ディリー?闇鍋アラカルト
DiaryINDEX|past|will
新しい高血圧のガイドラインに準拠するとなれば、治療対象者が3000万人増え、1兆円以上の医療費が余計にかかり、しかも4万人以上の薬害による死者が増える可能性については既に書いている。http://www.enpitu.ne.jp/usr9/bin/day?id=99310&pg=20040824 これは交通事故死、自殺よりも高い数値だ。癌死者30万人には及ばないが、血圧降下剤は癌を増やすという統計が有るので、その死者の中には血圧降下剤による薬害である場合もかなり有り得るのだ。 また、コレステロール低下薬についても、同じような事が言えるし、この場合も癌を増やす事が明らかになっている。この場合もガイドラインの数値が低い方へ変更されている。 つまり、既に血圧低下剤やコレステロール低下剤による薬害は癌死などという形で既に一万人を超え、専門学会のガイドライン引き下げによって、更にその被害が広まろうとしている事になる。 これって、大事件じゃないの? 彼の9/11同時テロ事件にしたって、死者数は一万人に満たないわけだから・・・ でも、新聞では報道されていないよね。TVやラジオでも報道されないし・・・ 9/11同時テロ事件よりも多くの人に関係し生命にとっても重要と思える事なのに。 何を報道するかを決定する立場にある人たちは知らないんだろうね。 それとも、医薬業界からクレームでもつくのかな? そんなのを報道したら、お前の会社にCMは頼まないぞ、なんてね。 専門医師会は何を優先させてそのような決定を下すのだろうか? マスコミが優先して報道する事はその陰にどのような事情があるのだろうか? 私たちは踊らされている存在で有り続ける必要は無い。
2004年09月28日(火) |
必要なのは悩む事じゃなくって・・・ |
「君に必要なのは悩む事じゃなくって、考える事なんだよ」というような言葉が14歳からの哲学入門という本に書いてあって、それって、私にとって目からウロコでしたよ・・・ と掲示板のお友達が電話の向こうで言ってたので「それって、女の人が書いた本でしょう?」 Yesの答え。その本の事なら、NHKのラジオ番組で著者がゲスト出演して、その話しを聞いた事がある。 この会話は救い・悟り・宗教という内容で話し合っている中で出てきたものだ。
宗教家は救いについて語るけど、実際にアトピー性皮膚炎で悩んでいる人を救えますか?鬱病に悩む人を救えますか?家庭不和にどのようなアドバイスが出来ますか? 御本尊様を信じれば、お題目を唱えれば悩みは解決しますか? だから、僕は特定の宗教を勧める事はしないし、信じる事を勧めもしない。 救いについて語らないけど、具体的にその人が取り組む道筋の見つけ方を示唆する。 こういうやり方って、大抵の宗教家のやり方よりも効果的だと思うけどなあ。 勿論、冒頭の哲学入門もね。 悩む事から「考える事」にシフトチェンジした時点で、悩みの苦痛は軽減するはずだからね。悩みの種は依然として存在したとしても。
僕いなっちはこのサイトを始めた時には年30兆を超える医療費は4分の1程度で済むのではないかと思っていた。 それは生活習慣をより合理的にする事によって達成出来ると考えたのだ。 つまり、お医者さんが言う「しょっぱい物を減らしましょうね」では達成できないけど、このサイトの味噌汁の作り方なら簡単でおいしいので達成しやすいからね。 けれども、このサイトを始めて医療情報に多く接するようになると10分の1程度まで削減可能だと考えるようになった。 それは、必要のない人に薬が投与されている事が非常に多いという事が分かってきたからだ。 しかも、それらは新たな病気を作り出す可能性も大きい。 抗生物質・ステロイド・鎮痛剤などの使い方について見直す必要がある。 血圧降下剤の問題点には既に書いた。 コレステロール低下薬についても、最も健康な人までも投薬対象とされているという統計がある(こういう事態をもたらすガイドラインが問題なのだ)。 「下げたらあかん!コレステロールと血圧」の著者浜六郎さんによると、コレステロール低下剤は9割までが必要のない人に投薬されているとの事だ。 そして、最近ニュースになっている自民党と日歯連との癒着・汚職事件http://www.asahi.com/special/nisshiren/ 。関連記事と http://www.npojip.org/sokuho/040417.html を読むと、 ・・・・・・・ 私たちが1994年から95年にかけて実施した「薬価の国際比較」では、日米英独仏の5カ国比較で日本が最高でした。しかもその高さがすごい。アメリカやドイツの1.3〜1.5倍はまだしも、イギリスやフランスとは、2.5倍〜3倍もするのです。 ・・・・・・・・・・・・・・ という事なので、政治的な部分だけで医療費はかなり釣り上がっていたと言えるだろう。 そして、政治家は国会で消費税や保険料の値上げについて審議する。 これは公然の搾取と言えるだろう。民主主義の腐敗・未熟・・・
