2005年07月24日(日)
先日、雅子妃殿下が、皇太子殿下と一緒に愛知万博を視察なさった。 1年8ヶ月ぶりの地方公務への復帰。
皇太子ご夫妻は、この公務に愛子内親王をお連れになりたいと希望されていたようだが、その願いは聞き入れられなかった。 結果的には、私はそれでよかったと思う。 日帰りとはいえ、幼子を残されてくるということは、雅子妃殿下はご心配だっただろうし、お寂しい思いもなさっただろうし、愛子内親王がご一緒なら、気持ちも和らいだかもしれない。 しかし、その反面、普通の外出でも幼子が一緒だと気を遣う。 まだ、ご自分のことで精一杯の雅子妃殿下には、それは早急すぎる…と思うからである。
しかし、このご希望が聞き入れられなかったのは、前例がないということと、復帰最初の地方公務にお子様同伴というのは、国民感情がどうか?という理由であったと聞いた。 まだ「前例がない」って言っている。 そんなことを言っていたら、いつまでたっても、何も新しいことはできない。 なければ、作ればいい。 やってみて、失敗だったら、次からはやめればいい・・というわけには、いかないのだろうか。
皇太子殿下が幼い時に、ご両親と東京オリンピックを見学なさったが、これはご公務ではなかったらしい。 大阪万博もお一人でお出かけなさったが、これも公務ではなかったという。
今回、皇太子ご夫妻は、ご公務、愛子内親王はご公務でないという形も取れたらしいが、これだと、ご公務である皇太子ご夫妻の費用は、宮廷費になり、ご公務でない愛子内親王は内廷費になって、面倒らしい。 穿った見方をすれば、そういう面倒なことが厭で「前例がない」とか「国民感情が〜」とか理由をこじつけているわけではないだろうか、と思えてしまう。
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