2003年11月13日(木)
東京永田町の自民党本部、総裁応接室には歴代総裁のお写真が飾られて いるそうです。 勿論、お邪魔したことないから、見た事はないけど・・・。 そのお写真に只お一人だけ、欠落しているのが、第14代総裁、海部俊樹氏。 時は1994年6月。 細川・羽田内閣の元で、野党になった自民党が、社会党・新党さきがけと 組み、社会党の村山富一氏を首相に押し立てて、政権与党へ返り咲きを 果たしました。
余談ですけど・・・社会党を一躍大きくしたのは、「山が動いた」の名台詞で 知られる土井たか子氏。 何時の間にか何処からか出てきた村山富一氏は、時流の中で総理大臣になっ たけど、社民党と名前を変えた後、又党首に引っ張り出されて・・・今日辞任。 そういう意味で言うと村山氏はいい星の元に生まれてきたのでしょうかね。 次期党首に噂されている人は何人かいるけど、その中の一人とは、以前お近 くに住んでいた。 「政治家になって偉そうな事を言う前に、自分の子供の面倒をしっかり見 ろ!」というのが、専らの周りの評判。
話を元に戻して・・・ この首相指名選挙で党議に背き、自民党と対立する新生党などに推される形 で立候補したのが海部氏でした。 結局海部氏は敗れて自民党を去り、新進党→自由党→保守党→保守新党へ。 海部氏の写真はこの時総裁応接室から消えたそうです。 今回の選挙で敗れた保守新党が自民党に合流すると最高顧問の海部氏も戻っ てきますが、この応接室にも写真は戻ってくるのかしら?
又々余談・・・ あの時海部氏を応援したメンバーの一人に中曽根氏がいた。 中曽根氏が応援を表明した事で結構票が伸びるかと思われたのに、結果は逆 だった。 却ってその事が裏目にでたのでは?という声もあった。 当時海部ファンだった私は「中曽根め!」と思ったのを覚えているし、それ 以来あの古狸は虫がすかん。
さて歴代自民党総裁の中で一人だけ総理大臣の椅子には座ってない人がいま す。 誰でしょう? 正解者には・・・何もでません。
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