食事指導というのは、「しょっぱいものは控えて下さいね。」などという医者や栄養士によって指導される内容を指している。 そして、それがどのような効果を生むのか?という事をこのサイトのコラムにある「見えない教育」 http://www4.ocn.ne.jp/~inaryou/column/column_frame.htm に書いた事と関連して、書いてみようと思う。 教育の効果というのは、教育する側とされる側の関係によって狙った通りの効果が有るとは限らない。 それは、「勉強しろ」といわれた子供が勉強が出来るようになるか?という事にも共通している。 多くの場合、自分から勉強をする子供にはならない。 嫌々、仕方なく勉強するような子供になる。おとなになり、自分の収入が低いと、勉強しなかったのが理由だと考える傾向に有るようだ。当然、自分に子供が出来ると、「勉強しろ」と言うおとなになりやすい。 そういう教育・指導の有り方は不毛だと考えている。 さて、では、食事指導について考えてみよう。 食事指導は僕自身されるという事はないけれど、見聞した限りでは、「しょっぱいものを控えるように」「卵はコレステロールが沢山含まれてますから良くありません」とか「カロリーの多いものはだめですよ。おいしいものばかり食べないようにして下さいね」というような感じであるように思われる。 さて、これで改善出来るものだろうか? しょっぱいのが好きな人はフラストレーションを起こしそうに思える。 食事指導されても、おいしくなりそうにない。 だから、まずいのを嫌々食べて欲求不満を起こすのが関の山だ。 こっそりとしょっぱいのを食べたり、たまにはステーキの馬鹿食いもしそうだ。 だから、食事指導はおいしく変わるのでなくては、そしてより簡単に経済的に出来るのでなければ意味がない。 つまり、医者の食事指導といっても、それは達成できても欲求不満の起こる可能性が大きく、達成しやすいやり方までは教えられる程料理の腕前も無いので結局無駄/有害になっているのではないか?と思ってしまう。
「医原病(講談社)」で近藤さんが引用していた資料の中に、フィンランドの保険局による15年間に渡る食事・健康管理の効果に関する大規模調査が有る。(80p) その調査では、40〜45歳の上級管理職約600人を選び、彼らに定期的検診、栄養学的チェック、運動、タバコ、アルコール砂糖などの摂取の抑制に従う事を承知させた。 その結果を数量的に明らかにするために、同じ職業分野に属する別の600人のグループを選び、アンケートの目的については一切知らせず、ただ、定期的に彼らの健康調査票に回答を書き込んでもらい、両方の比較を行ったのだ。 その結果は、心臓血管系の病気、高血圧、死亡、自殺いずれの数も一方が少なかった。だが、驚くべき事に良い方の結果にあずかったのは、実験対象のグループではなく、反証グループだったのだ。 つまり、健康管理の対象にされなかったグループだった。 対象グループでは67人が死亡しているのに、反証グループでは46人だった。 フィンランドの医師たちは仰天した!
この内容は朝日新聞の天声人語でも紹介されたらしい。 さて、この事をどう解釈するか? 対象グループでは、タバコの量もアルコールの量も少ないだろうし、栄養学的指導もされている。それなのにこの結果はその方が健康に悪い影響を及ぼしていると解釈せざるを得ない。 近藤さんの解釈では、検診による悪影響なのではないかというものだったが、僕の解釈はちょっと違う。 では、僕の解釈は・・・・・いずれ日を改めて・・・・・
最近血圧計を買った。 それで、腕を上げた状態で計ったり、起きてすぐに計ったり、走った後に計ったりいろいろやってみて遊んでいる。 勿論他の人の血圧も測る。
それで分かったのは、血圧は時刻と状態を一定にすると、結構安定した値が出るとは言うものの、実際にいろいろ遊んでみると、数分の違いで大きな差が出る事もある。 病院で計ると高めの値が出やすいというのは良く知られていて、白衣高血圧という。 医者の前では緊張しやすく、「高い数値が出なければ良いが・・・」などと不安な気持ちでいると、それが血圧に表われて高い数値が出やすいのだ。 3時間も待たされたらいらいらして、これも高い数値の原因になる。 そこで、病院でも基本的には2度血圧を計る事になっているらしい。
僕が計った人で170台の数値が出た人がいた。これは古い基準でも新しい基準でも高血圧と診断される数値だ。 そこで、僕はもう一度計る事を提案した。 「深呼吸するだけでも下がったりするんですよ。イメージ誘導なんかするとさらに効果的ですね。海辺に座って、落ち着いた気持ち・・・・ザザーッと波の音が聞こえる。気持ちがどんどん落ち着いて行く・・・ザザーッ・・・」 で計ってみたら、30くらい一気に下がっちゃいました。 という事は、患者を飯の種にしたい医者は、患者を散々待たせて、計る前に高血圧の怖さを言って脅して、緊張させて、一度だけ計ればかなりの高率で高血圧と診断される数値が出るという事になります。
さて、そんな診断をされても良い事は何もないので、血圧を計る時にはゆったりした気持ちで計りましょう。 2度計りましょう。一度だけしか計らない医者は信用できないかも知れません。 一言医者に言いましょう。「もう一度計って下さい」と。 血圧の薬を渡そうとする医者がいたら、「その薬を飲む事による延命効果についての資料がありましたら見せて下さい」と言いましょう。
|