃除をしました。 「しました。」といっても、わたしは途中で体調が悪くなってしまい、またトイレに籠もっていたため、わたし以外の3人で頑張っていました。
そういえば、前から気になっていた「押し入れ」ですが、まだ全然片づいていません。 というのも、わたしが押し入れ収納グッズを通販で購入しようと思いつつも注文していなかったからです。 そこで、今日こそ!とばかりに押し入れの寸法を測り、注文しました。 少し予算が足りなかったので欲しかった「押し入れ収納タンス」を購入することは出来ませんでしたが、棚類を2種類購入したので、少しは片づくと思います。 10日後には届くそうで、今から楽しみです。
少し良くなってきたかと思われていた「吐き気」。 ところが、また昼食を16時頃に吐いてしまいました。 散歩・スクワットによる筋肉痛と共にやってくる吐き気と戦うのは疲れます。 夕食を作るどころか、結局夕食を食べることすら出来ませんでした。 おかげで自分の中でのノルマ/踏み台昇降(15分間)のトレーニングが出来ず、不本意です。 吐血はしなかったので、それだけは良かったと言えますが・・・。 今日は早めに休んで、明日に備えたいと思います。
今日は年賀状の発売日です。 いつも散歩している道沿いに郵便局があるため、早速購入しました。 今回の年賀状は赤ちゃんが生まれたあとになるので「あかぽこ写真を入れた、いかにも『親ばか』な年賀状になるのかねぇ。」とそうへいと話しています。
ところで、わたしと同い年の従姉妹はわたしを含めて3人いますが、全員妊娠中です。 その中の一人、現在4ヶ月の従姉妹が切迫流産で現在自宅安静中だと聞き、心配しています。 来週検査の結果が分かるそうですが、同じ妊婦としても不安な気持ちが伝わってきて、わたしまで憂鬱な気分です。
振り返ってみると、わたしはつわりは酷かったといっても重度の「悪阻」にはならなかったし、吐血はしたものの、入院までは行きませんでした。 また、階段から転げ落ちるという失態もありましたが、打撲で痛い思いをしたのはわたしだけで、こうした間、赤ちゃんがずっと元気でいてくれたのは有り難いことです。 血圧や浮腫を見る限り「妊娠中毒症」にもならないと思いますし、そんなに大変な妊娠生活ではなかったのかな?と思います。 それもこれも、逞しい「あかぽこ」のおかげですね。 このまま安産でお願いします。
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